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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
Roaring of The War
290/329

~サブクエスト[純人魚の涙]~ 後編

完成しました!19ページ分です!ゆっくりお楽しみください!


次回更新は、2月13日 0時更新です!

「あいつか」


ソウル達が、アリグナックの寝所のボスエリアに入ると、スクイッドジェリーフィッシュがフロアの中心でユラユラと佇んでいた。


「どうしますか?」


KUNIMOがソウルにそう尋ねると、ソウルは右手首からブルーローズをひも状にして伸ばし出した。


「皆さんにはアース線を装備して貰います。そして、相手がダメージフィールドを張って来た時、対象になってない場所にこの二股になってる先を刺してください。ある程度は軽減出来る筈です」


ソウルが説明した後、ブルーローズのゲージを半分以上使い、先端に二股の突起物がある銀色の紐を、5m間隔で作った後に全員に渡し、渡されたプレイヤー達は、腰のベルトに吊り下げる形で装備した。


「どう動く~?」


「まずどの距離まで近づいたら張って来るのか調べようと思う」


「おっけ~!ヒフミちゃん!測定よろしく~!」


「畏まりました」


「みんな準備はいいか?…よし!行きます!」


KUNIMOが仲間達に尋ね、仲間達は無言で頷いたのを確認した後、頭に装備していた兜のバイザーを下ろした。すると、その動きと連動してFJWのマスクが頬から飛び出る様に展開され、口元に吸い付く様な動きで自動調節され、兜がしっかりと頭に固定された。全身フルプレートの姿になったKUNIMOは盾と剣を構えながら、ゆっくりとスクイッドジェリーフィッシュに近づいて行った。


「全員~アース用意~」


KUNIMOが、ソウル達がいる場所とスクイッドジェリーフィッシュのちょうど中間の位置に来た時、ホワイトローズが仲間達に指示を出すと、仲間達はその指示に従って、ソウルから渡されたアース線の先を手に持って身構えた。


「来るよ~!」


KUNIMOが、スクイッドジェリーフィッシュの距離まであと4mの位置に来ると、スクイッドジェリーフィッシュのタコの触手が雷のエフェクトを纏い、触手の先を地面に突き立て、フロア全体にダメージフィールドが生成された。ソウル達は、ダメージフィールドが生成される前に動き、壁に向かってアース線の先を壁に向かって投げた後、祈る気持ちでこれから来る攻撃を耐えようと身構えた。


「アバババ!」


横にいたホワイトローズが、変な声を出しながら感電していたが、ソウルはそれを無視して、視界の左上に簡易表示された自身のHPゲージを注視した。


「ヒフミさん!後何秒ですか!?」


「あと13秒です」


減って行くHPを見ながらソウルが尋ねると、ヒフミは落ち着いた声で答えた。


「(アース線が役立ってるな…これなら耐えられそうだ)」


ソウルのHPは、半分近くまで削られてしまったが、残り時間を聞いて大丈夫だと判断してホワイトローズ達に目を向けてみると、仲間達も問題なさそうな様子だった。


「終了まで3…2…1…ダメージフィールド消失しました」


ヒフミの言葉通りダメージフィールドが無くなると、スクイッドジェリーフィッシュに接近していたKUNIMOが、ホワイトローズの所に戻ってきた。


「これのおかげで耐えれましたね」


「そうだね~流石ソウル~サッソウ~!」


「はっはっは!そうだろう!そうだろう!…あれ?馬鹿にしてる?」


「ノリツッコミも冴えてますね!」


「よせやい…って!ふざけてる場合じゃない!あいつは!?」


ソウルが、スクイッドジェリーフィッシュに視線を向けると、スクイッドジェリーフィッシュはフロアの中心でユラユラと佇んでいた。


「襲ってこない?」


「あいつこれまで戦ってきたボスとは違うんだよね~近づいたらダメージフィールドを張ってくるだけださ~どこにヘイトが向いてるのかさっぱりなんだよ~」


「タンク泣かせの敵って事か?」


「そうだね~」


「次はどうしますか?」


「次は~…」


KUNIMOに聞かれて、スクイッドジェリーフィッシュを観察してみると、クラゲの触手に隠れている赤い玉がチラチラと見え隠れしていたので、ソウルは早撃ちの構えをしながら撃つタイミングを計った。


