メティスダンジョン前の戦い 前 ーソウルサイドー
AC6楽しすぎてトロコンしちゃった!starfieldは時間が溶ける溶ける…
次回更新は、9月14日 0時更新です!
「【ブラッドスプラッシュ】」
ミラ・ストーカーが、左手に持っている黒い日傘の先端を、ソウル達に向けてスキルを使うと、その先端から血のように赤い散弾が発射され、ソウル達はその赤い散弾を回避する為に横に飛んだ。
「あははははは!」
「ちぃ!【クイックブースト】」
ミラ・ストーカーは、回避したソウルに一気に詰め寄り、右手に血の剣を出現させて斬り掛かって来ると、ソウルは大型ドローンを出現させて、後ろへ滑る様に斬り掛かり攻撃を回避したが、仲間達がいる場所から離れてしまった。
「ソウル!」
「大丈夫だ!こっちは何とかする!皆は残りの二人を相手してくれ!」
「分かりました!」
「ボコボコにしてやんよ!」
「了解!」
「わかった!」
ソウルが仲間達と分断された事に、アップルはソウルの名を叫んだが、ソウルは大丈夫だと言った後、残りの二人を相手するように指示を出した。
「あら?一人でだなんて余裕なのかしら?舐められたものね!」
「貴女なら俺一人でも!…と言いたいがきついかもな?」
「はぁ?なんで疑問形なのよ…自信があるんだか無いんだか分からないわね」
「まぁ実際やってみないと分からないって事だ。マギア!最大火力でいくぞ!」
「了解しました。全武装のダメージ値を最大にして対処します」
ミラ・ストーカーの後ろに居たマギアに指示を出した後、ソウルはΣウェポンを連射しながら一定の距離になるまで近づいて行き、ミラ・ストーカーは左手に持っている日傘を広げた。
「前回の戦いで学んだわ!貴方は普通の弾に銀の弾丸を仕込んでくるって!」
「全方位防御型の傘だと!?どんだけ金掛けたんだよ…」
「おかげですっからかんだわ!」
日傘を広げた瞬間、ミラ・ストーカーの周りに半透明の障壁が円形に展開され、ソウルとマギアの攻撃は完全に防がれてしまった。
「なら!」
弾丸が障壁に防がれたのを見て、ソウルは接近戦を仕掛けようと思い立ち、左手にCLC 12を装備した後、至近距離の位置まで近づいて行くと、ミラ・ストーカーは不敵な笑みを浮かべた。
「あら?近づいて来ていいのかしら?」
「付き合ってやるよ!」
接近したソウルが、拳を突き出す様にしながら銃の引き金を引き、それを回避したミラ・ストーカーはすぐに斬り返し、ソウルもその斬り返しを回避するという行動を続けた。
「あら?それはあの有名なガン=カタと言う奴かしら?」
「いや、射撃と格闘を混ぜてテキトーに使ってるだけだ!」
ミラ・ストーカーの振り下ろしの斬撃に、ソウルは右手にブルーローズを纏わせて、血の剣を受け止めた後、ハイキックを入れようとしたが、ミラ・ストーカーは右足でソウルの太腿を蹴ってハイキックを止めるた。そして、ハイキックを止められたソウルは、すぐさま足を元に戻し、左手をミラ・ストーカーの胴体に入れる様に突き出して、銃の引き金を引いた。
「相変わらず厄介な銀ね!忌々しすぎて狂ってしまいそうよ!」
「そう思ってくれれば嬉しい限りだ」
ソウルの突き出してきた左手に、ミラ・ストーカーは一歩左に踏み込んで回避した後、右手の血の剣で突きを繰り出し、ソウルはその突きを避ける為に、前に倒れる様に前転して距離を取った。
「マスターあの日傘の障壁が厄介です!私の攻撃が通りません」
「ダメージを入れるよりあの傘をどうにかしなきゃいかんか…」
ミラ・ストーカーから距離を取ったソウルに、マギアが話しかけてくると、ソウルは目標をミラ・ストーカーを倒す事から、日傘をどうにかして封じてしまおうと考えた。
「どうにかとはどうしますか?あの日傘には不壊属性が付いていますので破壊はできないのですが…」
「それでもやり様はあると思う。マギア?あの日傘がどうにかできたら全弾うち尽くす勢いで攻撃してくれ」
「了解しました。チャンスを待ちます」
「作戦タイムは終わったかしら?」
「ああ、丁度な…っと!」
