ネーバス文明遺跡で
完成しました!20ページ分です!
次回更新は2月20日 0時です!
すみません!少し遅れました!
そしてすみません!前回サブクエスト話を移動させると言いましたが、出来ないみたいです。一応新しい話で作って割り込みすれば出来るらしいんですが、失敗した場合サブクエスト話が消えてしまう可能性があるので、このままにしておきたいと思います!
あれぇ…簡単に出来たと思ったのですが勘違いしてたみたいです!
「これはすごいね…お姉ちゃん…」
「そうだねクーちゃん…」
洞窟内を進んで行くと、道の先に明らかに人の手で作られた建造物があるのが見え、ソウル達は駆け足で近づいて行くと、双子が建造物の豪華さに感動した声を上げた。
「これって本物かな?」
「メッキかも?」
双子の声に反応したマギアが、建造物にスキャン光を照射して調べ始めた。
「…純度99.99%の金ですね」
「…これ全部か?」
「恐らくそうでしょう」
ソウル達が見つけた建築物とは、何処かと何処かを繋いでいる通路だと判断でき、一定間隔に置かれてある純金製の支柱と支柱の間には、不規則に白い斑点模様がある青い水晶を綺麗に加工した様な物が壁として使われていたが、経年劣化のせいか完全に砕けていたり、軽く振れただけでも粉々に砕けてしまいそうなほど罅が入っている物が多かった。
「探検するの楽しみだね!お姉ちゃん!」
「そうだね!クーちゃん!」
「待て」
双子は期待に目を輝かせながら、互いに顔を見合わせて言った後、未知を探しに行こうとしたが、ソウルが二人を止めた。
「何?」
「行動は全員一緒だ」
「えぇ~…」
不服の声を上げたクリスに、ソウルは溜息を吐いた。
「クリス?お前俺の話を聞いてなかったのか?この遺跡は凄く危険だって説明したよな?…まぁその上で別行動したいと言うなら止めないが~…確実に死ぬと思うぞ?」
「で…でもソウルさんが渡してくれたこのエネルギーシールドがあれば大丈夫なんですよね?」
リリアナは、震える声で左胸に付けた丸い機械を見ながら言うと、ソウルは眉間に皺を寄せた。
「ちゃんと動作すればな」
「え?」
「洞窟でこれを渡した時にも話したが、これがちゃんと動作してくれるか分からない。上手く動けばいいが、うまく動作しなかった場合は全力で逃げなきゃいけないし、そんな状態の時に別行動していたお前たち2人がどうなるかは~…言わなくても分かるな?」
「「よく分かります!すみませんでした!大人しく付いて行きます!」」
「よろしい」
リリアナとクリスの双子は、シンクロ行動で不動の姿勢をしながら言うと、ソウルはその言葉に頷いて答えた。
「ねぇソウル?このエネルギーシールドがちゃんと動作したと仮定したとして、その時に注意する点は何なの?」
「注意する点は、これには容量があってそれを超えた状態で攻撃されるとエネルギーシールドが割れてしまう事と近接攻撃は防げないという事だ」
「割れた場合どうすればいいの?」
「その場合はどこかに隠れてシールドが再構成されるのを待ってくれ」
「その容量って回復しない?」
ティカルの言葉に、ソウルは軽く首を横に振った。
「いや、攻撃を受けなければ回復するし、限界が近くなるとエネルギーシールドに罅が入るから、割られる前に物陰とかに隠れて回復させてくれ」
「なるほど、分かったわ」
「OK~」
「分かりました」
「「は~い」」
「今言った事は絶対に忘れないでくれ。…よし、行こうか」
頷く仲間達を見た後、ソウルは仲間達と一緒に通路を進んで行った。
-ネーバーク王国・ネーバス文明遺跡-
「なんか工場みたいな所に出たな?」
「そうね」
「ベルトコンベアの上にパーツが置かれてますね」
「何を作っていたんだろう?」
「とりあえず1つ位なら持って行っても問題ないよね?」
「ああ、持って行ってもいいが警戒は怠らないようにな?」
「「はーい」」
ソウル達が通路を進んで行くと、何かの工場のような場所に辿り着き、その場所で最初に目にしたのは、ベルトコンベアの上に規則正しく置かれてある、様々な金属部品を組み合わせて一つの部品とした物が埃を被っている姿だった。
「ん~?…お?ねぇねぇお姉ちゃん?これが何かよさそうだよ?
