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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
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ΖΩΗの楽園

今回は少し短いです!

お楽しみください!

 ソウルが、水の膜の門に鍵を使って開くと水の膜に、違う場所の風景が映し出された。水の膜越しに見えている風景は、雲一つない晴天の場所に花々が咲き乱れ、様々な蝶も飛んでいた。


「ソウル、開いたの?」


「ああ、開いた。この先が例の場所だと思う」


「早速行ってみましょうよ、ワクワクして待ちきれないわ」


 ソウルの後ろにいたアップルが、扉を見ながらソウルに尋ねると、ソウルは頷き後ろに振り返った後、その場にいた全員を見回した。


「最初に伝えた通り、ここから先の物は例え石ころだったとしても、持ってこない様にお願いしますね!いいですか?俺は警告しましたよ?‥‥では、行きましょう」


 念の為に忠告した後ソウルは、水の膜で出来た扉を通り抜けていくと、アップル達もソウルに続いて扉を通って行った。


「わぁ…綺麗な所…」


 扉を通ったアップルが、最初に言葉にしたのはこの場所の風景に関しての感想だった。水の膜の扉に映っていたように空は晴天で、周りを見渡しても花が咲き乱れており、少し遠くにある山から川が流れていて今いる場所の近くまで川が続いていた。


「水も綺麗で川魚もたくさんいるな…」


「マスター、近くには小動物の反応もあります。ですが、まったくこちらを警戒してないようです」


「人の為の楽園ではあらず…確かそう言っていたな…」


 ユメミルクが川を覗いてみると、さまざまな種の川魚が泳いでいたり、マギアがセンサーを最大にしてその結果をソウルに伝えた。ソウルは、二人の言葉を聞いてソラから聞いた言葉を思い出し、呟くように言って納得した。


「!…ソウルさん!人っぽい何かが近づいて来てます!」


「…人っぽい何かってなん…ん?」


 マナリアの言葉に疑問を感じ、マナリアの見ている方向に視線を向けると、確かに人っぽい何かがこちらへ向かって来ていた。その人っぽい何かは、人型の姿で体長3mほどあり胴体と両腕が長い生物だった。頭は鎖骨付近の皮と一体になっており、顔部分と思われる場所には丸い宝石の様な目と、口と思われる穴だけが付いていた。


「敵…なの?」


「分からない…だから、警戒しながら少し観察してみよう」


 ルージュの言葉にソウルは、ホルスターに収められている銃のグリップを右手で握ったまま待機し、生物を注意深く観察した。生物がゆっくりとソウルに近づいて来ると、ソウルから5歩離れた所で止まり、ゆっくりと胴体を倒してお辞儀した。


「…お辞儀?…敵意はなさそうだな…」


 ソウルは警戒を解き、生物に向かってお辞儀を返すと、生物は何処からか取り出した白い花を一輪ソウルに渡した。


「その花、デイジーに似てますね」


「謎の生物はソウルの事を女性だと認識したのか?…やっぱりソウルは雌だったんだな!」


「お花貰ってよかったね!ソウルちゃん!…ブフゥー」


「南ちゃんに男性用女性服を作ってって依頼してみようかしら?」


「これは…厚くなるな~!」


「そのあつさは、熱なのか厚みなのか詳しく知りたいですね」


「おいお前ら!俺を弄るのは止めろ!」


 ソウルは頬を膨らませ後ろの仲間達にプンスカ怒った後、謎の生物に体を向きなおすと謎の生物は、少し離れた所で手招きをしていた。


「あれ?…いつの間に…付いて来いって事か?」


「付いてって見ましょう?」


「そうだな」


 アップルに同意し、手招きしている謎の生物に付いて行くと、すぐ近くにある洞窟に招かれた。


「この洞窟、何か不自然ね…このお花畑にポツン一つだけある不自然な小さな丘…その丘に洞窟なんて…」


「完全に人工的な物だな」


 ソウルは洞窟を見回しながら少し進んでいくと、洞窟の中で謎の生物が金属扉の横にある何かを嵌め込むような溝を指差していた。


「これは…」


「ソウルさんもしかしてこの形って転送装置の奴じゃないでしょうか?」


「言われてみればそうだな」


 ソウルは、転送装置を取り出して溝の中に嵌め込んでみると、金属扉が音を立てて開き始めた。金属扉が完全に開き、下へ通している階段を降りていくと、ソウル達は目を見開いて驚いた。


