内なる者の目覚め
完成しました!ちょっと短いです!
それではどうぞ~
ソウルの残弾が無くなったので、一度冒険者ギルドへ戻り休憩しようと戻ってきたソウル達は、ギルドに入ると、ギルド内が慌ただしい事になっていた。
「あ、すみません 何かあったのですか?」
偶然通りかかった受付の女性に聞いてみると、どうやら大型のモンスターが出て対処するのに、慌ただしくなっているらしかった。
「大型モンスターってもしかしてデスサーペントです?」
「そうですよ!よくわかりましたね!」
「それなら俺達が…」
「どこかのおバカさんが、どうやったか知らないですけど魔物呼びの笛を大音量で響かせたのが原因らしいそうですよ!そんなおバカさんを見つけたら、牢屋に入れてやりますよ!本来なら縄張りから外れている為、こっちに来ることはなく安全なんですけど、今回は本当に迷惑ですね!…ってどうしました?」
ソウル達は、円陣を組みデスサーペントの事を報告するか、小声で話し合っていた。
「どうする?報告するか?報告したら牢屋行きだけど…」
「黙っている事を勧めるわ…牢屋から出るとお金とアイテム全部取り上げられてしまうもの…」
「えぇ~せっかく取れた欠片も取られちゃうの?」
「保釈金がバカ高くて、足りない分はアイテムで清算されるから欠片も持って行かれちゃうわね…」
「では、皆さんここは秘密という事で…どうでしょう?マスター?」
「わかった」
全員で話し合い互いに頷いた後、黙っていることを決めたソウル達は、はぐらかすことにした。
「いやぁ、大変ですね!私もそんなことをした奴を見つけたら報告しますね!」
「?…そうですか、お願いしますね!」
内診ヒヤヒヤのソウルがテーブルに座ると、他の3人も同じテーブルに座り、料理と飲み物を注文した。
「で~欠片は何個集まったの?」
アップルがソウルに尋ねると、ソウルは自分が持っている虹貝の欠片を数えた。
「ちょうど1300個だな~後700個足りない」
「私は、2045個貯まったよ!」
「989個…なんで私だけ少ないの?!」
「う~ん自動振り分けだからマナリアさんに行っちゃったのかな?」
「余った分はアップルちゃんに上げるよ~」
「それでも1034個…」
ガックリと項垂れた後、アップルの口から何か白い物が出た。その白い物から「ちまちまやって行くのは嫌ですわ~」と聞こえ、ソウルもそれには頷いた。
「面倒でも、やるしかないですね!マスター!」
マギアの言葉に、ため息を吐いた後肯定した。それから少し経つと料理が運ばれて来て、アップルの白い何かが戻って行き、目の前のステーキに心奪われた。
「気分が落ち込んだ時は、大好物に限るわね!」
アップルは、一口分が大きく切り分け口へと運んだ。
「これからどうしますか?続けるにしても弾薬生産しないといけませんし…」
「私は、一旦落ちて夕飯食べて来たらまたやります」
「そういえば、もうそんな時間ね…私も落ちるわ」
「そうか…もうそんな時間か…俺も飯にしておこう…では解散という事で、お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
「お疲れ~」
その後、各々用事を済ませ、ログアウトしていった。
「ふぅ~何食うかな~」
現実世界へ戻ってきた総一郎は、一階に降りると誰もいない事に寂しさも感じつつ、冷蔵庫を開けた。
「あ!そういえばステーキ肉があったな!焼こう!」
アップルが、食べていたステーキがとてもおいしそうで自分も食べたいと思い、冷凍庫にお肉があった事を思い出した。
「マスター?ステーキですか?ネットの方に、冷凍から出す場合は半日前から冷蔵庫の方に移し、焼く30分前に常温に戻して置くと書いてあります!」
「半日前…やってられないな…解凍した後、キッチンペーパーに包んで30分放置でいいだろう、ご飯も炊かなきゃいけないし」
「マスター!お野菜も取ってくださいね!」
「はいはい」
ステーキ肉をレンジで解凍し始め、野菜を食べやすい大きさにカットしてサラダを作った。解凍したお肉をキッチンペーパーで包んでまな板の上に置いておいた。米を水で洗い、炊飯器にセットしボタンを押した後、炊き上がるまでテレビを見ることにした。