「うんうん、そうだねクーちゃん。それにしようか」
「あ~い」
双子が、ベルトコンベアの上にある物の中で比較的に綺麗な物見つけ、それを持って帰ろうと触れた時、非常警報設備のボタンを押した時になるベル音が鳴り響いた。
「やっぱり鳴ったか…」
「「え?え?」」
「全員集合!敵が来るぞ!」
ベル音が鳴り響いた事に、双子は驚いてオロオロと困惑したが、ソウルが大声で全員集まる様に言うと、仲間達はソウルがいる出入り口に集まった。
「5つの敵対反応がこちらに向かって来ているのを確認しました。あと30秒ほどで接敵します」
「了解。皆、まず俺が正面に立ってエネルギーシールドを試すからそれまで出ないようにな」
「分かったわ」
「了解~」
「分かりました」
「「が…頑張ってください!」」
双子に応援されたソウルは、言葉では答えずに右手でサムズアップをして答えた後、出入り口の先をゆっくりと歩き出した。
「あれは…ドローンか?」
工場の出入り口を出てから数歩進んだ時、バランスボールほどの大きさをしている球体と八面体の機械がこちらに向かって飛んでくるのが見えると、ソウルは腰のホルスターからDice of Fateの紫色と茶色のリボルバーを抜き、先頭の八面体に銃口を向けて引き金を引いた。
「357を防ぐか…」
銃口から放たれた弾頭は、真っ直ぐ八面体に向かって飛んで行き、外装に当たって重い衝突音と共に弾け飛んで地面に転がったが、何事も無かったように起き上がって宙に浮いた後、ソウルに向かって飛んで来た。
「ENE…DAVIAA・・・HDALFJ?*AP…」
「(ノイズが交じっていてよく聞こえないし、聞いた事無い言語だけど…多分古代ネーバス語でミランダ警告みたいな事を言っているんだろうが…だが!答えはNOだ!)」
ソウルは、浮いている球体と八面体に取り囲まれると、球体が外装を中間から割る様に左右に展開して、別の黒い回路基板のような見た目をした球体が現れると、そこから人の声らしき音が聞こえて来た。だが、その音はノイズが混じっていてちゃんと聞き取る事が出来ず、更には未知の言語だった為に何を言っているのか分からなかったが、ソウルはこう言う状況の時に言われるのは、決まって同じ言葉だと考えると、それを否定する為に両手に持ったリボルバーの銃口を球体に向けて発砲した。
「!!?」
「!?!?」
ソウルが放った弾頭は、球体の中にある黒い回路基板の様な見た目をした部分に当たると、突然ノイズ交じりの音が途切れ始め、ふらふらとした動きをしながら地面に降下していき、最後は力尽きた様に地面に落下して動かなくなり、ソウルを取り囲んでいた他の球体や八面体が、ソウルの攻撃で壊された球体を見て何かを話し合う様な仕草をした後、各機外装を展開させ、ソウルに向けて閃光を放った。
「うお!」
球体や八面体が放ってきた閃光に、ソウルは驚いた声を上げながらガードの姿勢を取ったが、その状態のままで間が開くと、ソウルは何も起きない事に疑問を感じ、ガードの姿勢を解いて体を調べてみると、何処にも異常は無く、デバフなどの効果も掛けられていなかった。
「これは…エネルギーシールドがちゃんと動作したって事だな」
ソウルが安堵しながら呟くと、出入口からアップルの声が聞こえて来た。
「ソウル?大丈夫?」
「ああ、問題なく作動した!」
「じゃあ出ても良いわね?」
「問題ない!」
ソウルが、出入り口付近にいる仲間達に向かってそう言うと、アップルがハルマートを構えながら飛び出し、少し跳躍した後に八面体に向かって勢いよく振り下ろすと、八面体は半ばほど拉げながらそのまま地面と衝突して沈黙した。
「この1撃で叩き潰す爽快感…癖になりそうだわ」
「何だろう…その言葉を聞いて鉄の悪魔を叩いて砕くSFヒーローの事を思い出した」
「私は別に人の身を捨てた存在になったとか改造とかされてないわよ?」
