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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
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彼に憧れる大きな代償

完成しました!投稿です!



おたのしみつかちゃん!

 ジョブチェンジクエストを済ませたソウル達は、UIを開いてみるとジョブチェンジの項目が追加され、その項目をタップすると、様々な職業が表示された。


「えっと…騎士になるには~剣術スキル Lv8以上と盾術 Lv12以上、槍術 Lv7以上 重鎧、馬術共に10以上と…それとHPMP3000以上でアークライト城の兵士訓練場にいるバランに話しかけて「騎士見習い試験」のジョブクエストをクリアした後、推定レベル30以上で「騎士道とは」をクリアすれば騎士になれるみたいですね! HMPはすでに超えているので残りはSP稼げばで解決できます!」


「私は、最初ウェポンマスターからやるわ。と言ってもSP稼いで獲得するだけだから簡単だけど、問題は拳法家ね…何処かの道場に入って、師範代から免許皆伝の証を貰わないといけないわ…」


「俺は…だめだ…グー先生に聞いたり攻略サイト見たけど、碌な情報がない…え?何?「戦いの基本は格闘だ?」格闘スキル上げればいいのか?…ん?サイレンサーは暗器カテゴリー?暗器術も必要?…光学兵器は機工士の光学理論というスキルを取らないと製作できない?…道化師の曲芸スキルを取れば弾丸を跳弾させて当てることができる? 俺の職業は何処に向かっているんだ…」


 マナリアが、ホワイトローズからもらった情報を確認しながら言い、アップルとソウルは職業の情報をネットで検索していた。アップルの欲しい情報はすぐに出たが、ソウルの情報は検索しても情報が古い物だったり、いい情報を見つけたとしても文末に「バージョンアップで変更(修正)され現在は判らない様になりました」等が書かれていて、現在は分からなくなっていた。


「つまりマスターの将来の職業は、普段は機工士の技術を使った道化師で日銭を稼ぎ、たまに来る暗殺依頼をこなす特殊な職業ですね! まさにカオス!カオス過ぎて高校生が苦肉の策で書いて出した進路希望よりも先生にひっぱたかれる確率高いですね!」


「なんで今高校生の話を出したの?確かにこんな事書いて提出したら、職員室に呼び出されて「馬鹿野郎!ふざけんな!書き直せ!」とか言われるカオスさだけど、俺はこう言いたい。「なんでや!高校生関係ないやろ!」と」


「無謀や荒唐無稽な点では似ているかと」


「そう…なのか?」


「私に聞かないでよ…それでソウルはどうするの?」


「とりあえずSP大量に稼いでいいの見つけたらそれに使う」


「じゃあ、SP稼ぎする方向でいいわね?」


「マスター、SP稼ぎをするなら武器を作った方がいいと思います。ブルーローズだけではきついかと」


「あ~…そうだったなぁ…」


 ソウルは、ジョブチェンジするまで新しい武器を作るのは止めておこうと思っていたが、大監獄の一件で考えを改めた。確かにブルーローズの散弾は強いがそれは近距離の話で、遠い敵にはたいした効果は無かった。さらには、付着させた後爆発するにしても、効果がある程の付着に時間が掛かってしまうというデメリットもあった。


「アップルさん すまない。先に武器作ってからにする」


「解ったわ。私達は此処から東にある森で「水撒き」っていう狩りしてると思うから武器が出来たら合流して」


「わかった」


 水撒き狩りとは、アップルがアンイマル付近の狩場をネットで検索し見つけた狩りの方法で、東の森にいる全モンスターは水属性の攻撃をすると弱体化し楽に倒せる為、ほとんどのプレイヤーが水属性のスキルや魔法をまき散らす様に使う姿から「水撒き狩り」と呼ばれる様になった。ソウルとマギアは武器を作りにアンイマルにある銃士ギルドの支部へ行き、アップルとマナリア、ティーの三人は森へ向かって行った。




