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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
冒険への準備編
23/329

定番?のゴブリンの巣そしてパーティー募集!

39度~の体温抱いて~…おっと失礼…


お待たせしました~お楽しみください~

「何かいい依頼はないかな…」


 冒険者ギルドで依頼掲示板を見ていると、マギアが一枚の依頼書を持ってきた。


「マスター!最初はこれをやってコツコツギルドランクを上げるのがいいと思います!」


 依頼書に書かれていた内容は、ゴブリン討伐 無制限 と書かれた物だった。


「そうだなぁ、いきなり高額依頼受けても依頼失敗したら違約金払うことになるしコツコツ行こうか」


 ゴブリン討伐の依頼書を受付に持って行くと、いつものフェリさんでは無く別の女性が立っていた。


「はい、ゴブリン討伐 無制限 ですね、ギルドカードをお願いします」


 受付の女性が、依頼書を四角い箱に入れ透明な蓋をした後、ソウルのギルドカードを上に置きボタンを押した。


「ゴブリンを討伐すると自動的にカウントされ、ギルドカードに討伐数が表示されますので終了したい時はこのギルドカードを提出してくださいね」


「わかりました」


 ギルドカードを受け取りマギアと一緒に冒険者ギルドの外に出ると、ソウルはマップを開いた。


「う~んやっぱり、街の外は真っ黒か…どこで狩るかな…」


「マスター!ここから少し北東に行った所にいいものがあります!まずはそこを目指しましょう!」


「北東?じゃあ、北の門から出るか」


 マギアの提案に乗り、北にある街の入り口から出た後、北東を目指して歩き出した。


「ゲヒヒ!」


 歩き出してから数分で ゴブリン×4 とエンカウントしホルスターから銃を抜き発砲した。


「さすがです、まさに一瞬の出来事ですね!」


 銃のリボルバー部分から弾が発射され、4匹のゴブリンの頭を撃ち抜き黒い霧になった事を確認すると、銃をしまいアナウンスがチャット欄に表示された。


 【アナウンス:ゴブリン ×4 を倒しました。SP160 獲得 さらに初心者応援キャンペーンの効果で SP+30% 加算されます。】


「ドロップは無しか…まぁいいか」


「どんどん行きましょう!マスター!」


 マギアの案内で、けもの道を進み崖下までやてくると、1m半の謎の人工物が倒れている場所についた。


「すみませんマスターこれを立て直してほしいのですが…」


「よっと…このぐらいか?」


「もう少し右です…ちょい左…はい、その位置でお願いします」


 謎の人工物をマギアの指示で調整しながら立てると、ライフリングされたバレルに四角いパーツが付いた形だった。


「危険なので少し離れてください」


「わかった」


「アクセス開始します!…アクセス成功…破損状況を確認…問題なし…打ち上げまで3…2…1…発射」


 青い光の玉が発射され、空の彼方まで上がり見えなくなった。


「マスター、マップをご確認してみてください」


「え?マップ?…おお!ここら辺が見えるようになってる!」


 マップを開くと、黒い部分で隠されていた部分が無くなり、最初の街の周辺情報がわかった。


「エリアビューイングランチャー正常に機能しましたね!AVRは、各地にあるので近くに反応がある場合、報告と音でお知らせしますね」


「探し物要素か、楽しくなって来たな!」


「はい、マスターがこの世界で楽しく過ごせる工夫をするのも私の役目です!…3時方向に敵性反応あり!」


 マギアの言葉にすぐに反応し、銃を抜き構えた。


「敵勢力に呪殺系職業のゴブリンがいます!」


「ゴブリン6体か!前なら全力で逃げていたけど…今なら!」


「今のマスターなら楽勝です!そして私も援護します!」


「いくぜ!相棒!」


「!…はい!マスター」


 姿が見えたゴブリン集団に銃口を向け、引き金を引き2体を撃ち抜くと、回転弾倉の弾をリロードした。


「グゲ!グゲ!ググゲ!」


 杖を持ったゴブリンが詠唱し始めると、マギアの左手が小さな機関銃になり、右手がドリルに変形した後、機関銃から連続の発砲音が聞こえ杖持ちのゴブリンを黒い霧へと変えた。