「僕それが実写映画化した奴のDVD持ってるよ」
「DVD!久しぶりに聞いたな!」
「私のお母さんがそれのレーザーディスク持ってましたね」
「レーザーディスク!はっはっは!」
ソウル達は、会話しながら残り3機になった球体や八面体を攻撃して、3分も掛からずに全てを破壊した。
「マギア?増援は来るか?」
「はい、40の敵反応がこの場所を目指して来ており、およそ5分で到着すると思われます」
「わかった」
球体や八面体を倒した後に、ソウルがマギアに増援は来るかと尋ねると、5分で来ると言われたので、長期戦になってもいい様に準備を始めた。
「全員回復アイテムは不足してないよな?」
「競売所でしこたま買ってきたから大丈夫」
「私もティカルさんと同じです」
「私もよ」
「えっと…私達は少ししか持ってないです…」
「あ~そうか…なら俺の持ってる回復アイテムを渡そう」
「ありがとうございます!」
「ありがとー」
ソウルは、自分が持っている回復アイテムのいくつかをアイテム欄から取り出して、双子に分け与えた。
「よし、回復アイテムはOKとして次は~っと…」
ソウルは、使ったリボルバーのリロードをした後、アイテム欄から6本の独特な形をした黒い八角柱を取り出し、各リボルバーにあるアクセサリーレールに装着して行った。
「それ何?」
ティカルが黒い八角柱を指さしながら質問してくると、ソウルはニヤリと笑った。
「良い物だ。どんな物かは戦闘が始まればすぐにわかる」
「え?秘密なの?僕の予想では何かをする為に使う物だと思うけど…」
「ティカル?それだと当たり前の答えになるぞ?」
「え?でもソウルって伊達や酔狂とか見栄で意味のないアクセサリーとか身に着ける事があるよね?」
「確かに、ロマンに憧れてそう言った物を身に着ける時もあるけど…これは違うから!これは実用的な物だから!」
「そう言う事にしておくよ」
「本当だって!信じてくれよ!」
「マスター?ご歓談中申し訳ございませんが残り10秒で敵が来ますので構えてください」
「チクショウメ!」
マギアから敵が来ると言われ、ソウルは赤青鉛筆を投げつけたい気持ちで憤る言葉を言った後、腰のホルスターから緑色と赤色のリボルバーを抜いて両手に持ち、この場所に幾つも点在する、天井の一部が崩落して瓦礫と土砂が積み重なって山の様になっている場所の1つに身を潜ませた。
「3…2…1…コンタクト!」
「先手必勝!」
マギアがコンタクトと言った時、ソウルは隠れていた場所から身を乗り出して、最初に目についた宙に浮かぶ敵の立方体に銃口を向けて引き金を引くと、放たれた2発の弾頭は立方体に当たり、2発分の衝撃音が同時に聞こえた。
「わぁ!沢山来た!」
弾が当たった立方体は、衝撃で弾かれて壁に衝突した後に地面に落ちたが、何事も無かったように再び宙に浮かび上がると、ビー!ビー!と警告音を煩く発しながらソウルに向かって来た。そして、その立方体が発する警告音で、後に続いていた39機の敵も一斉にソウル達に向かって来た。
「前に出るわ!」
「私も前に出ます!」
「了解!援護する!」
アップルとマナリアが前に出ると言うと、ソウルは頷き、走り出した2人に向かって何かをしようとしていた敵に発砲して、その行動自体を止めるという妨害をした。
「【アッパーファング】」
ティカルが、双子に危害を加えようとしていた円錐の敵をスキル攻撃で真上に飛ばし、即座に右手を異形の頭に変えて上に向けた後に口を開くと、円錐の敵はそのまま口の中に入り、硬い物をかみ砕く咀嚼音を出しながら、ティカルに取り込まれた。
「ん!これは美味しい!」
「「え?美味しい!?」」
「ああ、味とかの意味じゃなくて吸収して得たスキルや他のスキルの上昇値が美味しいって事」