「…!」


ホワイトローズ達が見守る中、しばらくの静寂の時が流れた後、赤い玉が見えた瞬間にソウルは腰のホルスターからDice of Fateの氷属性のリボルバーを抜いて、一瞬の内に4発の弾を連射した。


「GYUpu@garaGYaRa!」


ソウルが放った4発の弾頭は真っ直ぐ赤い玉に当たり、スクイッドジェリーフィッシュは何処から出しているのか分からないが悲鳴のような声を上げながら、陸地に打ち上げられたクラゲの様に地面に倒れた。


「これは!」


「ダウンした~!」


「チャンスですが…やりますか?」


「…いや、撤退しよう」


「分かりました」


ソウルが撤退しようと言うと、ホワイトローズ達は頷くと、ウィンドウを開いてクエストタブから撤退するを選択し、ボスフロアの入り口前に転送されて行った。





-深海ダンジョン・アリグナックの寝所・作戦会議テント内-





「ヒフミさん、先程の得られたデータを見せて貰ってもいいですか?」


「畏まりました。採取したデータを表示します」


ボスフロアから戻ってきたソウルは、作戦会議テントに赴き、ヒフミに採取したデータを見たいと言うと、ヒフミは快く承諾し、ホログラム装置に各種データを表示させた。


「ダメージフィールドを張って来る距離は3.96m…アース線使用時のダメージは800~3000以内…ふむふむ」


ソウルが、ホログラム装置に表示された情報を見ていると、作戦会議テントに完全武装のホワイトローズが入ってきた。


「準備出来たよ~」


「おう、こっちは今作戦を考えてるよ」


「どんなの~?」


「上手く行けば完封出来る」


「お~!」


ホワイトローズにそう言った後、ソウルはアイテム欄から紙と羽根ペンを取り出し、表示された情報を見ながら頭の中で作戦を考え、重要な事を紙に書いて行った。そして、30分がたった頃にホワイトローズが話しかけてきた。


「みんな集まったよ~」


「こっちも大体できた」


作戦会議テント内に討伐に参加するプレイヤー達が全員集まると、ソウルはプレイヤー達に視線を向けた。


「これから作戦を伝えます」


「みなさん!言われた作戦をしっかりと頭に叩き込む様に!」


「じゃあソウルお願い~」


ミミランジェがプレイヤー達に向かって注意し、ホワイトローズにお願いされたソウルは、頷いた後に話し始めた。


「戦闘開始時は全員スクイッドジェリーフィッシュを取り囲む様に展開して行ってください。この時のタンク役は3人で、逆三角形の形になる様にお願いします。また、ヒーラーは必ずタンクの後ろに居るようにお願いしますね。次にスクイッドジェリーフィッシュを取り囲んだら、入り口方面のタンクが近づいてダメージフィールドを張らせますが、私が赤い玉を攻撃してダウンさせるので、そこを攻撃してください。そして、それを続けて行ってHPの半分を超えたら、スクイッドジェリーフィッシュのパターンが変わって自ら動いて攻撃してくるはずです。スクイッドジェリーフィッシュの攻撃は、触手による物理攻撃、雷を纏わせた魔法と物理を混合した攻撃、触手の先を突き刺して麻痺のデバフを与えて来る筈ですので、ヒーラーはデバフを食らってしまったタンクを速やかに回復させてください」


「質問いいですか?」


「何でしょう?」


ソウルが作戦を伝えると、手を上げて質問してくるプレイヤーがいたので、ソウルは聞き返した。


「タンク役が3人なのは何故ですか?」


「この敵は、誰にヘイトが向いているのか見た目で判断するが難しいですし、タンクがスキル等を使って自身に向けたとしても、ヒーラーやアタッカーが攻撃されてしまう可能性があります。なので、タンクを3方向の立ち位置にしておけば、もしヒーラーやアタッカーが攻撃されたとしても、すぐにタンクの後ろに逃げ込める様にですね」