「これは…」


「これは!?ロボットだぁ!」


「おい!あそこに武器が置いてあるぞ!」


「何か不思議なカプセルが置いてありますね…」


「ここが異世界の技術が置いてある所か…」


 ソウル達は蛍光灯の光で明るくなっていった地下の部屋を見ると、奥に人型ロボットが立つようにして置かれていたり、すぐ横の壁には近接武器や防具が飾られていた。まず最初にハピネスカラーが人型ロボットへ駆け足で近づいて行き、ハピネスカラーの隊員も向かって行った。次にユメミルクとヴァルハラの一団が武器防具がある場所へ行くと、他の隊長達と隊員達も動き出し、それぞれ見たい物へ散って行った。


「マギア、カメラを出してくれ」


「了解です」


「皆さん!こちらに例のカメラを出しておきますので、ご自由にどうぞ!ただ、このカメラも数台しかないので、使いまわしてください!ケンカしない様にお願いしますよ!」


 ソウルが大声で全員に伝えると、早速ハピネスカラーがマギアの所へ来て、カメラを一台持って行った。


「ハピネスカラーさん、行動が速いな…」


「ロボットに夢中になってる人だからね、猫にマタタビ、泣く子に乳房、ハピネスカラーにロボットてな具合だよ~」


「そうなのか…」


「そういうソウルはアレに参加しないの?」


 ホワイトローズは人でごった返している場所を指差しながら言うと、ソウルは首を横に振った。


「人でいっぱいだから少し時間をおいて中を見ていくよ」


「あーなるほど…私もそうしよっと」


 ソウルとホワイトローズは洞窟から出た後、何か時間を潰せる物は無いか探してみると、少し歩いた所に森がある事に気が付き、探検してみる事にした。


「見た事ない植物とかあるね~」


「こういうのは特別な場所でしか取れないのか?」


「そうだね~特別な場所でしか取れない素材アイテムって結構あるよ?火山とかなら火口付近でしか取れないアイテムもあるし、海の底でしか取れないアイテムもある。いろいろ探してみるといいよ?」


「海か…」


「海に行くなら船を造らないといけないし、海の底に行くなら潜水艇も必要だね~」


 ソウルがホワイトローズの言葉を聞いて、海に思いをはせていると、ホワイトローズは海に出るのに必要な物を伝えた。


「行くにしてもまだ先だな~」


「そうだね、船を動かすにも人数が必要になるからソウルのユニオンの人員増やさないとね」


「一人で操船は出来ない?」


「出来るけど…クッソ忙しくなるね。舵取り、帆を広げたり畳んだり、錨を上げたり下げたり…そこに敵船が来たら大砲も撃たなきゃいけないからね~」


「他のゲームみたく自動でやってくれないんだな…」


「そういう装置もあるけど…高価だし、たまに誤作動起きて壊れるから人の方がいいね」


「…それはアレか?このゲームの時代が古いからって奴か?」


「いや、近未来の奴でも誤作動起きたりする…確率は低いけど…」


「海はボッチお断りか…」


「いや、住人が雇えるよ?でも、日で給金払わないと暴動が起きて乗っ取られたりするし、それに病気とかにも掛かる…メリットもあるけど、デメリットの方が大きいね」


「そうか…ん?…!?…あれは!」


 ソウルがふ、と近くにあった木に目をやると、大きいカブトムシが目に映った。ソウルは少年心を思い出し、カブトムシを捕まえてホワイトローズに見せようとすると、ホワイトローズは、ソウルのカブトムシと同じ位の大きさのクワガタを捕まえていた。