「そう言えば兵士さん達に自己紹介する時にいろんな物を取り込むって言ってたけど、そうやって取り込むんだね」
「そうそう」
ティカルはクリスに頷きながら、近くに居たCDがそのまま入る位太い管の敵を、異形の頭が麺類を啜る様に取り込んで行った。
「世界にはいろんな種族がいるんだねクーちゃん」
「そうだね。お姉ちゃん」
ティカルの独特な方法で取り込む姿を見て、双子は世界の広さを感じると、ソウルが敵に銃を向けながら口を開いた。
「おいおい…世界の広さを感じるのはいいが、今は目の前の敵に集中してくれ」
「「はーい」」
「素直でよろしい」
ソウルに注意された双子は、言われた通りに敵を倒す事に集中した。そして、戦闘開始から15分が経過し、敵の数が半分ほどになると、敵の動きに変化があった。
「ん?なんだ?」
戦闘には参加せずに、最後方でフワフワと浮いていた24面体の敵が突然機敏に動き出し、ソウル達の前まで出てくると、その24面体は自身を中心として、残り全ての味方を強力な磁石で引き付けた様に集めると、何かの形になる合体を始めた。
「これは…」
「なにか人型っぽい物になろうとしていますね?」
「合体中は攻撃無効かな?」
「試してみるか」
ソウルは、大きな人型になろうとしている敵に銃を向けて発砲してみたが、銃口から出た弾頭は敵の手前で数秒間静止した後、下にポトリと落ちた。
「無理だな…え?」
「どうしたの?」
「なんか変な称号を得たっぽい…」
ソウルは、称号等を得た時に出る報告やアナウンスは「チャット欄のみに表示する」と設定していたが、その称号を得た時、それらの設定を無視してソウルの視界の前面に大きく表示されると、ソウルは困惑した表情をしながら得た称号を確認した。
【アナウンス:称号【暗黙の了解を破りし者】を獲得しました。INT-1 「相手が変身中や合体中の時に攻撃しちゃダメだぞ!これはどんなに悪いヴィランでも絶対に守らなきゃいけない事だからな!だからもうしないとこの俺、ナイトヒーロー「バールバイン」と約束してくれ!頼むぜ!」】
「あっはっはっはっは!なにこれ?」
ソウルがウィンドウを開いて称号欄を確認してみると、横で見ていたティカルが爆笑しながら尋ねてきたが、ソウルは問われた事にどう答えていいのか分からず、困惑した表情を浮かべた。
「マスター、困惑しているところ申し訳ありませんが、敵の合体が終了した様です」
「え?…うお!」
マギアの報告に、ソウルは素早くウィンドウを消して視線を敵に向けると、敵の姿が一昔前のアニメに出てきた勇者ロボの様な姿になっていた事に驚きの声を上げた。
「なんかやたら球体やら多角柱やらの立体的な敵が出て来るなと思ってたらこういう事だったか」
「とりあえず動き出す前にSS取っておこうっと」
「どうやらそんな時間は無いみたいよ?来るわ!」
「!?【クイックブースト】」
アップルが仲間に警告を出したすぐ後、謎の勇者ロボが動き出し、予備動作なしにソウルを真上から拳で押しつぶそうとしてきたが、ソウルはスキルを使って後ろに回避すると、先程までソウルが立っていた場所に拳が振り下ろされ、地面に大きな亀裂が走った。
「当たってたら即死してたな…」
謎の勇者ロボが、地面に大きな亀裂を作るほどに威力がある攻撃を見て、即死クラスの攻撃だと直感で理解したソウルは、お返しと言うかの様に紫色のリボルバーの銃口を謎の勇者ロボに向けて、魔力を込めるとバレルに刻印されたルーン文字が光だし、全ての文字が光った瞬間に引き金を引くと、紫電を纏った弾頭が発射された。紫電を纏った弾頭は、そのまま真っ直ぐ左胸部にパーツに命中して、弾を倍の大きさにしたような穴が開き、さらに紫電が全体に流れていくと、内部パーツのいくつかを焼損させた。
「おっと?機械だから過電流はきつかったか?」