「もしソウルさんがダウンを取る事が出来なかったら?」


「その場合はアース線を渡しますので、対象になって無い場所に突き刺して凌いでください」


「アース線って何ですか?」


「これ~」


質問したプレイヤーが首を傾げながら尋ねると、ホワイトローズがプルーローズのアース線を掲げて見せた。


「さっきの調査でこのアース線を使ったんだけど~全員生き延びる事が出来たよ~」


ホワイトローズの言葉に、プレイヤー達から驚嘆の声が上がった。


「大体は以上です。あとは臨機応変で動きながら、愛と勇気だけを共にして行きましょう」


「〇ン〇ンマン~!?スクイッドジェリーフィッシュは餡子の様な甘さはないよ~?」


「じゃあ元気100倍にすれば問題ない」


「元気100倍って~魔剤飲んでもそこまでいけないよね~」


「じゃあ~…」


「はいはいはい!漫才はそこまでにしてそろそろ行きましょう!」


ミミランジェが二人の漫才を止めると、プレイヤー達はボスフロアへの入り口に向かって行った。


「緊張はある程度解れたか?」


「問題ないよ思うよ~」


「じゃあ行くか」


「行こ~」


「行きましょう」


「はい」


作戦会議テントに集まったプレイヤー達がテントから出て行った後、テントに残っていたソウルとホワイトローズ、ミミランジェとKUNIMOは、ソウルの質問に答え、一緒に入り口に向かって行った。






-深海ダンジョン・アリグナックの寝所・ボスフロア・13分後-





「そろそろ半分を切るわよ!全員注意しなさい!」


ボスフロアに侵入したソウル達は、スクイッドジェリーフィッシュと戦闘を始めると、作戦通りに事が進み、経った13分でHPの半分を削りきる事に成功し、ミミランジェが大声で注意を促した。


「リロードする!」


「了解!カバーは任せてください!」


ソウルが、Dice of Fateのリロードをする為に、近くに居たタンク後ろに隠れながら言うと、タンク役のプレイヤーはスクイッドジェリーフィッシュに体を向けたまま答えた。


「行けそうですねソウルさん」


「そうですねと言いたいですが、所詮人1人が考えた作戦なので予想外な事が起きる筈です」


ソウルが、リボルバーのシリンダーから空薬莢を排出して、床から鳴り響く金属音を耳にしながら、ヒーラーのリウェイの言葉に答えると、リウェイは驚いた表情をした。


「何が起こるって言うんですか?」


「それは~…分からないので注意していてください」


「えぇ…」


リウェイの困惑した声を聞きながら、リロードを済ませたソウルは、右手に持ったリボルバーの銃口を上に向ける構えをしながら、深呼吸をして集中力を高めた後、左に向かって移動を始めた。


「タコ足帯電!」


「させねぇよ!」


ダメージフィールドの前兆を視認した1人のプレイヤーが、全員に聞こえる位の声量で注意を促すと、その声に反応したソウルは赤い玉に銃口を向けて引き金を引き、スクイッドジェリーフィッシュをダウンさせた。


「攻撃!」


スクイッドジェリーフィッシュのダウンに、ホワイトローズが透かさず号令を出すと、プレイヤー達はスキル等を使った全力攻撃をして、HPを半分以下まで削ると、ダウン状態のスクイッドジェリーフィッシュが突然に傘を大きく動かし、天井付近まで急速浮上した。


「何を…まさか!全員急いで中心に集まれ!!」


「え!?何々~」


スクイッドジェリーフィッシュが急速浮上したのを見て、嫌な予感がしたソウルは、全員をフロアの中心に集めた後に右手を上に突き出し、右手首からブルーローズを勢いよく射出させて、全員がギリギリ入れる位のドーム状を形作っていった。


