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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
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帝国潜入

お待たせしました!

 レッドネームのプレイヤー達が襲って来た日から2日後、ハピネスカラー隊の力を借りて隠密潜入用パワードスーツが完成し、ソウルはパワードスーツの前で悩んでいた。


「肝心の名前ですが…どんな名前を付けるかでいつも悩みますね…」


「全身黒いしアンテナも2本あるからバイコーンってのはどうだ?」


「…名前はいいのですが…善良な男をオレサマオマエマルカジリするのはちょっと…」


「じゃあ、バン〇ィ!」


「どこぞの少尉が出てきそうなのでダメですね…」


 つなぎ服を上半身だけ脱いで、腰に巻いているプレイヤーが名前を出すと、ソウルは首を振って否定した。


「じゃあ、スサノオ…」


「それは機動戦士の意味でですか?神話の意味でですか?」


「00の方…」


「アウトです…」


「じゃあ!マス〇ー〇ンダム!」


「生身の方が強くない?と疑われそうなのでダメです…」


「ド〇はどうだろうか?」


「踏み台にされるのでダメです…」


 全員が名前を出し合い、ゾウルが全部否定するとハピネスカラーが手を打った。


「ガン・アークはどうだ?」


「それは不味いですよ!」


「大丈夫!ガンとアークの間に・を入れれば!」


「いや、入ればって…」


「じゃあG・アークだな!そうすれば問題ない!」


「ホントォ?ホントォ?」


 半信半疑になりながらもソウルは、名前を入力して決定を押した。このG・アークは諜報活動に特化した仕様にしてあり、移動時に出す音は極小にまで抑えられ、ピンポン玉位のドローンが録音、カメラ等諜報に役立つ装備が搭載され腰の箱に幾つも収納されていた。また、背中には一対の腕が隠されている様にあり、その手首はワイヤー付きで射出する事ができ、高所を昇る事も可能にしていた。このG・アークの姿は鬼と忍者をモチーフして作られており、完全な強化外骨格で全身を特殊な合金で覆っている為、光学迷彩が使用可能だった。


「武器も出来たぜ!」


 台車に運ばれてきた武器は、約1mの大きさで60㎝の位置に180度動く刃渡り70㎝の剣がついていた。そしてその武器が全部で2つG・アークの前に来ると、ソウルは武器を確認した。


「この武器の名前は?」


「ソウルさんが決めてくださいっす!」


 禿げ頭のプレイヤーがにこやかに言うと、ソウルはまた悩み始めた。


「G・アークの銃だからGガン…これは不味いか…うーん…黒…闇…隠密…は!決めた!ファントムだ!」


「いいじゃないか、ピッタリじゃん」


 ハピネスカラーはソウルが言った名前に納得して頷くと、ソウルはウィンドウに名前を入力した。


【アナウンス: ファントム が完成しました。カテゴリー 『オリジナル武器』 等級『レジェンダリー』武器レベル 『220』 レジェンダリー専用スキル 『サイレントアサシネイト』 各種パラメーターは装備欄からご確認ください。】


「よしじゃあ、G・アークを召喚機に入れて完成させちまおうか」


 ハピネスカラーが、手の甲に円形の薄い機械が付いた指ぬきグローブを持ってきた。


「その機械は右手に装着する奴ですか?」


「そうだ。召喚する時は名前を言って指を鳴らせば召喚装着されるから覚えて置いてな」


 ハピネスカラーが空中に魔法陣を描くと、G・アークとファントムが光の粒子と変わり、右手の指ぬきグローブにある薄い円形の機械に吸い込まれて行った。


「右手を強く握ったら甲にある機械から紋章が出る様になってるからどんな紋章が出るか楽しみにしてててくれ」


「え!?まさかトランプのハートの王様じゃないですよね!?」


「いや、違う」


「…ならよかったです…」


 ソウルは指ぬきグローブの機械を受け取り、紋章が出るという事に冷や汗がでたが、違うと言われて安心すると額を手で拭った。


「マスター、麻酔弾や催涙弾、煙幕、閃光手榴弾等も製作完了です!」


「ありがとうマギア。大体準備できたかな?」


「後はノアールから少し事情を聞いた方がいいかもしれません」


「そうだな。では、ハピネスカラーさん、皆さんご協力ありがとうございました!」


「また何かあったら連絡してな~」


「帝国との戦争か…俺のスパナが唸りますよ!」


「その3cmスパナしまえよ…ソウルさん頑張って!」


「はい、頑張ってきます!」


 隊員達と挨拶を済ませ、ソウル達はノアールがいるテントへと向かい、中に入るとノアールがケーキを頬張ろうとしていた場面に出くわした。


「あ、ソウルさん」


「よう!ちょっと帝国や奴らの事について少し聞きたい事が出来たから尋ねに来た。そのまま食いながらでいいから話してくれ」


「解りました」


 ノアールがフォークを置きソウルを見つめると、ソウルはまず最初に帝国の現状について聞いてみた。


「帝国の民間人は普通の生活を送れているか?」


「すみません…ソウルさん。僕達皇族には問題なしと報告されていて帝国の民の現状は知らない状態です…」


「そうか…じゃあ、今から言う名前に聞き覚えがあったらどんな役職をしているか、どんな性格かを教えてくれ。あ、後何処に住んでるかも覚えている限りでいいから教えてくれ」