ソウルの1発でダウン状態になった勇者ロボに、アップル達は攻撃しようとしたが、突然勇者ロボの周囲に様々な形の立体的な敵が大量に現れると、高速で周回し始め、勇者ロボを守る竜巻の様になっていった。
「これは厄介な敵だね…」
立体的な敵が、竜巻の様に高速で動いて近づく事が出来ず、その竜巻の中にいる勇者ロボは、新たに現れた立体的な敵を使って修理している姿が、竜巻の隙間から見えていた。
「ダウンすると修理されるからダウンさせずに倒すしかないと言う訳か…」
「こういう敵ってコアになってる24面体を破壊すればいいと思うけど、それが何処にあるか分からないね…」
「問題ないわ!いつも通りにやれば倒せはずよ」
「そうだな。いつも通りやろう」
アップルのいつも通りと言う言葉を聞いて、ソウルもそうだなと同意し、ティカルとマナリアも頷いて答えた。
「クリスはマギアに付いて決して離れない様にしながら攻撃、リリアナは俺と一緒に仲間の援護や補助をするぞ」
「あーい」
「はい!」
「マスター!どうやら修理が完了したみたいです」
「みんな行くぞ!」
「「「「「「了解!」」」」」」
ソウルの気合いの入った声に、仲間達も気合いをが入った声で答え、各々の役割の立ち位置に行こうとした時、竜巻の中にいた勇者ロボが背中に新しく付けたジェットパックを使って高く跳躍した後、胸の中心にある金属製の動物の口から、Yの形の鍔と柄しか無い物が飛び出した。
勇者ロボはその鍔と柄しか無い物をかっこよくキャッチし、両手で持って上に掲げ、鍔元から光の剣が生える様に伸び出て、自身身長を倍にした長さになると剣の色が鈍色に変わって行き、完全に金属製の両刃の西洋剣になった。
そして、勇者ロボは空中にいる状態で剣がより長く、更にかっこよく見えるポーズをした後に上段の構えをすると、刀身に炎が纏っていき、そのまま急降下して、着地としたと同時に真っ直ぐ振り下ろしてくると、剣先を中心とした炎が円形で広がっていった。
「うわわわ!」
「きゃぁぁ!」
「きゃ!」
「わぁぁぁ!」
勇者ロボの攻撃で、ダウンバーストの様な現象が起きるとアップル、マナリア、ティカル、クリス、マギアが吹き飛ばされ壁に衝突した。
「みんな!?大丈夫か!?」
「何とか…」
「死にそう…」
「大丈夫です!」
「問題ないわ!」
「異常はありません」
勇者ロボが急降下してきた時、ソウルはリリアナを自身の体に引き寄せた後、右腕を上に向けてブルーローズをドーム状に展開して身を守っていた。
「すまん!咄嗟の事でみんなは助けられなかった!」
「奢り一回で許す」
「え?奢りですか!?何食べようかな~」
「あら?そうなの?ならパーティーしましょう」
「肉!甘い物!」
「ここをクリアして報酬を貰っても破産しそ…うわなんだ!?」
仲間達の要望を聞いて、破産する未来が見えたソウルだったが、突然立っている場所に亀裂が走ると、ソウルは嫌な予感を感じた。
「わ!」
「きゃ!」
ソウルが感じた嫌な予感は的中してしまい、二人が立っていた場所が突然陥没して、ソウルとリリアナは地面の下に落ちて行った。
「ソウル!リリアナちゃん!」
「ソウルさん!リリアナさん!」
「ソウル!リリアナ!」
「マスター!リリアナさん!」
「お姉ちゃん!師匠!」
仲間達がソウルとリリアナの名を呼ぶが、ソウルとリリアナはその言葉に答える事は出来なかった。
不動の姿勢とは「気をつけ」と号令された時にするの姿勢です。
八面体とは、エヴァのラミエルみたいな形の立体です。
謎の勇者ロボが、動き出した時に振り下ろしてきた攻撃は、避けずに盾等で防ごうとしたらそのまま押し潰されて即死します。所謂初見殺しというやつです。
202507/16 一か所の長文に改行を入れた。
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誤字脱字報告 アザマス!




