初めてのダンジョン!はじめての解体
お待たせしました!完成したので投稿です!
お楽しみください!
「マスター!見えてきました!」
マギアの声に視線を上げると、防御壁に囲まれた街が見えてきた。
「それとAVRの反応がありますがどうしますか?」
「先にAVRの方に行って周辺を開けておこう」
「了解しました!ではAVRの方へ向かいます」
二人は、森の中に着陸すると少し移動し、傾いてあるAVRを見つけた。
「マスター、もう少し左です!…行き過ぎてます!…はい、そこです!」
角度を調整し、マギアがウィンドウを操作すると、青い光の玉が発射され、黒く塗りつぶされていたマップが周辺を表示した。
「近くにダンジョンがあるのか」
「行ってみますか?」
「寄り道も旅の醍醐味!ぜひ行こう!」
道中素材を採集しながら、目的のダンジョンがある場所へ向かうと、滝が流れておりその裏にダンジョンがあった。
「マギア、頼む!」
「了解しました」
ダンジョンの中は暗く、ソウルはマギアに頼むと光の玉を出した。
「おじゃまするっすよ~っと」
ソウルは、銃を抜きダンジョン内に入っていった。
「敵影確認!」
「さっそくおいでなすったか!」
ガシャガシャと音を立てながら武装したスケルトンが複数合わられた。
「マスター!ゴースト系もいます!」
「マガジンを特殊弾に切り替えるか」
オートマチックの弾倉を特殊弾に変え、セレクターをRにした後スケルトンに銃口を向けた。
「スケルトンは打撃属性が有効だと思うけど効くかな?」
ソウルは銃を発砲すると、スケルトンの頭が砕け散り、黒い霧になった。
「いけますね!マスター!私も攻撃します!」
マギアが、小さい機関銃を連射しスケルトンたちを倒していくと、ソウルはセレクターをFにしてゴーストを狙って発砲した。
「よし!当たる!当たるぞぉ!」
スケルトンをマギアに任せ、ソウルはゴースト達に発砲し続け勝利した。
【アナウンス:敵パーティーを全滅させました!SP2300獲得しました。射撃LV2になりました。】
「え?射撃レベル・・・?あがった?」
「上がりましたね」
「結構撃ってるはずなのに…どれだけ経験値が必要なんだ…」
スキル欄を開き、戦闘タブの射撃スキルを見ながら、驚愕したソウルだった。
「まぁ…わかってた事だし、気を取り直して進むか…」
ウィンドウを閉じ、二人はダンジョン内を進んでいった。
「だいぶ進んできたが…これは…ボス部屋だな」
「そうみたいですね」
敵とのエンカウントを繰り返し、石作りの大きな扉前までやってきたソウル達は、準備を済ませ扉の中に入っていった。
「広いな…」
「敵影確認!来ます!」
ボス部屋は吹き抜けになっており、上を見上げれば青い空が見え、虫の羽音と共に巨大な物が下りてきた。
「すごいデザインだな…カブトムシにムカデ…あらゆる昆虫を合体させたかのようだ…」
「言わば、キマイラビートルですね!」
二息歩行のキマイラビートルは雄たけびを上げた後、ムカデのような尻尾から針を飛ばしてきた。
「当たってたまるかよ!」
ソウルが右に走り出し、マギアが左に移動しながら銃を発砲し続けた。
「おっと!私ですか!」
キマイラビートルがマギアの方へ向かって行くと、ソウルは単発拳銃を抜き、榴弾をボスの背中に向けて発射した。
「お!毒と燃焼デバフついた!」
「マスター!ヘイトがそちらに行きます!」
「よっしゃ!こいや!全部回避してやる!」
マギアが攻撃続け、ソウルはキマイラビーストの近接攻撃を回避し続けた。
「マスター!HPが半分を切りました!敵の攻撃が変化しそうです!」
「わかった!」
回避に徹していたソウルは、ボスが飛び立つのを見た後、部屋の中心へと走った。
「空からの攻撃来ます!」
キマイラビートルが、空から粘着性の毒液を口や尻尾から吐きだし、襲ってきた。
「うぉ!少し掛かっただけで三割持って行かれた!」
「毒デバフもついてます!解毒薬はありますか?」