「うわ!」


ドーム状のフルーローズが地面についた瞬間、雷鳴と共にフロア全体にダメージフィールドが張り巡らされた。


「こんなの無理じゃん!」


「運営ざけんな!こんな攻撃絶対死ぬだろ!」


「ちょっとー!こいつの強さ調整ミスってんよー!」


「頭おかしい!」


フロア全体にダメージフィールドが張られたが、ブルーローズのドーム状の内側にいるプレイヤー達は無事で、必ず全滅する様に作られてた事やそれらの設定をした運営に対して、憤慨した感情を混じり合わせながら言葉を言った。


「ソウルは大丈夫~?」


「ああ、HPは減って無いから大丈夫だが…ブルーローズが尽きた。多分これを解いたら右腕が動かなくなるから、真面にサポートは出来なくなる」


「おっけー!残りは任せて~!」


「ありがとうございます!ソウルさん!残りは何とかやってやりますよ!」


「ソウルさんの咄嗟の機転で助かりました!ありがとうございます!」


「ヤグドリ…は無いから一番いいジュースを奢ってやろう」


「アリガト!アリガト!」


ホワイトローズ達がソウルに感謝の言葉を述べると、身動きできないソウルは、気恥ずかしさを感じながら、感謝の言葉を聞き続けた。


「ダメージフィールドの威力低下を確認。計算した結果、後13秒で消失すると思います」


「了解」


ヒフミの報告にソウルは頷き、13秒後にブルーローズを解除すると、ドーム状のブルーローズは銀色から白色に変わって行き、粒子が風に吹かれて消えていく様なエフェクトをしながら消えて行った。


「行くよ!みんな!」


「「「「「応!」」」」」


ホワイトローズの言葉に、仲間達は意気高々に答えて先程と同じく展開した後、天井付近からゆっくりと降りて来るスクイッドジェリーフィッシュと対峙しながら武器を構えた。


「【シールドスロー】」


KUNIMOがスキルを使って盾を投げると、盾はブーメランの様に高速で横回転しながらタコの触手に当り、少量のダメージを与えると、ゆっくりと降下していたスクイッドジェリーフィッシュが、突然機敏に動き出してKUNIMOに向かって行くと、タコとイカの触手を上に振り上げて、勢いよく振り下ろす攻撃をしてきた。


「ヘイトがKUNIMOに向いた!?ならヒーラーはKUNIMOにバフを掛けなさい!サブタンクはKUNIMOのサポート!」


「【ヘルスアップ】」


「【ハイストレングス】」


「【エクスディフェンサー】」


「【チャージ】【クイックチャージ】【オーバーチャージ】【護法のⅣ】【リバース】【ハイリバース】」


ヒーラーがKUNIMOに向かってバフを掛け、KUNIMOも強化スキルを使うと、スキル効果でサブタンクの2人も同じ効果を受けて強化された。


「【ダブルスラッシュ】」


KUNIMO達が敵の攻撃を引き受けているので、アタッカーが後ろから攻撃スキルを使い、クラゲの触手に2回連続の斬撃をすると、クラゲの触手は何の抵抗も無く斬られ、赤い玉を露出した。


「ダメージフィールドを張って来ない!?好機だ!一気に行け!」


最大の好機にテンションが上がったホワイトローズは、自身のキャラを忘れて指示を出すと、様子見していたアタッカー達が一斉に動き出し、それぞれ最大火力が出るスキルを使って攻撃した。


「…なるほど。こういう前半は全滅する程強いけど、後半になったら弱くなる敵もいるんだな」


ソウルは、弱体化したスクイッドジェリーフィッシュを見ながら納得した後、左手に持ったリボルバーの銃口を赤い玉に向け、引き金を6回引いた。


「GYUAGUKAGU@Aifja…」


ホワイトローズの攻撃とソウルの攻撃で、スクイッドジェリーフィッシュのHPはすぐに無くなり、断末魔を上げながら黒い霧になって消えて行った。



【アナウンス:アリグナックの寝所のボス スクイッドジェリーフィッシュ を討伐しました。SP 59630 を獲得しました。1025030 のオカーネンを獲得しました。プレイヤーの中にクエスト「 純人魚の涙」 を受注しているプレイヤーがいるので、受注したプレイヤー全員にクエストアイテム 「純人魚の涙」 が与えられます。】



