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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
62/328

アンイマルを目指して

リアルの用事で遅れました!申し訳ございません!


次の章スタートです!


お楽しみください!

 ソウル達がユニオンを結成し、フォメルに報告してから3日後、ユメミルクとホワイトローズを呼んでソウルの右腕の性能を確かめるべく、集まっていた。


「やぁ、ソウル!新しい武器は出来たかい?」


「いや、まだ何もできてない…何と言うかこれだって言う物が見つからないんだ…」


「ソウルの場合、既存品も使えないしな~そのブルーローズ一本でやって行くか?」


「いや、これだけでは銃士の戦い方じゃなくなるから、ちゃんとした物を考えてるよ…」


「でも、今一ピンとこないと…」


「ああ、いろいろ使いたい物乗せて作ろうとすると、今の職業では装備できませんって言われるし、乗せた物外して作ってみたけど弱いし、どうしたもんかなっと…」


「そろそろ、ソウル達はジョブチェンジの時かもね」


「え?ジョブチェンジ?」


「そう、他の職業を選んで必要なスキルだけ取れば、メインの職業で使用できるのよ。条件やら武器指定なんかの条件があるけど」


「へ~上級職とかできる?」


「出来るけど、先に他の職業からの方がいいと思うよ、そのまま上位職業にするとしばらくジョブチェンジできなくなるし」


「ジョブチェンジが可能になる必要ステータス要求値が上級職になると、倍になるからな。ホワイトローズの言う通りに他の職業からスキル取って行った方がいいぞ」


「なるほどな」


「ソウルさ~ん!的の用意できましたよ~」


「ありがとう!皆!後は下がっていてくれ!」


「じゃあ、見せてもらおうか…新しいソウルの性能とやらを!」


 アップル達が、ブルーローズの性能を確かめる為に広い草原で、標的となる石や案山子など設置しソウルに合図を送ると、ソウルに言われた通りに後ろへ下がり、ホワイトローズがあまり似ていない赤い彗星の人の真似をした。


「(確か…イメージすればその通りの形になるんだっけか…)」


 ソウルは、ショットガンをイメージして、ガントレットについてある6角形の銃口から、近くの案山子に向けて銀色の液体を発射した。案山子は、散弾銃に撃たれた様に吹き飛び、いたる所にブルーローズが付着していた。


「うひゃ~ショットガンか?えげつないねぇ」


「他にできる事は?」


 ユメミルクが驚き、アップルが期待した目でソウルを見た。ソウルは次にグラップリングフックとワイヤーをイメージし銃口から発射してみるとワイヤーに繋がれたフックが岩に張り付いた。ソウルは、巻き戻すイメージをしてみると、ワイヤーが巻き戻されソウルの体は飛ぶ様に岩へと向かった。


「おっと!今のはあぶなかったな…」


 体か岩へとぶつかる前に足を岩に向けて事なきを得た。


「ソウルさん!大丈夫ですかー?」


「大丈夫だ!」


 マナリアが心配して声をかけて来るのを、ソウルは左手を上げて返事を返した。


「(これは練習が必要だな…)」


 ソウルは元の位置に戻り、次に何かできないか考え始めた。


「ソウル!パイルバンカーは?」


「あ~やってみるか…」


 ユメミルクに言われてソウルは、パイルバンカーにとあるイメージを追加した。


「せい!」


 案山子に近寄り、右手で思いっきり殴ると、銃口からフック付きの円錐が発射され、円錐のフックが案山子を固定した後、円錐の中心にあった杭が射出し、案山子に大穴を開けた後杭が爆発した。


「ヒェ…案山子が跡形もなく吹き飛んだ…恐ろしや…」


「ソウル、爆発出来るんだったらさっきのショットガンも爆発出来るんじゃないか?」


「そうだな、やってみる!」


 ソウルは、銃口から散弾を連射し目標の案山子達を薙ぎ払った後、爆発させた。爆発させた案山子達を調べると、ブルーローズの付着率が低いと爆発のダメージも低い事が解った。


「なるほど、散弾を撃ちまくってブルーローズを最大まで付着させて爆発すればいいって事か…」


「何か、デメリットはある?」


 ホワイトローズが、ソウルに尋ねるとソウルは頷いた。


「俺の右側に謎のゲージは表示されてるんだが、多分これがブルーローズの残量みたいな物だろう…さっきから使っていると減っている、使わずに待っていれば少しの時間で満タンになるからな」