「ない!回復薬で凌ぐしかないな!」
空から降ってくる毒攻撃を必死によけ、キマイラビートルが下りてきた時に回復薬を体にかけた。
「さて、俺がやられるかお前が倒れるか勝負だ!」
「やってやりますよ!」
パイルバンカーのレバーを握りしめ、銃のセレクターをWにした後、キマイラビートルに発砲しながら突撃していった。
「ドリル発射!」
「ここだァ!」
マギアが右手のドリルを飛ばし、ソウルがボスの攻撃を掻い潜りパイルバンカーを叩きつけた。
「ギチギチギチ・・・」
「攻撃予兆を確認!」
「回避する!」
「了解!」
キマイラビーストが、ムカデのような尻尾を薙ぎ払うように振り回し最後には、毒液と針を連射してきた。
「うおぉ!」
「マスター!」
ボスの攻撃が多く、回避しきれなかったソウルが肩に針を受けてしまい、後ろに吹き飛ぶように転がった。
「ギリ生きてる!回復するから援護頼む!」
「了解しました!」
回復薬を二つ取り出し、体にかけた後、単発拳銃に榴弾を装填し引き金を引いた。
「まだまだぁ!」
銃に意識を向けチャージを開始した。
「最大威力だ!」
紫電のエフェクトが激しく現れ、引き金を引いた。
「体に穴開けて尻尾を吹き飛ばしたけどまだ生きてるか…なら!」
ソウルはパイルバンカーと銃をリロードしキマイラビートルへ向けて走った。
「うォらァ!」
キマイラビートルの鋭い鉤爪をしゃがんで回避し、右膝の関節を狙いパイルバンカーを叩きつけた。
「ギギギ!」
体勢を崩し地面に倒れたキマイラビートルに、ソウルは飛び上がり、頭に乗ると弾丸とパイルバンカーを何度も叩きつけた。
「くたばりやがれぇぇぇぇ!」
ダメ押しに【チャージショット】を撃ち込むと、キマイラビートルが何処かに手を伸ばした後絶命した。
【アナウンス:昆虫王者カブテリアンを討伐しました。SP8700を獲得しました。12000オカーネンを獲得しました。】
「はぁ~倒せた~」
「勝利ですね!勝鬨をどうぞ!」
マギアに言われてソウルは、銃を空に掲げた。
ボス部屋に現れた宝箱を開けてみると、昆虫素材とVITアップの指輪、装備できない昆虫素材の武器類、謎の種が入っていた。
「VITアップは装備して、武器類と素材は鞄にしまって~これは何の種だ?」
「わかりません…マスター、私が育ててみてもいいですか?」
「それなら、植木鉢買わないとな」
「はい、どのようになるか楽しみです」
宝箱を閉じると地面に魔法陣が現れた。
「帰還用魔法陣ですね!この上に乗ればダンジョンの入り口へ戻れます」
「なら、戻るか~」
「はい、マスター」
二人は魔法陣の上に乗り、ダンジョンの入り口へ戻った。
「じゃあ次は街に向かおう」
「了解しました、ジャバワーク展開します」
ソウルがジャバワークに乗り離陸すると、目的の街まで飛行し、門近くに着陸した。
「身分証をだしてくれ」
「はい、どうぞ」
門にいる衛兵にギルドカードを渡した後、街の衛兵は頷きカードを返した。
「ようこそ、クロイスの街へ」
「どうも」
門を通り街の中に入ると、石作りの家々が多く見られ、地面も石で舗装されていた。
「最初に冒険者ギルドに向かうか」
「そうですね、ではルートを設定します」
マギアがウィンドウを操作すると、ソウルの足元に光の線が現れた。
「この光をたどって行けば冒険者ギルドに行けます」
「ありがとう」
光の線を辿っていった二人は、こじんまりとした冒険者ギルドにたどり着いた。
「こんにちは~初めてこの街に来たので登録お願いします」
「はい、少々お待ちください」
ギルドカードを受付の女性に出し登録をお願いすると、受付の女性が奥に行き、数分後一つのスクロールとカードを持って戻ってきた。
「こちらがクロイスの街の地図です、ギルドカードをお返ししますね」
「はい、ありがとうございます、では」
「御用の際は何なりとお申し付けください」