「マスター!そろそろ炊き上がりますよ!」
スマホの中のマギアが、炊き上がるまで後5分という、プラカードを持ちながら総一郎に言った。総一郎は、フライパンに油を引き火力を上げた。
「肉まだ若干固いけどいいか…」
解凍しきって無いステーキ肉に、フォークを突き刺し塩コショウを振りかけ、焼き始めた。
「マスター、冷凍肉は1分半で焼いて2分ほど余熱で火を通すといいみたいですよ!」
「ほ~やってみるか、」
マギアが時間を測り、総一郎がステーキ肉を焼くと香ばしい匂いがした。時間になったら、裏返し同じ時間で焼いていき時間が経ったら火を止めて、フライパンに蓋をした。
「ステーキのタレ出さないと…」
冷蔵庫からステーキのタレを出すと、炊飯器から音が鳴った。飯椀にご飯を盛り、インスタントの味噌汁を作り、肉を皿に乗せ完成した。総一郎はテーブルに着き、手を合わせた後、サラダにドレッシングをかけ野菜から食べ始めた。
「お肉の味はどうですか?」
「うーん、いまいちだなぁ…母さんが作ったのと比べると全然だし、物足りない感があるなぁ…」
「そうですか、もし私が現実世界に出られたら原因がわかるかもしれませんね!」
「一家に一台メイド…家政婦ロボマギアかな?」
「そんな事になったら炊事、洗濯、掃除、なんでもござれですよ!」
「・・・ニートが増えて、世界崩壊が早まりそうだな…」
「その可能性はあるかもしれないですね!」
「こわいわぁ~」
総一郎は、その後黙々と食べ続け食事を終わらせ、片付けた後二階へ戻って行った。
「あ、マギア!あっちへ行ったら作ってほしい物があるのだが」
「はい、どんなものでしょう?」
「う~んなんというか、背負うグレネードランチャーみたいなのかな?範囲攻撃できる奴」
「背負うグレネードランチャーですか?…」
「ちょっとまってて、簡単な絵を作るから」
総一郎は紙に、絵を描いて行きそれをマギアに見せた。
「こんな感じの背中に装備して、右肩側で撃つ奴」
「なるほどなるほど…先ほど大量に来た時ようですね?」
「まぁ、そうだなぁ…後は足に何か付けたいけど今はこれだけでいいや」
「わかりました、余っている素材を作りましょう、素材が足りなかった場合はウィンドウにまとめて報告しますね」
「わかった、頼む」
総一郎は、機器を頭に付け異世界にログインしていった。
「こんばんわ!ソウルさん」
「やぁ、マナリアさんさっきぶりです」
ソウルがログインを完了し、冒険者ギルドに入って行くとマナリアがテーブルにいた。ソウルは、そのテーブルに着き、マナリアに顔を向けた。
「アップルさんはまだ来てないのですか?」
「はい、まだ来てませんね~私一人じゃ心細かったので誰か来ないか待っていた状態です」
「じゃあ、今から採集に行くんだけど一緒に行きますか?」
「はい、お願いします」
「マスター!私は、近くの空き地で制作していますね!何かありましたら連絡しますので」
「わかった、それじゃあマナリアさん、行きましょうか」
ソウルとマナリアは港町を出て、付近の採取ポイントを探した。現在弾が無いので、モンスターと出会わない様に隠れながら採取したり、エンカウントしてしまった時は、地面の砂を敵の目にかけ、蹴って転ばせた内に逃げるという事をやって行った。
「なかなかスリリングな採取ですね!いつもこうやってるのですか?」
「いえ、いつもなら銃振り回して採取しているのですけど、今弾が無い状態でして」
「あ~なるほど」
マナリアも採集しながら話合い、納得するとソウルの方から鈴の音が聞こえた。
「マギアか…金属が足りなくなったと…買うしかないか~」
「ソウルさん掘らないのですか?」
「つるはしが無いので掘れないですね、鉱脈が何処にあるか解らないですし…」
「じゃあ、競売所ですね!行きましょう!」
ソウル達は、港町へ戻りマップで競売所がある場所を確信し、そこへ向かった。
「あ!私でも装備できる剣が売ってる…性能は…それなりだなぁ…」
マナリアがウィンドウを見ながらつぶやき、ソウルがマギアが要求している金属素材のリストが見ながら、必要な数を入力して購入していった。それと、弾薬に必要な分もいるな、と思い出し再びウィンドウを操作して購入のボタンを押した。
「ソウルさん、私の方は終わりました」