「ソウル?限界まで使うとどうなるの?」


「やってみるか…」


 アップルの問いにソウルは、ゲージが空になるまで使ってみると、5分間使用不可能と言う表示が出た。


「右手は維持してるが、散弾やパイルバンカーは使えなくなったな」


「ゲージ管理が必要な武器なのですね」


「強力だがデメリットもちゃんとあるって事か」


「マスター?よろしかったら右腕のガントレットを銃口が出るギミックにしましょうか?」


「あ~このまま銃口出しっぱなしだとやばいか~…じゃあ、頼む」


「了解しました。少しお待ちください」


 ソウルからガントレットを受け取ったマギアは、数分で改造しソウルに返した。


「マスターの意識に反応して銃口が出る仕組みにしました」


 ソウルはマギアの説明通り意識してみると、普通のガントレットの姿から銃口が出てきた。出したり閉まったりを繰り返し、問題が無い事を確認したソウルはマギアにお礼を言った。


「パーフェクトだ、マギア」


「感謝の極み…」


「いいですね!私もランスと盾を早く使いたいです!」


 ソウルのガントレットを見ながらマナリアが、自分がランスと盾を使っている姿を頭の中で思い描いていると、アップルがホワイトローズに顔を向けた。


「そういえば、さっきジョブチェンジの話してたわね?具体的にどうすればいいのかしら?」


「ここから南東に行った所の大陸中央にある都市「アンイマル」に「転職の大社」があるからそこでクエスト終わらせれば、どこでもジョブチェンジできるよ」


「大社?神殿じゃなくて?」


「神殿は不味かったんだろうね…大人の事情的に…」


「ああ、なるほど」


「じゃあ、今度はそこを目指してみるか」


「賛成です」


「ふぁ~終わったのよう?」


 鞄で寝ていたティーが出て来てソウルの肩に座った。


「ああ、次の目的地は「アンイマル」だ」


「じゃあ、俺達は自分のユニオンに戻るぜ」


「ブルーローズの事は秘密にするから安心してね~」


「お疲れ!また何かあったら連絡する」


「あいあい」


「おう!またな~」


 ユメミルクとホワイトローズが、ソウル達に手を振り自分達のユニオンに帰って行った。その後ソウル達は、ジャバワークに乗りAVRを解放しながら大陸の中央へと目指していった。





「ねぇ?ソウル?この道で合ってるの?下の景色がずっと緑色の森なんだけど…」


「あってるよ!‥‥多分…」


「自信ないんじゃないの!」


「ダイジョブダイジョブーソウルヲシンジテー」


「片言になってるわよ…」


「アップルさん、ご安心ください数キロ先に生命体の反応を複数確認しました。おそらくそこが、アンイマルでしょう」


 暫く飛んでいると風景が変わらない事に心配したアップルが、ソウルにルートが合っているのか聞いてきた。ソウル自身も行った事がないので判らず、片言で返事を返すと、マギアが長距離スキャンを使ってアップルに言った。


「さすがに同じ景色が続くと飽きてきますね…」


「では、反応があった場所まで飛ばしますよ!皆さん捕まってください」


 マギアに言われた通りに、しがみつくとマギアはジャバワークのジェットを最大にして加速した。それから数分後、下の景色が変わり建物が見えてきた。


「…ねぇ…あれって村じゃない?…村にしては厳重だけど…」


「村ですね…」


「村だな…」


 ソウル達がたどり着いた場所は、集落と言っていいほどの村だった。ただ、村にしては守りが厳しく矢倉や木を尖らせて障害物にしていたり、丸太をそのまま埋め込み防壁として村全体を囲ってあった。


「…絶対違うと思うけど一応村の周りを一周してみるか?」


「そうね…絶対違うけど…」


「あの村で中央都市の事聞いてみましょうよ!」


「そうだなぁ…」


「まだつかないのよう?」


 ソウル達が村に近づいて行き、村の様子を見ようとすると、突然矢倉にいた人間から矢を射られソウル達は緊急回避で矢を避けた。


「敵正反応複数確認しました!どうやら野盗の様です!」


「やりやがったな!全員戦闘準備!村に降りて一掃する!」


「「「了解!」」」


 ソウルは、まず矢倉を狙いジャバワークのミサイルポットからミサイルを発射し、矢倉にいた人間ごと破壊した。そしてそのまま低空飛行になり、アップルがジャバワークから飛び降り、斧を持った盗賊目掛けて飛び蹴りを当て地面に着地した。