冒険者ギルドを出たソウル達は、マップを開き、領主がいる場所に向かった。
「すみません、ドントル村の村長からお届け物です」
「む!そうか、しばし待たれい」
門番に要件を話すと、暫くの後家令のような人が家から出てきた。
「わたくし、領主邸の家令を任されております ヒャルドです。ドントル村から荷物があるとか?」
「はい、こちらです」
「おお!…確かに受け取りましたぞ」
「では、これで失礼しますね」
「わざわざ、ご苦労様でした」
軽く会釈し、領主邸から離れるとマギアに顔を向けた。
「つぎは~植木鉢か…どこに売っているのやら…」
「雑貨屋にある可能性が高いです」
「雑貨屋…雑貨屋…ここか」
マップで雑貨屋の位置を確認していくと、街の中心に近い場所にあった。
「さっそく行ってみるか」
二人は雑貨屋行き、店内に入っていった。
「いらっしゃ~い、おや?初めての方ですね」
「ええ、先ほどこの街に着きました」
「そうでしたか、ようこそココナの雑貨屋へ!何がご入用ですか?」
「植木鉢と小さいシャベル…後、土に~如雨露か?」
「肥料もあればほしいです!」
「わぁ!喋った…」
「はい?なにか?」
女性店主がマギアを見て驚いていた。
「あ、ごめんなさい、初めて見たから驚いちゃって…えっと~植木鉢に、土と小さなシャベル…あと如雨露ですね~園芸でも始めるのですか?」
「ええ、そうです」
「じゃあ土は培養土がいいですね、錬金術で作ってあるので栄養分も高いしそのまま使えます、どうしますか?」
「ではそれで」
「はい、わかりました、少しお待ちくださいね」
女性店主がカウンターの奥へ行き、数分後注文した品をもって奥から出てきた。
「はい、じゃあ合計で2400オカーネンになりますね」
「わかりました、これをどうぞ」
ソウルはオカーネンを女性店主に渡し、女性店主はオカーネンを確認した後頷いた。
「はい確かに」
「では失礼しますね」
「はい、またのご利用おまちしてます」
雑貨屋から出た二人は、さっそく謎の種を植えようと近くの空き地まで移動した。
「あ!マスター少しお待ちください!」
「ん?どしたの?」
「ちょっとルーン魔法を使って植木鉢と如雨露に細工をしたいと思います」
「いいけど…どうやって?」
「私が金属を加工しますので、マスターはルーン魔法を刻印していただければいいです」
「加工もできるんだな、わかった」
「では、少し素材を拝借いたしまして…」
マギアの両手から触手の様に工具類が現れ、金属を加工していくと薄い金属の輪になった。
「ここにこのルーン魔法をお願いします」
「ういうい」
ウィンドウに表示されたルーン魔法を金属の輪に刻印すると、如雨露にも別のルーン魔法を刻印した。
「このルーン魔法で病気や害虫などの問題が無くなりました!如雨露にいたっては高品質の水が無限に出てきます!」
「水のやりすぎには注意だな」
「お任せください!完璧に管理してみせます」
金属の輪を植木鉢に嵌め込み、培養土を入れた後、謎の種を埋め、水をかけた。
「あとは…これをこうしてっと…」
マギアがウィンドウを操作し、植木鉢をしまった。
「植木鉢はマギア持ちになったのか?」
「はい、太陽の光を浴びている状態で保管できるようにしました」
「いろいろすごいな…」
「この程度私にかかればフフフフーンで出来ます!」
「やっぱりマギアはすげぇよ……よっと、次はどうするか」
地面に座り直したソウルが、鞄からポポカの実の漬物が入ってる壺を取り出した。
「どうやらこの街には、解体屋があるみたいですよ?」
「もぐもぐ‥‥あ~そういえば、解体の方がアイテム多くとれるんだっけ…解体ナイフと専用の鞄が必要か…」
「この先を旅するにも必須になってくると思うので学んでみてはどうでしょう?」
「そうだなぁ~でももうちょっと休憩してから…」
マギアがマップを見ながら提案し、ソウルが漬物を食べながら答えた。
「すみませんお邪魔します」