「解りました」


 ソウルはアイテム欄を開き、帝国の中年が尋問で言った名前を記して置いたメモを取り出した。


「じゃあまず最初にブリス・ドニアと言う名前に聞き覚えは?」


「財務大臣です。性格は…普段は優しいですが、オカーネンの事になると豹変して異常に厳しくなります」


「コンスタン・エドモンは?」


「法務大臣です。自分に甘く他人に厳しい所があり、悪い噂が絶えない人です…」


「アリーナ・アダペーコは?」


「女性男爵です。帝国から南に位置する領地を治めています。数か月前までは子爵だったのですが、不正が見つかったとかで降格されて男爵になりました。不正と言っても軽い物ですね」


「エゴモンド・ギムソンは?」


「えっと~…確か最近騎士になった方ですね。すみませんそれ以上は分からないです…」


 ソウルはその後も名前を言いづづけ、ノアールは出来る限り質問に答え続けた。


「なるほど…ありがとう。それでさっき言った奴らは何処に住んでるか解るか?」


「その人達は城がある区画の貴族街に住んでいますね。平民街と貴族街を繋ぐ門の場所には騎士や男爵が住んでいて、お城に近い場所には上級貴族達が住んでいます」


「それは助かるな。もし遠い所に住んでいたなら帝国中を走り回らなければならなかった…」


「他に聞きたい事はありますか?」


「いや、今の所はない。ありがとう、助かったよ」


「いえ、お役に立てれば幸いです」


 ノアールはケーキを食べるのを再開すると、ソウル達はテントを出てルージュに連絡を取った。


「ルージュさん今大丈夫ですか?」


 [あら?ソウル?大丈夫よ。もしかしてそろそろ出発するのかしら?]


「はい、そのつもりで連絡いたしました」


 [解ったわ。今回参加するメンバーに連絡しておくから集合場所は帝国の飛行船前でいいかしら?]


「はい、お願いします」


「了解よ、頑張って来てね」


 ルージュとの通話が終り、次にソウルは友人二人へと連絡を取った。


「もしもし?そろそろ出発してみようと思うのだけど、大丈夫か?」


 [ああ、大丈夫だ。服や鎧も綺麗にしてあるから何時でも行けるぞ!]


 [こっちもおっけ―!あの格納庫を吹き飛ばせる位の爆弾も仕込み済みだよ!]


「よし、じゃあ帝国の飛行船前が集合場所だから今からそこに向かう」


 [了解~]


 [おう!了解だ!]