「ギゲー!」


 棍棒で攻撃してきたゴブリンをバックステップで回避し、頭に狙いをつけて引き金を引いた。


「残り2!」


 マギアがドリルを飛ばし、木盾で防ごうとしたゴブリンを盾ごと貫いた。


「最後だ!」


 ソウルは、【チャージショット】を試射してない事を思い出し、銃に意識を向けると何かが溜まっていく感覚があった。


「なるほど、こういう物か」


 銃を握り直し意識を向け集中すると、銃に紫電のエフェクトが現れた。


「グゲー!」


 最後の一匹になったゴブリンが、錆びた剣を振り上げソウルに向かって飛び上がると、ソウルは狙い澄まし引き金を引いた。


「うお!」


 銃の反動が強く後ろによろけたソウルは、上半身が無くなったゴブリンを見ながら驚いていた。


「ちょっとチャージしすぎたかな?リアルなら手を持っていかれてたね…絶対…」


「STRを上げると反動が軽減されますよ!」


「まともに撃てるまでチャージを抑えて撃つか…」


 銃を握っていた手を振り少しマッサージをした後、ゴブリンがいそうな場所を探し、エンカウントしたら殲滅するを繰り返し、ゴブリンがたむろしている洞窟の入り口を見つけた。


「あれはお馴染みのゴブリンの巣ってやつか?」


 木々に隠れ小声でマギアに聞いてみると、サムズアップで答えられた。


「どの位いると思う?」


 [少しお待ちください‥‥98体を探知しました!ですが、探知外にもいると思われます」


「マジか…どうするかな…」


 マギアはチャット欄を使い数を伝えると、ソウルは行くか行かないか悩み始めた。


「一度戻ってギルドに報告するか?何かイベントがあるかもしれないし、無かったらちょっと準備して突入しよう!」


 [そうですね!マップにマークを付けておきます]


