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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
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会議へ向けて

完成したので投稿です!

お楽しみつか―サイン!…かみまみま…

 しばらく地下一階の入り口付近でまったりしていたソウル達は、リアルの時間が夕食時に近くなって来たので、ここを引き上げる事に決めた。各隊長達に連絡を取り、ここを引き上げる事を伝えると、地下から次々とプレイヤー達が梯子を上がって来た。そのプレイヤー達は、全員ホクホクした顔で地下一階に集まって来ると、ソウルが近くに置いてあった小型のコンテナに上り全員を見回した後、口を開いた。


「そろそろ夕食時なので、拠点へと帰りますよ~扉を通る時は一人ずつ並んで通ってください」


「おう、お前ら!センサーに引っ掛かるようなことはしてねぇだろうな?していたら、ソウルがトラウマを刻み込まされるぞ?それも死ぬまでの奴だ!?いいか?今なら間に合う!急いで取った物のを置いて来い!」


 ソウルに続いてユメミルクが警告すると、2人が地下に戻って行くのが解った。


「ログアウトして何とか逃げられると思っている人は、無駄ですので置いて来てください」


「そんな事する人いないって私は信じているよ?もししてたら‥‥私はそんな人除隊処分にしてブラックリストにいれちゃうんだから!」


 ホワイトローズも(わざ)とらしく声を上げると、数人が地下へと向かって行った。


「では、帰りましょう」


 ソウルが、コンテナから降りて扉へ向かって行くと、その後ろにプレーヤー達が続いて行った。ソウルが扉を通ると、扉と密着して置いてある箱型の通路が置いてあった。その通路の壁は透明になっており天井付近には幾つ物丸い機械が付いていた。


「マスター、スキャン装置の中をそのままお通り下さい」


「分かった」


 ソウルは、マギアの本格的なスキャン装置に驚きつつ通路を通って行き、マギアとティーがいる場所に向かうと、箱型の通路の中にアップルが見え壁にクリアと言う文字が緑色で表示されていた。


「外側から見るとこうなっているのか」


「はい、マスター達が来るまで時間があった為スキャン装置を改良してみました。いろいろ機能を追加したので見てください」


 マギアがウィンドウを操作すると、丁度箱型の通路にユメミルクが通っていて、そのユメミルクの体が透けて行き全身の骨が見えた。


「ミノタウルス種の骨ってこうなってたんだな…」


「はい、このように体内に危険物を持っていても分かるようになっております。ちなみにエロ目的では使えませんのであしからず…」


「左様か…」


「…あれ?対して興味ないですか?」


「中身を知っているとな…」


「…なるほど…」


 次々と通って来るプレイヤー達を観察する事で時間を潰していたソウル達は、薔薇乙女騎士団の隊長達が通路に入って来るのを見ていると、突然通路に設置された回転警告灯が動き出し、警報音がけたたましく鳴り響いた。


「通路内にいる方はその場で立ち止まってください!」


「…ハピネスカラーさん…」


 ソウルが嘆く様に手を目に伏せると、通路の壁にはハピネスカラーが赤色の文字でアウトと表示されていた。


「…ハピネスカラーさん…貴女…やってしまいましたね…」


「なななな!何言ってるのか分からない!言いがかりよ!」


「ハピちゃん…ちゃんとソウルに話せば許してくれるよ…だから、ね?」


「よりにもよって隊長格の者がやってしまったのじゃ…」


「これはケジメ案件だよ!」


 マギアの言葉で、通路内にいるハピネスカラーに隊長達の視線が集まり、ハピネスカラーはあからさまに動揺し始めた。ルージュが自首を促す様に語り掛けた後、ホープが呆れ、ピンクパンサーが腰にある双剣に手をかけた。