 友人二人と通話を終え、ソウルはマギアを見た。


「後何か忘れ物は無いか?」


「大丈夫だと思います。必要な物があったら現地調達しましょう」


「そうだな」


 ソウルは、アップルとマナリアに帝国へ出発する事をゲーム内メールを使って伝えた後、マギアと一緒に集合場所へと向かった。




「お待たせソウル。はいこれ起爆スイッチ」


 ソウルとマギアは集合場所で少し待っていると、ホワイトローズがソウルの元へ来て、一本の金属アンテナが付いたクレイモア起爆装置をソウルに渡した。


「これを2回続けて押せば起爆するから」


「解った」


 起爆装置を鞄の中に入れ、ホワイトローズと雑談していると、ユメミルクとルージュが集合場所に来た。


「ほら!キリキリ歩け!」


「殺せ!」


 ルージュの後ろには、手首をロープで拘束されて引っ張られている帝国の中年がいて、さらにその後ろには全身が黒い6人のプレイヤー達がいた。


「ソウル…こっちでは久しぶり…」


「おや?ククルさん、お久しぶりですね?こっちではと言うと?」


「いや、何でもない…」


 ソウルが首を傾げていると、ルージュが残りの5人を紹介し始めた。


「今回帝国へ諜報に行ってくれる00(ダブルオー)6、バーコード、ネイ・ザン、クラフト、フィッシャーよ」


「よろしくお願いします」


「‥‥(コクリ)」


「ハロー」


「よろしくね!」


「よろしく頼む」


 それぞれが挨拶を交わすと、ソウルとマギアも挨拶を返した。


「それじゃあ、はいこれ帝国兵から剥ぎ取った服」


「ありがとう。じゃあ行ってくるよ」


「おう!重要な情報を持ち帰って来る事に期待するぜ!」


 ユメミルクから帝国の服装を受け取り、ソウル達は帝国の中年を連れて飛行船に乗り込むと、マギアの操船で帝国へと出発していった。


「ソウルさん今解っている事を教えてくれないか?」


「解りました」


 006がソウルに情報の共有を求めると、ソウルはそれに頷きノアールから聞いた話や帝国の中年が言った名前の事も全て伝えた。


「なるほど…じゃあ俺らは個別に分かれて情報収集していった方がいいですね」


「そうですね。あ、それとオペレーターはこのマギアに任せてください」


「マギアです。今回皆さまのオペレーターは私が全力でやるので安心してください」


「質問いいか?」


「はいなんでしょう?」


 フィッシャーが手を上げてソウルに質問した。


「潜入中の殺傷行為は?」


「許可しますが、絶対に見つからない事を前提としてください」


「了解した」


 フィッシャーが頷くと、次はクラフトが手を上げた。


「帝国から脱出する時は何かあるの?」


「その時は、この船を爆発させて騒ぎを起こしその内に帝国領から脱出します」


「ああ、だからホワイトローズ隊の人達が怪しい顔してた訳ね…了解よ」


 その次にネイ・ザンが手を上げた。


「もし敵に捕まった時は?」


「その時は俺か、手が空いている皆さんの誰かが救出に向かいますので、何一つ情報を喋らないでください」


「そうか…捕まらない様に頑張るよ」


「他に質問はありませんか?」


 ソウルは、皆を見渡して誰も手を上げなかったので、帝国に着くまで自由行動とした。


「マスター?今回うまく行くでしょうか?」


「判らない。だけど皆がうまく行くように動いてくれるから俺達も全力で取り組むだけだ」


「そうですね…頑張りましょう…」


 ソウル達は心に不安を感じながらも、今回の事がうまく行くと信じ、飛行船が帝国に着くのを待った。




「マスター、帝国が見えてきました!」


「よし、じゃあ皆さん!帝国に着いたらまずは街へ出て活動拠点を探しましょう。スラム、廃墟、地下、人が忌諱している屋敷等一度別れて探しましょう。いい所が見つかったら連絡するという形で」


「「「「「「了解」」」」」」


 ソウルはフレンド欄に全員の名前がある事を確認しているとネイ・ザンがソウルに近づいて来た。


「あのおっさんはどうします?」


 ネイ・ザンがソウルに尋ねるとソウルは冷酷な目で答えた。


「ブリッチでバラバラにしてまき散らします。掃除する人には悪いですが、それでかなりの時間が稼げますから」


「ヒェ…サディストを通り越してるよ…」


「なのでグロ耐性がない人は見ない方がいいですよ」


「もう少しで到着します!」


 マギアの声が聞こえると、ソウル以外の全員が帝国の服装へと着替えた。


「それじゃあ、皆さん血や血の匂いが付かない様に入り口付の部屋に隠れていてください。帝国兵が突入してきたらどさくさに紛れて街へ移動をお願いします」


 ソウルが皆に向かって言った後、中年を閉じ込めている部屋から中年をブリッジへと連れて来た。


「貴様!こんな所に連れて来て何をするつもりだ!?」


 帝国の中年が喚き散らすが、ソウルはそのまま無視してΣウェポンをβブレードへと変えた。


「ま…まさか…私を殺す気か!?」


 怯えだした帝国の中年にも無反応で剣を構えたソウルに、帝国の中年は喚き散らした。


「貴様!私を殺せばど…」


 ソウルはそのまま連続で剣を振り、帝国の中年をバラバラにした。


「…マギア、準備完了だ」


「了解です!飛行船を降下させます」


 飛行船がドックへと近づいて行き、中に入った事を確認するとソウルは帝国兵の服を装備した。


幸せ掴めと!轟き叫ぶ!石派ラァ~ブラブ~天驚拳!(処刑用BGM)

俺もな―幸せ掴みたいな~


A.C.E.はイクスブラウかっこよかったから最初から最後まで使っていた記憶があります。


利き手に紋章が出るってロマンですよね!ハートの王様然り竜の紋章然り…


小説制作で何が一番時間が掛かりますか?と聞かれたら名前と答えます。


普通の刃物なら骨が邪魔してしまいますが、オリハルコン製の刃物ならこの通り!ここで朗報です!あと30分以内に注文されますともう一本プレゼント!


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