 そうしてソウルとマギアは、ゴブリンに気づかれない様に冒険者ギルドへ戻っていった。




「え!ゴブリンの巣ですか!?それも100体以上いる可能性がある!?」


 冒険者ギルドに戻ると、受付にフェリさんがいたので、ゴブリンの巣の事を報告すると驚かれた。


「う~ん、どうしましょ…今ギルドマスター留守にしてていないし…高ランクの渡来人の方々も別の依頼で出払ってるし…」


「え~っと…もしよかったら私達だけで行きますよ」


「え?!だ!だめですよ!二人…?だけなんて!せめてパーティ組んでいってください!最低でも4人以上です!」


「4人以上ですか…」


「ええ、そうじゃないと許可できません!」


「そうですか…(まずったな…こうなるなら戻らずに行くべきだったか…〉」


「…ソウルさん、戻らずに行くべきだったって考えてませんか?」


「ソンナコトナイデスヨー」


「考えてたんですね!まったくギルドマスターと一緒の顔するからすぐわかっちゃいました!」


「イイエ、カンガエテナイデスヨー(あの人の、補佐をしているだけの事はあるって事か…〉」


「とりあえず、掲示板に貼り出すので少しそこら辺で待っといて下さい!」


「はーい」


 ソウルは適当にテーブルの席に座り、マギアはテーブルの上に乗った。


「面倒なことになっちゃいましたね…」


「そうだねぇ…確かにパーティで行けば戦力が上がるし、巣の掃除も簡単になるとは思うんだけど…果たして銃士と組んでくれる人はいるのかな?」


「来る確率を計算しますか?」


「…悲惨な確率値が出そうな予感がするからやめておこう…」


 暫く掲示板を眺めてたが、依頼を見て首を横に振る人が多くソウルの気分が落ちていくのが分かり、気分を変えようと料理とお酒を注文した。


「こいつはたまらねぇ…肉厚ステーキにキンッキンッに冷えたお酒!ご飯があればパーフェクトだった…」


「STRとVITアップの効果がついてますね、これなら夜の運動会も耐え切れそうです」


「競技は寝技だけじゃねぇか」


「いえ、新体操や、組体操もありますよ!」


「激しいなぁ…オイィ…」


 マギアと会話しながらモッチャモッチャと料理を食べていくが、まだ依頼を受けてくれる人は現れなかった。


「来ませんねぇ…」


「うーん…後20分待って来なかったら説得して俺らで行くか…」


「そうですね…」


 そして15分が経ち、諦めムードがソウルを包みどうやって説得するか考え始めると、二人の女性が依頼書を見ていた。


「これいいじゃない!」


「えーでも、銃士の人だよ?きっと寄生目的だって!…またひどい目に合っちゃうよ…」


「大丈夫よ!そんな時は、私の魔装で砕いてやるわ!」


「リンゴちゃんなら大丈夫だけど、私はプリーステスだし…回復と補助しか使えないよ…」


「リンゴちゃんじゃない!アップルよ!スイート・アップル!…もうちょっと凝った名前にするんだった…名前モロバレじゃないの…」


 女性二人が依頼書を受付に持って行くと、ソウルが呼ばれた。


「は~待ってみるもんだな…」


「そうですね!ちなみに計算した結果…」


「それはもういいから行くぞ!」


 急いで受付に行き、自己紹介した。


「初めまして、ソウルと言います、銃士をやっていて自作の…っとこの銃を使ってます、後パイルバンカーですね…これです! で、こっちは俺の小型サポートAIマギアです。いろいろできます」


