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ん……から始まるライトノベル  作者: 桜木姫騎
1/5

釣りの穴場

 夜釣りの穴場と呼ばれる場所へと足を運ぶも

中々釣れない。


 段々とシラけて来たのでもう帰ろうかと思っていた矢先、


「釣りですか……?」


 何処からともなく一家が声を掛けてきた、

足音一つしなかったのが少し気になった物の

気が付かなかっただけだろうと、自分を納得させ。


 ボチボチですがそろそろ御開にしようかと

と見栄を張りながら、その場を後にしようとする。


「そうですか……」

「私達も今夜は釣りでして……」


 時刻は11を回っており、こんな夜更けに子供も一緒なのと

子供にしては妙に物静かでグズるでも眠っている様子も無く

只立って沈黙なのも気になるが、

気味が悪いので半ば逃げるように

その場を後にした。


 その数日後、警察が自宅を尋ね

任意同行を求められた。


 訳が分からず、困惑していたが

夜釣りをしていた日の夕方時刻のアリバイを遠回しにだが

聞かれ、その時間は夜釣りの準備の為に

釣り具屋さんに立ち寄っていたので直ぐに確認が取れた。


 警察に聞いてみると、あの人夜釣りをしていた海岸付近の

木で一家の首吊り心中があり

次の日の朝に発見されたと言う。


 更に、彼所は首吊り自殺の名所で

地元の住人達は夜間滅多に近付かないと言われた。

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