「ふ…ふふ…ソウルのお仕置きがどんなのか‥‥楽しみ」


「あらあら…」


 ブラッドローズが怪しげに笑い、クラウンが怪訝な顔をしながら口元を扇で隠すと、ソウルが通路の出口に立って腕を組んだ。


「…とりあえず、持って来た物全部出してもらえますか?」


 ソウルが眉を寄せて睨むようにハピネスカラーを見ると、ハピネスカラーは観念したのかアイテム欄からゆっくりと取った物を出し始めた。


「こ…これで全部…」


 ハピネスカラーは呟く様に言うと、ソウルはマギアの方を向いて確認すると、マギアは球体を左右に振ってハピネスカラーの言葉を否定した。


「っち…もっと持ってんだろ!おい、ジャンプしてみろよ!」


 ソウルの目が次第に睨み殺すぞと言わんばかりになり、ハピネスカラーはその場でジャンプしてみるとアイテム欄にある取って来た物がすべて飛び出て来た。


「ああ、そんな!?」


「ハピちゃん…こんなに…」


「よくこんなに取ったな!…逆に感心するぜ!」


「え?ハピネスカラーは機工士じゃなくてシーフだったのじゃ!?」


「うぁぁぁぁん!これらがあればうちの隊の懐事情が改善されるよぉ‥‥皆貧乏が悪いのよぉ‥‥」


 ハピネスカラーが自ら出した分が全体の一割しか出しておらず、山の様になったアイテム類を見て全員が呆気に取られてしまった。泣き出したハピネスカラーを他所にソウルは、マギア視線を移すとマギアは球体を一度だけ縦に振った。それを確認したソウルは、視線をハピネスカラーに戻し、ため息を一度だけ吐いた。


「貧乏のせいしないでください。例え貧乏でも欲に負けず己を律してしっかりとやっている人もいるんですから‥‥」


「一応聞きますね。これはギルティですね?」


「ギルティ!」


「ギルティだよ!」


「もちろんギルティなのじゃ!」


「ギルティですね」


「ふふ…ギルティ」


「ハピちゃん…罪は償わなきゃ…ギルティ」


 隊長達がギルティをハピネスカラーに宣告すると、ハピネスカラーは泣くのを止め逆ギレし始めた。


「なによ!いいじゃない!ちょっと位取ったって!」


「別に俺らが関係していなければ好きに取ってもいいんですよ?だけど、今回は俺達が関係していて更には、重要なクエスト絡みです。貴女のわがままで俺達をこの世界から追放させる気ですか?」


「う!うぅ…」


「まぁ、自分だけの為では無く、隊の皆の為という所も含めて執行して上げますよ」


「‥‥」


 ソウルは、ブルーローズをひも状に伸ばしてハピネスカラーを拘束してドナドナして行き、適当な場所に人が一人入れる位の樽をアイテム欄から取り出した。その樽にハピネスカラーを入れた後、頭と手だけを出して樽に栓をすると、通路から出てきたプレイヤー達に向かって声をかけた。


「どなたか蟲使いの職業の方か、虫の大群を呼び出せる召喚獣持ちの方いませんか?」


「!?虫!ま…まさか!?」


「ええ、ご想像の通りこの樽の中に虫の大群をここから入れます。安心してください!全身這いずり回るだけなので死にはしませんよ?精神はどうだか知りませんが…」


「ひぃぃぃ!」


 プレイヤー達に呼びかけた後、ソウルはハピネスカラーの質問に対して、樽の中間にある小さな窓の様な所を開きながら答えた。


「昔の動画にこんなものがありました…とある女子高生が大量の虫達に群がられながらステージをクリアして行くゲーム動画です。俺は最初モニター越しで見た時、とても恐怖しました。では、実際にやってみるとどうなるのかみんなで見て見ましょう!」


「いやぁぁぁ!許してぇぇぇ!」


 ソウルの呼びかけに応じた、黒薔薇隊の隊員達にどんな虫を出してほしいかと注意事項を伝えると、黒薔薇隊はそれに頷き、指示通りに虫や虫の大群を操る召喚獣(見た目はリッチ)を呼び出し、樽の中に虫達を入れていった。