「こんにちは~お邪魔しますよ~…」


「ね?そう言わずに協力してよ!私の夢なのよ!」


「だから、何度も言っていいる通り無理な物は無理なんです!放してくださいー!ちょっと!スカート引っ張らないで!スカート落ちちゃう!パンツ見えちゃう!」


「マスター、どうやらお取込み中みたいですね…」


「そうみたいだな」


 銃士ギルドの中に入ると、二人の女性が声を荒げて騒いでいた。一人の女性はこの銃士ギルドの職員のようでもう一人はプレイヤーらしく赤いコートを身にまとっていた女性が女性職人のスカートを掴み縋り付いていた。


「あ、お客様が来ました。トマーチェさんいい加減スカートから手を放してください!」


「ちぇ~なん(ブチッ!)だよ~」


「ブチッ?」


 女性職員のスカートから丸い何かが飛んでいくと、スカートが地面に落ちてしまった。


「マスター!ピンクです!淫○ピンクです!」


「言うな、指さすな、見るな」


「ヒャァァァァァァァ!」


「リアーナさん、大胆なの履いてるんだね…ちょっとびっくり」


「トマーチェさん!」


 女性職員のリアーナがトマーチェの頭をひっぱたいた後、スカートを持って奥に行ってしまった。ソウルは、どうしていいのか判らずその場に立っていたが、ひっぱたかれて倒れていたトマーチェが起き上がり、ソウルに近づいてきた。


「君!君!そこのめちゃ美人な君!君は何しに銃士ギルドに来たのかな?」


「〈はは~んこやつ、返答次第で厄介事に巻き込むつもりだな?ここは慎重に答えて回避しなければ…〉」


「ねぇねぇ?何しに来たの?何を()に来たのかな~?ほれほれ~お姉さんにいってみ~?」


「(圧がすごい…)いえ、ちょっと見学に来ただけですよ…では、失礼しますn(ん~?ちょっと待って?お姉さんにはそんなふうには見えないなぁ~)」


「マスター!急いで銃を作らないとアップルさん達に怒られちゃいますよ!」


「マギア!貴様!」


「あ~!あ~!やっぱり!君は銃士だったんだね!それに銃を作りに来たって!?やった!これで夢がかなう!君はもう逃がさないからね!」


「‥‥逃がして(許して)…」


 瞳孔が開いたヤバイ目をして、ソウルの顔に自分の顔を近づけたトマーチェは、段々と声色が高くなりマシンガンの様に喋り出すと、ソウルはマギアの裏切りを恨みながら、必死に目線を合わせない様にした。


「いい加減にしなさい!お客様が困っているでしょ!」


「アタァ!」


 ソウルとトマーチェが騒いでいると、ギルドの奥から煙管を片手に持った艶女がトマーチェの頭にチョップを入れて地面に沈めた。


「ごめんなさいね、この娘特殊な銃を作ってほしいって銃士ギルドの門を叩いてきたのだけど、その銃が特殊過ぎてうちでは作れなかったの…その事伝えたのだけど今度は「作れる人が現れるまでここで待つ」とか言ってねぇ…結構長い事待ってたのよ」