「マギアはそのままジャバワークで攻撃!」


「了解!」


「俺とマナリア、ティーはアップルさんを援護しつつ攻撃」


「「了解なのよう!」」


 村に降りたソウルは、右腕のガントレットから銃口を出した後、散弾を発射し、野盗達を屠っていった。マナリアとティーも村に降りアップルの援護しつつ、魔法やスキルで野盗達に攻撃をして行った。


「なんなんだてめぇら!急に空から現れやがって!この俺様をだれだt…」


「じゃかしい!野盗風情が調子に乗ってんじゃねぇ!そっちこそなんだ?急に矢を撃って来やがって!」


「ここは俺様の城だ!侵入者に攻撃するのは当たり前だ!お前たち!このバカな侵入者を殺せ!女は殺すな!後で楽しむからな!」


「ゲスが…」


 大柄で不潔な男が怒鳴る様に声を上げ、子分と思われる奴らに指示を出すと、子分達はソウルを取り囲んだ。


「死ねやぁ!」


 ソウルの背後に回った子分の一人が、剣を振り上げて斬りかかって来たが、ソウルは体を回転させ子分の頭を散弾で吹き飛ばした。子分の一人が頭を吹き飛ばされ、それを見ていた他の子分達がビビり始めた。


「おぅら!てめぇらビビってんじゃねぇ!一斉にかかれば殺せるんだ!気合入れて行けや!」


 親分らしい大柄で不潔な男は、唾を飛ばし子分達に指示を出すと、子分達は一斉にソウルに向かって行った。だが、ソウルは体を回転させ散弾を連射していき、最後に爆発させた。


「うわぁぁ…」


「うぅ…」


 子分達は、爆発で吹き飛んだ後、数人だけ瀕死で生き残っており地面に転がって呻いていた。その子分達の姿に親分は舌打ちをした後、地面に転がっている子分の死体を蹴ってどかした。


「つかえねぇ奴らだなぁ…」


「使えないのは貴様だろう?子分達任せで自分は高みの見物決めてたんだから」


「ぬかせぇ!」


 親分が斧を振り上げソウルに向かって行くと、ソウルの手前で振り下ろし、衝撃波を出した。ソウルは、振り下ろすと当時に右斜めにステップ回避をして衝撃波から回避した後、散弾を発射した。親分は慌てて斧でガードし致命傷になるのを避けたが、ブルーローズがべったりと付着していた。


「この俺に、こんな事をしてただで済むと思っているのか!?俺ら夕暮れの旅団と知ってやっているのか!?」


「知らねぇよ!こっちは攻撃されたから殲滅しているんだ!お前が夕暮れの旅団とか知るか!」


「ちぃ…」


 ソウルは散弾を連射し、ブルーローズの付着率を上げていった。親分は防御に専念してるが、口元が笑っていた為、ソウルは何かしてくるなと思い警戒しながら射撃してると、親分が装備していた首のネックレスが光り出し、親分の体に黄色のオーラが纏われた。


「死ねぇ!【縮地】!【大切断】!」


 親分は散弾を物ともせず、スキルを使ってソウルに急接近すると攻撃系スキルでソウルの頭を狙ってきた。ソウルは、警戒していたのが功を奏し、親分の攻撃を後ろに下がる事で回避に成功した。


「食らえ!」


 回避に成功したと同時に、ソウルは親分の頭を狙い散弾を発射するが、親分はいやらしく笑うだけで効果は無かった。


「ふはは!このネックレスがある限り俺は無敵だ!」


「どうせ、数分立てば元に戻る物だろ?」


「ちぃ知っているのか?…まぁいい…それまでに俺がお前を殺せばいいだけだ!」


「取れるかね?俺の命?」


「やってやらぁ!」


 ソウルは、攻撃するのを止め、盾を構える様に右腕を前に出した後、その場から動かなくなった。親分は好機と見て強化系スキルを使った後、移動系スキルで距離を詰め、全力の攻撃系スキルを繰り出してきた。ソウルは親分の行動に対してただ何もせず、その場に構えて立っているだけだった。