「わぁ…目の前がモザイクだらけです…」


「ん?モザイク?」


 マナリアが呟く様に言うとソウルが反応して聞き返した。


「FDVR機器の設定で見たくない物はモザイクにできるのです。たしか嫌悪感モザイクと言う名前だったと思います」


「なるほど、後で俺の機器にもあるか見て見る事にしよう」


「いっや!ふっふくの中にないってぇきたぁ!」


「ハピネスカラーさん、全員が扉を通るまでそのままでいてくださいね~…あ、ハピネスカラーさんが取って来た物を元に戻していく作業時間もあるので頑張ってください!」


「そんなぁ!ぎゃーぁぁぁ!うぇええええ!ひぎゃぁぁぁ!」


「執行完了のポーズ…決め!」


 謎の決めポーズをすると、いつの間にかソウルの後ろで決めポーズを決めているアップル、ホワイトローズ、マナリア、ティーがいた。


「‥‥」


「一度やってみたかったのよね」


「‥‥分かる!」


 アップルの言葉にソウルは同意すると、ルージュが悔しそうにしていた。


「っく…出遅れたわ…」


 ソウルはその言葉を聞き流し、ハピネスカラーが取って来た物をプレイヤー達と手分けして元の場所に返していった。それから40分掛けてすべてのアイテムを元の場所に置いた後、誰も楽園側ににいない事を確認し、洞窟に嵌めた転送装置を取った後楽園の扉を鍵を使って閉めた。次にソウルは閉じた扉の前で転送装置にあるボタンを押してみると「帰還しますか?」という表示が現れた。


「よし、それじゃあ帰りますか」


「…ソウル…あの人ブツブツ言い出してるけど…大丈夫なの?」


「風呂に入って飯食って爆睡すれば大丈夫だ!…多分!」


 樽から解放されたハピネスカラーの姿を見てアップルが心配したが、ソウルは問題ないと答えた後、転送装置のボタンを押した。すると、ソウル達の見ている風景が一瞬で変わり、拠点の会議テント前になった。


「皆さん!お疲れ様でした!今回、協力してくださりありがとうございます!本日はこれで解散となりますが、また何かあれば協力してくれると嬉しいです」


 ソウルが壇上へと上がり、プレイヤー達に感謝を伝えお辞儀をした後、プレイヤー達から拍手が返って来た。その後、隊長達が(一人を除いて)連絡を伝えた後解散となり夕飯時となっていた為、それぞれログアウトしていった。