「おーこれこれ~!これが次のクエストに必要なんだよ~」


「あと1歩ですね。隊長」


「うんうん~」


「アナウンスで言ってた純人魚の涙だっけ?それが目的だったのか?」


「そう~次のクエストにこれが絶対必要になるって情報屋が言ってたんだよ~」


「情報屋?」


「名前とか詳しく言えないけど~色々な情報を売り買いしているユニオンがあるんだよ~それも情報サイトに載って無い事とか~どこぞのプレイヤーが何処に居て何をしているかもオカーネン次第で教えてくれるんだ~」


「へぇ」


「ソウルも有名になって来たし~そろそろ接触してくるんじゃないかな~?」


「そのユニオンを取引するにはまず有名にならないといけないのか…」


「有名人の8割は金払いがいいからなんだって~」


「なるほど。理屈は分かる」


「そうだね~苦労して得た情報が値切られたら嫌だしね~」


「…主様?そろそろ撤収いたしませんと、情報屋がログアウトしてしまいます」


「あ、そうだね~!みんな~急いで撤収~!」


ヒフミの言葉にハッとしたホワイトローズは、急いで撤収する様にと指示を出すと、プレイヤー達は手際よく片付けを始めた。


「ソウルは薔薇の女王で休んでて~右腕まだ動かないんでしょ~?」


「ああ、すまないがそうさせてもらう」


「送る場所はアークライトでいいんだよね~」


「頼む」


「OK~」


ホワイトローズは、右手の指で輪を作りながら了承すると、撤収の手伝いに向かって行った。


「さてと」


ホワイトローズを無表情で見送ったソウルは、薔薇の女王に向かいながらウィンドウを開いた後、左手で従者・ペットタブを操作し始めた。





-アークライト・職人通り・レンタル製作室内-





「ん?」


レンタル製作室に戻ってきたソウルが、製図台で図面を引く作業を2時間続けていると、ホワイトローズから通信が入り、ボタンを押して通話を開始した。


「ちょっと!ソウル!大変だよ!」


「何がだ?」


「さっき情報屋から聞いたんだけど、今ソウル達が行こうとしている遺跡に盗掘団も行こうとしているらしいんだよ!?」


「はぁ?盗掘団?なんだそれ?」


「名前までは教えてくれなかったけど…かなりヤバい盗掘団らしい…」


「まじか…」


()()手伝ってあげたいけどしばらく無理だし…坂田もなんかしばらく忙しいみたいだから手伝えないと思うけど…大丈夫か?」


普段ホワイトローズを演じている中の人が、普段の演技を忘れるほど素で心配して来たので、盗掘団の情報の信憑性は高いと判断したソウルは表情を曇らせた。


「マジか…あ~一応大丈夫だが…もう少し時間が欲しいな」


「幸いソウル達が行こうとしている遺跡は、高難易度らしいから盗掘団も準備に時間が掛かると思うけど、残された時間は2~3日と思った方がいいよ」


「2~3日か…わかった。情報ありがとうな」


「手伝えなくて申し訳ないけど、頑張ってくれ」


「ああ、ありがとう」


ソウルは、感謝の言葉を言った後に通信を切り、天井を見上げた。


「はぁ~!?盗掘団ってなんだよ!あほか!?」


ソウルは、そのまま天井を見上げたままの状態で、大きな溜息を吐いた。

ソウル達が感電した時、ホワイトローズが変な声を上げていましたが、これはホワイトローズのおふざけです。普通に喋れます。


リアルでアース線を持ってても雷にうたれると普通にタヒします。絶対に真似しない様に!一応人体アースという物があるそうですが、それは静電気くらいの量でしか役に立ちません!



リウェイの初登場はEP235です。


次回、ネーバス文明遺跡の話に戻ります!

そしてぇ!このサブクエストの話はぁ!次回更新後とかにぃ!286と287の間にぃ!移動されるとおもうよぉ!


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― 新着の感想 ―
更新乙 2~3日の準備期間で何をやらかすかな~((o(^∇^)o))
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