「カブトとクワガタ…これはもう戦わせるしかないな!」


「いいね!受けて立とう!」


 丁度近くに折れた木と虫を戦わせるのにぴったりな切り株があり、ソウルとホワイトローズは切り株を中心にして対峙した。その時、ソウルは何故だかとあるアニメを思い出してしまい、その場で2回素振りをした。


「何故素振りをしたの?」


「基本だからな…」


 素振りを終えたソウルは、再び構えなおし、口を開いて例の言葉を言った。


「〇ャージ3回!フリーエントリー!ノー〇プションバトル!」


「私はそれ言わないよ?」


「チャージ〇ン!」


 ソウルは気合が入った声を出しながら、出来るだけ優しく投げ入れたが、ソウルの手からカブトムシが離れた瞬間、カブトムシが羽を広げてそのまま森の奥へ飛んで行ってしまった。ソウルは純粋な少年の目をしながら飛んで行くカブトムシを見続けていた。


「俺のカブトムシ…飛んで行っちまったよ…」


「飛んでった…プフゥー!だめだ!笑いを抑えきれない!あっはっは!」


 ホワイトローズは腹を抑え笑い転げると、ソウルはホワイトローズを無視して、切り株にいるクワガタに視線を移した。そのクワガタは戦う相手はまだか?と言っている様にハサミを動かしながら、頭を上下させて対戦相手を待っていた。




「あ!ソウルさんどこ行ってたんですか?」


「ああ、ちょっと森に行っていた」


「ブフゥ!だめだ!思い出してまた笑う!」


 ソウルとホワイトローズは、クワガタを元の場所に戻した後、洞窟まで帰って来るとマナリアがソウルを見つけて近づいて来た。マナリアがソウルに質問すると、ホワイトローズは再び笑い出し始めた。


「何かあったんですか?」


「ああ、まぁね」


 歯切れの悪いソウルにマナリアは首を傾げ、その近くでホワイトローズは笑いながらお腹を抑えていた。


「マスター!大収穫です!ピコマシンに関する資料がありました!少し情報を整理する時間を頂けたら、設計可能になりますよ!」


「お?いいね!」


「他にも有用な物がありました。マスターも見て回る事を推奨します。現在、ユメミルクさん達が先頭に立って地下階層を進んでおります」


「さらに地下があったのか…」


「はい、この下の階層は生物に関する物や資料が置かれていて、さらにその下の地下3階では戦車や人型兵器が沢山あり、地下四階は武器や防具が置かれていました。現在最後の地下5階目にユメミルクさん達がいるはずです」


「何か道を塞ぐような物があったのか?」


「はい、経年劣化で支柱が壊れていて天井から大量の土砂が積もっていました」


「なるほど、ユメミルク達はその土砂を撤去しながら下に進んでいったと…」


「肯定です。私がセンサーを使って調べた結果、地下5階には異世界の歴史や文化、風俗が書かれてある書物などが置かれてあります」


「異世界の歴史…か…それは少し興味があるな」


「では、このカメラをどうぞ。私はここで情報の整理をしていますので何かあったらお呼びください」


「分かった」


 ソウルはマギアからスキャンカメラを受け取った後、洞窟内にある物をゆっくりと見ていった。



謎の生物がソウルに花を上げた理由は、ソウルの事を女性だと思ったから…ではなくデイジーの花言葉には「平和、希望」と言う意味があります。楽園にデイジーは無い為、それに似た花をソウルに渡したのです。これは、謎の生物を作った創造主が争いにうんざりして戦う事を教えず、代わりに花言葉を教え、それを謎の生物は何万年も覚えていたのです。


昔も今も、人込みは苦手です…


カブ〇ボーグ…久しぶりに少し見たのですが、食べてた豚丼吹き出しそうになりました。


モチベ維持に評価お願いします! お願いします。


ブックマーク登録もよろしくね! ありがとう御座います。

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