「私は晩ご飯食べたらまたログインするわ。ソウル達はどうするの?」


「そうだな~俺もご飯食べたらログインするよ。あそこで撮ったレシピで何か作れるか試してみるつもりだ」


「私はスキル見直しして訓練します!」


「マナリアは騎士に熱が入ってるわね~わかったわじゃあ、また後でね」


「ああ、じゃあまたな」


「はい、またですー」


 ソウル達も解散して現実世界に帰って行った。




 現実世界に帰って来た総一郎は、1階からスパイシーな匂いにつられて台所へ直行すると、母親がカレーを作っていた。


「今日はカレーか」


「カツカレーよ~もうすぐ出来るからちょっと待ってなさい…あ!こら!」


 漬物をつまみ食いした総一郎は、逃げる様にしてリビングに向かうと、父親と姉、妹がテレビを見ながら夕食が出来るのを待っていた。


「父さんお帰り~」


「ただいま~」


「どう?医療用ロボットの進捗は?」


「今デザインで苦戦しているよ…医療用だから美人過ぎてもいけないし機械的過ぎてもいけない…どんなデザインなら受け入れられるんだ?‥‥ウゴゴゴ…」


 総一郎の父、兵吾は頭を抱えて悩みだした。


「スランプ中でしたか…」


「悩み過ぎてお前一旦家に帰れって会社に言われちゃってさ…今こうしている訳だよ…」


「なるほど…」


「何かアイディアが閃いた時にすぐ書ける様にスケッチブックは傍らに置いてあるけど……ダメだね。何も閃かない…」


「そういう時は無理せず自分の趣味とかして、気分をリフレッシュした方がいいよ。それかお風呂に入ってゆっくりするとか」


「そうだな…そうするよ…」


「ご飯できたわよ~」


 母親の声に反応し、全員が台所のテーブルに集まって食事を始めると、母親の早織が有栖に質問した。


「有栖?そういえば夏休みの宿題はちゃんとやってるの?」


「う!」


「いつも最終日近くになると騒ぎ出して、家族総出で手伝う事になるんだからしっかりしなさいね?」


「うん‥‥」


「夏休みの宿題…ああ、総ちゃんと父さんが張り切り過ぎて、只の夏休みの宿題が学会にまで行っちゃったやつね」


「‥‥あの時はやり過ぎたと思っている。だが、反省はしていない」


「同じく…」


「…あの時は大変だったわ…」


 家族が過去に起こった事を思い出していると、有栖が焦った声を出した。


「あんな風にならない様に私頑張るよ…」


「そうね~その方がいいわね」


 早織が有栖の言葉に頷くと、食事を続けていった。


「カツカレーにラー油入れて見たけど、結構会うんだな…」


 食事を食べ終えた総一郎は、自分の部屋に帰って来るとマギアが声を掛けて来た。


「マスター!冒険者ギルドマスターのアインさんから連絡が来て、ログインしたら至急連絡してくださいとの事です」


「ん?何かあったのか?」


「不明です。ですが口調から察するに慌てていなかったので、差し迫った状況ではないようですよ?」


「分かった。早速連絡してみるよ」


 総一郎は、FDVR機器を装着した後、ログインを開始した。




 ソウルがログインを完了した後、早速ウィンドウを開いてアインに連絡を取ってみた。


「もしもし、アインさん?どうしました?」


「お?ソウルか?実はな‥‥他国の王や首相を呼んで会議する事になったのだが‥‥その…」


「…もしかして、現帝国の脅威が今一伝わっていなくて乗る気ではないという事ですか?」


「!?…よくわかったな!」


「まぁ…予想はしていましたよ。皇帝一人の話だけの話では伝わらないだろうなっと…まぁ何とか皇帝さん達に頑張ってもらって他国を動かして欲しかったというのが本音ですが…」


「そうか…すまんな…さらに言えばうちの王様も今一解っていない節がある…だから何のかならねぇかなっと思って連絡をしたんだ」


「丁度先ほど例の扉を開ける鍵を作って中を探索してきました。各国のトップが脅威と思う物をその会議で見せればいいのですね?」


「あるのか!?」


「俺は持っていませんが、それを持っている人に心当たりがあります」


「ならその人を連れて来てくんねぇかな?」


「分かりました。その会議が始まるのは何時ですか?」


「2日後の昼過ぎ…飯食った後始まる」


「分かりました。それまでに用意してそちらへ向かいますね」


「頼んだ」


「はい、では失礼します」


 ソウルは通信を切った後、マギアとティーを連れてハピネスカラーの所へと向かって行った。

壁が透明なスキャン装置の発想は映画から貰いました。映画の名前を忘れてしまってうる覚えですが、近未来の世界で主人公がそんな装置がある通路を通っていた記憶があります。


どんなに性的に来る容姿を持っていたとしても、中身を知っているとただ首を横に振るしかありませんね。


ハピネスカラーさんはロボットに乗ると漢女になる女性です。だからたまに男性口調になったり女性口調に戻ったりする特殊な人です。


シンプル20〇0シリーズの大量地獄とゲームがありますが、決して検索しない様に!いいですか?私は警告しましたよ?


かつ丼食べたい‥‥


どう伝えれば現帝国が脅威と認識されるか…皇帝達は頑張ったのですが今一伝わってはいなかったようです。


再びソウルが目の前に現れて、ハピネスカラーの冷や汗が止まらなくなるのが目に見えますね。


モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!


ブックマーク登録もよろしくね! 登録ありがとうございます!

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