「取ったぁぁ!」


「ねぇよ!」


 攻撃スキルが乗った斧がソウルの目の前に迫ると、ソウルはブルーローズを出し攻撃を防いだ。これはアルガスが使っていた防御ですべての攻撃を防ぎ、ソウル達を苦しめた物だった。その事をソウルは思いだし、ぶっつけ本番で使ってみたら成功した様だった。親分が連続でスキルを発動させ猛攻撃を仕掛けてくるが、すべてブルーローズに阻まれていた。


「くそ!この!なんだこれは!」


「さぁ?なんだろうね?」


「畜生!馬鹿にしやがって!」


 ソウルが挑発すると親分が怒りだし、さらに攻撃を与えて来るが一つも当たらず、その事にさらに怒りを露わにした。


「死ね!死ね!」


「怒り過ぎて語彙力低下したか?」


「うるせぇ!」


「おい?気づいているのか?」


「ああ?」


「もうお前、黄色のオーラが消えてるぞ!」


「やb…」


 ブルーローズに攻撃を当て続けた親分は、液体に物を叩きつけて水しぶきが飛ぶが如く、付着率を上げていき体の殆どがブルーローズの銀色の液体がが付いていた。その姿を見たソウルは右手を握り、ブルーローズを爆発させた。


「大爆発だな…付け過ぎもよくないか…」


【アナウンス:夕暮れ旅団 オブニス・グロウを討伐しました。SP3400 を獲得しました。 3400 オカーネンを獲得しました。】


 ブルーローズの爆発で親分が跡形もなく消し飛び、上空から親分が使っていた斧が地面に刺さった。


「ソウル!こっちは終わったわよ!」


「私達も終わりました!」


「やっつけたのよう!」


「マスターもうこの辺りには敵性反応は有りません」


「みんなお疲れ様、俺も今終わった所だ」


「わ…なにこれ?!」


 アップルが驚くのも無理は無く、親分が立っていた地面が大きく抉れ円形の穴を作っていた。さらには熱と衝撃波で円形の周りは黒く変色し近くにあった木の椅子や建物が破壊され崩れかけていた。


「ソウルさん…強敵がいたのですか?」


「いや、ブルーローズで吹き飛ばした」


「吹きt…なるほど…すごい威力ですね…」


 マナリアは、ブルーローズの威力に驚き、破壊力に恐れ戦いていた。


「ここって村じゃなくてならず者の拠点だったんだな…取り合えず敵も倒したし拠点漁った後再び南東目指すか~」


「そうね」


「すみませんマスター…今南東とおっしゃいましたか?」


「ああ言ったけど…どうした?」


「…申し訳ございません、南西に向かって飛んでいました…」


「……ハッハッハッハ!」


「‥‥アハハハ!」


「別方向じゃねぇか!」


「アタァ!」


 マギアの球体にチョップを入れ地面に沈めた。


「おかしいと思ったんだ!周りは森ばっかだし!」


「…ソウル?それをあなたが言う?私聞いたわよね?大丈夫って?その時、ソウルはダイジョウブって言ったわよね?」


「はて?何の事ですかな?記憶にございません…」


「そんな言い訳通じる訳ないじゃないの!」


「オウフ!」


 アップルは、ソウルの腹部に拳を抉りこませる様に入れてソウルを地面に沈めた。


「主従揃ってポンコツなのよう…」


 ティーのつぶやきを聞いた女性達は頷いた。

ブルーローズは強力だけど無限にはつかない。ブルーローズの元ネタはDD○Nのアルケミ○ト…


2万人記念の方はもう少し話が進んでから出すかもしれません!


村だと思ったらならず者の拠点だった…


親分が着けていたのは、護法のネックレス。魔力を込めると5分間だけ無敵になれるネックレスです。ソウルは煽って親分を逆上させ無駄に魔力を消費させたりスキル観察をしています。


南東に飛んでいたと思った?残念!南西でした!


ツッコミはブルーローズでは防げません。攻撃じゃないので。


モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!


ブックマーク登録もよろしくね! ありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] え?運命の始まりで出てきた水銀型魔術礼装がモチーフじゃなかったのか?〉〉ブルーローズ
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