「マギアです!マスターがこの世界を楽しんでいただけるように頑張るのが仕事です!」


 ソウルは自分の武器を取り出して見せた後、マギアを親指で指して紹介した。


「あら…貴方確か…」


「はい?」


「貴方ずっと前に掲示板の前にいたわよね?ほら、リッチキングの依頼見てた…」


「あ~…あ!そういえばお会いしていましたね!たしか外国でお嬢様やってる方ですね!ごきげんようって言っていましたし!」


「え?!あ…そ…そうです!外国に住んでる由緒正しく伝統ある家柄の者です!名前はスイートアップルです!アップルかスイートどちらかでお呼びください」


 もう一人の女性が視線を横にして口元を抑え、何かを必死に耐えていた。


「コホン…私は、マナリア、プリーステスやってます!回復と補助がメインです」


 マナリアは自分の番になると咳払いをし、笑顔で自己紹介した。


「よろしくお願いします…?」


 マナリアがソウルを凝視すると個人チャットが飛んできた。


「(もしかして…有栖ちゃんのお兄さんですか?〉」


「(そうですけど…なぜわかりました??)」


「(えっと、私の姉が高校時代とてもお世話になったって言ってました!姉の名前は佐藤美紀です!有栖ちゃんから写真も見せてもいました!」


「あ~美紀さんか~よくあの娘のやらかした後始末を友人と一緒に片付けてたなぁ…美紀さんは元気?」


「その節はとてもお世話になりました…姉に変わって謝罪とお礼を申し上げます…今、総一郎さんが通う大学目指して猛勉強してます!)」


「(え!?うちの大学来るのか~大丈夫?最難関だよ?)」


「(今ものすごく頑張ってます!このままいけば合格取れるだろうって担任の先生から褒められた事を自慢してました…)」


「(マジか~まぁ来たら賑やかになりそうだな…やらかし的な意味で…)」


「(その時は姉をよろしくお願いしますね!)」


「(正直よろしくしたくない…)」


「ちょっと!いつまで二人で個人チャットしてるのよ!寂しいでしょ!」


「ああ、すみません!どうやら私とマナリアさんはリアルで知り合いだったようです」


「知り合い?ふ…ふ~ん…」


 アップルのそっけない態度が、なぜだか寂しいから構ってほしいけど如何したらいいか分からない、という風にソウルの目に映った。


「そういえば、マナリアさんとアップルさんはどう知り合ったのですか?」


「え?この娘と知り合ったきっかけ?そうね…リッチキングの時初めて知り合ったんだけど、そのパーティーリーダーがゲス野郎で彼女を庇ったのがきっかけかな?そのパーティーリーダーはボコボコにして通報してやったわ!あっはっは!」


「すごいんですよ!アップルさん!その時のリーダー二次職の重剣士だったのですけど…アップルさん、攻撃全部回避して的確に一撃入れるんです!見事すぎて拍手しちゃいました!」


「まぁそこから知り合って、一緒にやっているって訳」


「あのリーダー、パーティに一度だけ入ってくれってしつこくて…本当に助かりました」


「それは災難でしたね…」


「あのぉ…皆さん?そろそろ、ゴブリンの巣について説明してもいいかしら?」


「すみません、フェリさん、どうぞ」


 フェリからゴブリンの巣について説明を聞くと、ゴブリンを全滅させる事、ボスがいた場合は討伐、無理なら帰ってきて報告する事、救助者がいた場合守りながら巣から出て赤煙を上げてギルド職員を呼ぶ事 この3つを必ず守ってくださいと念を押されて説明された。


「いいですか!本当ならもう一人必要なんですからね!これは時間がな…」


「どうしました?」


「あれ?一人増えてませんか?」


「そんなまさ…か…」


 ソウルは人数を数えてみると、マギアを入れれば5人いた。


「って!ククルさんいたのですか!」


「ソウルの真後ろにいた…」


「何故真後ろに…」


「掲示板見た…みんなの代表でソウルに加勢して来いって言われた…」


「あの…こちらの方は?」


「ああ、前プレイヤーイベントのファッションショーやった時、アシスタントしてくれた娘だよ」


「え!ソウルさん!あのファッションショーに出たのですか?!私リアルで用事があって行けなかったのですが、遠くに映ってる動画で我慢してたんです…」


「後で動画送る…最前列…よく見える…」


「わ…私も見せてもらってもいいかしら?」


 マナリアが興奮し、アップルが恐る恐るククルに聞くと頷いた。


「えっと…ククルさん?あなたもゴブリンの巣殲滅に参加でいいですか?」


「うん…ククル…くの一…武器は忍刀、苦無、忍術…」


「よろしくお願いしますね!」


 マナリアがククルの手を握り激しく握手すると、ククルが少し赤くなっていた。


「近くに来られると恥ずかしい…」


 ククルの言葉が、だんだん小さくなっていき、顔も赤くなっていった。


「これ以上ククルさんが赤くなっても困るのでそろそろ行きますか」


 ソウルが声をかけると全員が頷き、移動を開始した。


「(なぜか私が人数に入れられてませんね…こういう場合の言葉は…そう!解せん!ですね!やはり女体化モードを先に設定するべきか…いや…ここはマスターが思わず欲情するほどの女体データが無ければ私の計画に支障が…いや…うーん)」


「マギアー遅れるな~」


「はい!マスター!今行きます」


 マギアはどうするべきか考えながらソウル達を追った。


実は!総一郎は!大学生だったんだ!


まあ最初は高校生でもいいかな~って思ったのですがある事が理由で大学生になりました。


後何か書く事あったのですが徹夜で仕上げたので忘れちゃいましたね…

ちょっと寝るか…


2/18 そうだ!思い出しました!この世界の飲酒についてはリアルが子供でも飲めます!まぁ影響はないし、あったらあったで大問題ですからね!まぁ、苦い飲み物は子供に受け入れられるかは別ですがねー


モチベ維持に評価お願いします! 評価ありがとうございます!


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