表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ん……から始まるライトノベル  作者: 桜木姫騎
4/5

人間スパゲッティ

 運動部の部活中に校外を走り込んで居ると、

同じく校外を走り込んでいる他所の運動部達が目に入った。


 疲れて息が上がっていたので少し休んでいると、

どうやら向こうも少し休んで歩いているようだった。


「先輩~待って下さいよ~」


 後輩の一人らしい女子が弱音を吐いていた。


「ウチ、お昼忙しくて昼食食べられなかったんですよ~」


 すると先輩らしい女子部活が渋々した顔で


「仕方ないわね……」


 そう言うと、先輩は釣具屋さんへと足を運んで

銛漁(もりりょう)に使う(もり)を購入して戻って来た。


 すると、先輩は唐突に銛を自身の腹部へ

深々と突き刺し、


「人間スパゲッティ!!」と

銛で腸を引きずり回し出しながら叫んで絶命した。


 それだけでも異様な光景なんだが、

それ以上に信じられないのが後輩の方で、


「凄い!」

「美味しそうですよ!」

「先輩!!」


 っと動向を開き舌を出して涎を垂らして叫び出した。


 あまりにもショッキングな光景に具合が悪くなったので、

少し脇道へ避けて歩いていると、

目の前を女の子を連れた妊婦さんが前を歩いて来た。


「ママ~」

「お腹空いたよ~」


 っと子供がグズり出したので、


「マキちゃんはもう直ぐお姉ちゃんになるんだから」

「我慢してね」


 っと言うもグズる一方だ。


「仕方ないわね」


 そう言うと妊婦さんは、手提げ袋から黒い瓶を取り出し

中の液体を頭から被って、ライターを手に取りだした。


「人間BBQ(バーベキュー)……」

「あ!親子丼か……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