「あん?お前さんどうした?解体の依頼か?」
「いえ、こちらで解体のやり方を学びに来ました」
「あ~じゃあ、500オカーネンかかるけどいいかい?」
「はい、ではこちらを」
「確かに、じゃあこっちに来な」
解体屋に入り声を上げると、隻眼で筋骨隆々のスキンヘッドの男性が、ソウルを奥へと連れていった。
「紹介が遅れたな、俺はバズ、この解体屋の店主だ」
「ソウルです」
「じゃあソウル、さっそく解体するか、俺と同じようにやって行ってくれ」
「わかりました」
ウルフの死体を、バズの指示の下解体していったソウルは、最初、グロテクスすぎて血の気が引いたが、徐々にスーパーで見るパック詰めされた見慣れた肉になっていくのを見ると多少気分は落ち着いていた。
「最初は悲鳴上げたり気絶したりして素材ダメにする奴が多いんだが、ソウルはそんなことはなかったな」
「頑張って耐えました…」
「お?そうか!じゃあ次は、固い鱗を持つ生物に挑戦だな!」
「ア、ハイ頑張るマス」
「じゃあ指示するからそのとおりに捌いてくれ」
バズとソウルは、巨大なトカゲを解体していった。
「そうそう…鱗の継ぎ目からナイフ入れて…この辺りに関節があるからその間に…そうそう」
バズが最後の仕上げをした後、すべて解体出来た。
「お疲れ、じゃあ最後は大きいの行くぞ!」
「…ハイ」
最後に出てきたのは鹿に鱗が付いた生物であった。
「!?」
「ん?あ、目見ちゃったか…」
ソウルはこれまで解体しても目は見ない様にしていたが、不意に目が合ってしまった。
「じゃあ、これをこうするから大丈夫だろ?」
「目隠し…ですか…」
ソウルはナイフを置き、深呼吸と両手を合わせた。
「お願いします」
「おう(ナイフを置いた時はもうだめかと思ったがなかなか…)」
必死の表情で取り組み、分からない所は聞きながら解体していった。
「はっはっは、ひどい顔してるぞ!何回か解体していけば慣れるからな!お疲れさんこれで終わりだ」
「お疲れさまでした…」
【アナウンス:解体 Lv1 を獲得しました。】
「マスター!お疲れ様です!」
「最初でスキル獲れてよかったよ…もう一回ってなったらリバースしたね…」
「SAN値チェックしますか?」
「いや…いい…」
近くの椅子に座り、目を両手で覆い上を見た後、深呼吸した。
「さて、後は解体ナイフと専用鞄だな…」
少しふらつきながら、売店の所に行きウィンドウを下にスクロールしながら、お目当ての物を探した。
「鮮度維持…これの最大容量と高ランクの解体ナイフっと…」
購入ボタンを押し、アイテム欄にある事を確認するとウィンドウを閉じ、バズに挨拶した後、解体屋を出た。
「強烈な体験だった…今日は肉食えないかも…」
「なるほど、これがフラグと言う奴ですね!」
「フラグ言うな…」
げんなりしたソウルが言うと、機器の警告が出た為、一旦落ちることに決めた。
「お疲れさまでした」
ソウルはログアウトボタンを押して現実に戻っていった。
「よっこいしょっと…」
体をほぐし、トイレで用を済ませた後、姉の美咲と出くわした。
「あ、総ちゃん、今日の晩御飯は焼肉だって!やったね!大好物じゃん!」
「うーん、まじか~」
「あれ?どうしたの?」
「いや、何でもない」
そして夕食の時総一郎は、焼かれる肉の匂いと味には抗えず、たくさん食べた。
「人間、好物の前では無力なんだな…」
「ん?どうしたの総一郎?」
「いや、何でもないよ、ご飯お代わり」
「はいはい、まだあるからたくさん食べな」
大盛りのご飯を受け取り、味噌汁を飲むと体に沁みた総一郎だった。
はじめてのダンジョンって聞くと18歳で幼女体型の女性がひどい目に合う○○ゲーとか妄想しちゃいますね!あ、コンの人じゃないです、も、の人です。
お金気にせず焼肉腹いっぱい食いてぇなぁ…
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