「ああ、俺の方も終わりましたよ、後は錬金術で制作するだけですね」
「あ、それなら一緒に錬金術しましょうよ!私も、MP回復薬たくさん作らないと」
「じゃあ、マギアがいる場所でやりますか」
「はい」
二人は、マギアがいる空き地へ移動し、釜を取り出した。
「ソウルさんの釜一番いい奴なんですね!羨ましいです、私のは小さいのしかまだ買えなくて…」
「その内やって行けばきっと買えますよ さっそく製作していきましょう、アップルさんがやらかしても大丈夫な位しこたま作っちゃいましょう」
「そうですね、私頑張っちゃいます!」
二人はかき回す棒を手に取り、ひたすら制作していった。途中マギアが、衣装装備のコートを渡してくださいと言われたので、マギアにコートを渡した後ソウルは自分の釜に戻った。そうしていると1時間位するとアップルがやってきた。
「ここにいたの?」
「ええ、ここで制作してました、俺はもうすぐ終わりますね」
「私は終わりました~」
「後マスターが、ルーン魔法を刻印してくれれば完了ですね」
「わかった、これ終わったら刻印する、俺はもうちょっとかかりそうですがお二人はどうします?」
「ステータス弄った後、モンスター叩いてますわ!」
「じゃあアップルちゃんについて行きます」
「わかりました。俺も終わったら合流しますね」
女性二人が頷き、海岸へ向かって行った。ソウルは、マギアが指示する部分に金属棒を持って魔力を流した。
マギアがハンマーで叩いていき、数分掛けてすべての箇所に刻印を施し、マギアが組み立てていった。
「どうでしょう?マスター?バランスにも気を付けて作ってみましたが」
「いい具合だ、俺の意識に合わして動くんだな」
「はい、操作レバーを持たなくてもいい様に設定しました」
「ありがとう、これで戦術の幅が広がったよ」
「では、実際撃ってみてみましょう」
ソウルとマギアは、女性二人がいる海岸へ向かった。
海岸へと向かったソウル達は、マナリアが敵に剣を振り回して遊んでいる風景が見えた。
「そうよ、マナリア!刃の向きを意識して斬るの!」
「はい!コーチ!」
何故か熱血スポーツ漫画になっている二人にソウル達は、近づいていった。
「いったいなぜこんなことに…」
「あ、ソウル…マナリアが剣を使ってみたいって言うから、私が教えたらついつい熱が入って…」
「で、熱血漫画よろしくこんな事になったと…」
マナリアが、敵を一刀両断すると汗一つ出ていないのに、額を拭った。
「あ、ソウルさん剣って楽しいですね!敵を斬った時に剣から伝わってくる感触が楽しいです!」
マナリアがキラキラした目でソウルを見ると、ソウルはアップルに目を向け、アップルは明後日の方向を向いてソウルと視線を合わせなかった。
「あ!敵が沸いた!斬らせろぉー!」
「どうすんだよ!…あれ絶対戦闘狂に片足突っ込んでるよ!」
「そんな顔を近づけないでくださいまし…ドキドキしちゃうわ…」
「いや、でも…あれ…」
沸いた敵に向かって、連撃を決めたマナリアとアップルを交互に見ながら、ソウルは困惑した。
「エターナルリ〇レイン!」
マナリアが技名を叫び連続でモンスターを斬り付けた。
「古いゲームの技だと!?…なぜ知っているんだ?!」
「動画で観ました!古いゲームエフェクト集ってやつです!」
その名前に聞き覚えがあるソウルは納得してしまった。
「とりあえずこのまま、やってみようか?回復忘れずにしてくれたらいいからさ…」
「はい!わかりました!」
「わかったわ!」
それからソウル達は、寝るまで採取と討伐をやり続け、何とか全員分の虹貝の欠片を集め終わった。
すみません!だいぶ遅れました!背負いGランチャーはすぐ書きあがったのですが、アップルの変身姿をああでもない、こうでもないしてたらこんなことに…ぐぬぬ…pixia 落ちてやり直す時間もかかってしまった・・
マナリアちゃんは将来どの職業になるのか…いっておきますが凶戦士ではないです。安直…アンチョビ過ぎるだろ!(ゲキウマギャグ)
次回から骸骨島へ出発!
21/03/01 技名そのままだったため修正
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