「そうですか…」


「痛覚遮断をOFFにしたままだった…あたた…リップ支部長ひどいよ…」


「トマーチェ!他のお客に迷惑かけてるんじゃないよ!ここから追い出すよ!」


「そ!それだけはご勘弁を!許して!」


 トマーチェはリップに向かって土下座すると、リップは煙管を吸い紫煙を出すと首を振って呆れた。


「貴方、うちのギルドの救世主ソウルさんよね?ギルドマスターから特徴を聞いてピンときたわ。悪いんだけどこの娘の事頼んでもいいかしら?話聞くだけでもいいからさ」


「困りましたね…俺も急いで銃作ってSP稼ぎしないといけないのですが…」


「そこを頼むわ…これ以上ここに居られると邪魔なのよ」


「邪魔って…押しかけ居座り決め込んだけどさ…」


「トマーチェは黙ってなさい!」


「Yes ma'am!」


 トマーチェは起き上がり敬礼した状態で動かなくなった。


「どうにかお願いできないかしら?」


 リップが拝むように手を合わせて頭を下げると、ソウルは仕方ないという風にため息を吐いた。


「仕方ない…いいですよ。ですが条件があります」


「ヤッタァァ!え?条件?」


「俺が作る銃の素材代金は全額トマーチェさん持ち、これは話を聞くだけの対価です。ギルドからは製作室の永久無料開放それと貸し一つです。それでいいなら聞きましょう」


「え?素材代金全部私持ち?…た…足りるかな…」


「貸し一つ…高くつきそうね…仕方ないし、それでいいわ」


「じゃあ、トマーチェさんその特殊な銃の話を聞きましょうか」


「よろしくお願いします!…あれ?会社でプレゼンする並みに緊張してきた…」


 ソウル達は、支部長の案内で応接室に案内されるとトマーチェの話を聞いた。




「では、実際に作ってほしい物を見てもらいましょう!設計図があるのでこれを見てください!」


「これは!」


「どうですか!驚いたでしょう!」


「…絵が下手過ぎて何が何だかさっぱり…」


「アルェー?」


 トマーチェが机に広げた紙に書いてあったのは、辛うじて銃と剣が一体となった物とわかる絵だった。だが他はミミズがのたくった様な字や暗号めいた文章が書かれ何をどうしたいのか解らなかった。


「…マギア頼めるか?」


「お任せください!と言いたいですが解読に少し時間が掛かります…」


「解った。時間掛かってもいいからやってくれ」


「了解です」


「私の絵そんなに難しいかな…?おかしいな?上司達はみんな笑っていたのに…」


「(下手過ぎてみんな愛想笑いしてたんじゃ?)」


 ソウルが心の中で呟き、マギアが完成させるのを待つと数十分後、マギアが完成させウィンドウに表示した。


「そう!これよ!これこれ!私の求めていたのはコレだよ!」


「これは…完全にガン○レードだな…」


「グリップ部分が多少違いますが、サ○ファーが持っていたガ○ブレードですね」


「そう!趣味のレトロゲームショップを巡っていて出会ったの…最初は興味本位でゲームをやってみたけど今では主人公よりも好きになったわ!ちなみにヒロインは私には合わなかったけどね!」


「そ…そうですか、マギア作れそうか?」


「作る事は可能ですよ?ただ構造的に脆い部分やバランスが悪い為、並みの素材は使えず武器の扱いにも時間を要ると思います」


「本当ですか!?ち、ちなみにどの素材を使えばいいの?」


「最低でもオリハルコンクラスが必要ですね、弾はルーン魔法を込めた専用弾でどうにか出来そうですが」


「オリハ!?(お財布に)……やさしくない。やさしくない!!」


 トマーチェが素材の名前を聞いて絶望し頭を抱えた。


「芯や重要パーツだけにオリハルコンを使って、他の部品には別の素材使えば安く製作できるか?」


「…少し計算するのでお待ちください……………でました!それならオリハルコンインゴット2個で済みそうですよ」


「2個!それなら行ける!」


「そうか…じゃあマギア、製作に使う素材と数をまとめてくれ。もちろん俺の分も含めてな」


「了解しました」


「え?待って!それってどういう…」


「ん?最初にいいましたよね?俺が作る銃の素材代金もトマーチェさん持ちだって…ガンブレー○を見て俺も新しい銃のイメージが湧いたので作ってみる事にしました」


「えぇぇ!」


「あ、安心してください。掛かる費用は一本目と同じ素材や数を使って製作するので、実質2本作る費用で済みますよ!」


「オリハルコン…4個…ゴホォ…」


「マスター製作に必要な素材や数を算出できました」


「じゃあ、それをトマーチェさんに渡してあげて」


「了解です。ではトマーチェさんこのメモに書いてある物を用意してくださいね!」


「あ…はい…え?こんなに!?」


「トマーチェさん、トマーチェさん」


「はい?…何でしょうか?」


「ゴチになります!」


「‥‥コポォ…」


 トマーチェはマギアから渡されたメモを見て顔を青くした後、ソウルの御礼で地面に倒れた。

本来の名前より、誰かが言った言葉が広まるってあるよね?


ガンブ○ードはライオンハートのデザインが好き。


ルーンファクト○ー5 たのしいぃ…


モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!


ブックマーク登録もよろしくね! ありがとうございます!目指せ!1万人!

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