ソウル達が話し合っている間、バフを掛け直していたミラ・ストーカーに向かって、ソウルはアイテム欄からβブレードを取り出して腰に装着した後、発砲しながら至近距離まで近づいて行き、再び切り結んだ。
「さっきと同じじゃない!」
「まぁそう言うなって!」
ミラ・ストーカーとソウルは、至近距離の戦闘を続けて5分位経った時、攻撃はせずに回避に徹し始めた。
「あら?疲れちゃったのかしら!?」
「そう!かも、しれなー…い!…かも?」
「まだ余裕そうね…」
攻撃を避けながら、疑問形で返したソウルに、ミラ・ストーカーまだ余裕そうと言いながら、内心で不信感が高まって行った。
「(これは…何か仕掛けてくるわね…いいじゃない!乗ってやろうじゃないの!)」
「(そろそろバフが切れる頃か?行けるか?…いやまだだな…)」
不敵な笑みを浮かべたミラ・ストーカーと、何かを企んでいる事を、顔に出さないようにポーカーフェイスを貫いているソウルの二人が、接戦を続けていると、突然ミラ・ストーカーの動きが遅くなり、その突然の出来事を待っていたかのように、回避に徹していたソウルが攻勢に出た。
「ここだ!」
「やっぱりね!」
ソウルの企みを察していたミラ・ストーカーは、何が来てもいいように身構えると、ソウルはミラ・ストーカーに銃を向けた。
「(こんな至近距離じゃ避け切れない!)」
ミラ・ストーカーは、致命傷となる心臓部分を守る為に、両腕を胸の位置でクロスさせて身を守ると、Σウェポンから発射された弾丸は、右腕を貫通したが左腕は貫通しなかった為、大ダメージは食らったが、致命傷にはならなかった。
「残念だっ…!?」
銀の弾丸が胸まで届かなかった事に、悪態をつこうとしたミラ・ストーカーだったが、ソウルが銃を撃った後に体を回転させながら、腰にあったβブレードに換装している姿が目に入り、急に冷水を浴びせられたかの様に肝を冷やした。
「貰うぜ!」
ソウルが、その一言だけを言いながらβブレードを力強く振るうと、ミラ・ストーカーの左腕を切断した。
「なぁ!?」
「マギア!今だ!」
「了解!攻撃します!」
左腕を切り落とした事で、手に持っていた日傘が腕と共に地面に落ちると、ミラ・ストーカーの周囲に張り巡らされていた障壁が消え、弾丸が通る様になり、マギアが両手の機関銃をフルバーストさせた。
「ちぃぃぃ!この機械風情がぁぁぁ!!」
マギアのフルバーストに、ミラ・ストーカーは剣を振り回して、自身に当たる弾を少しでも減らそうと試みるが、そこにソウルの射撃も加わってくると、焼け石に水の状態であり、自身のHPが大きく減って行くのを止められなかった。
「マスター申し訳ございません…オーバーヒートです…」
「もう少しか…なら止めは俺に任せろ」
「了解しました」
マギアの、両手にある機関銃の銃身が赤熱し、これ以上撃てないと報告すると、ソウルはΣウェポンをβブレードに再換装しながら、ミラ・ストーカーに近づいて行った。
「まいったわねぇ…これじゃあどう足掻いてもやられちゃうわ…」
「やっぱりやってみなくちゃ分からなかったな?」
「ふふ、そうね…はぁーやられちゃったなぁ…もう一回スキルビルド考え直さないといけないわね。そうしたらまた来るわね?」
「いや、もう来ないで欲しい…」
「そんな釣れない事言わないで頂戴。私は今貴方を目標にする事でここにいる意味を見つけたんだから」
「ならもっと世界に目を向けてみると言い。俺より強い奴がごまんといるんだからさ」
「そう…そうしてみるわね」
そう言い終わった後、ミラ・ストーカーは、じっとソウルの目を見つめた。そして、ソウルはβブレードを振り上げて下ろそうとした時、突然マギアが警告を発した。
「不審な魔力を検出しました!マスター!避けてください!」
「な!」
突然、ソウルの足下から棘が付いた樹木が現れて、体に巻きついて動けなくなる様に拘束すると、ソウルのステータスにスリップダメージと行動不能のデバフが付いた。
「はははは!やってやったぜ!やっぱり奥の手は最後に使ってこそだな!」
「デリー・バートン…」
「ミラ!今だ!」
「…余計な事を…ごめんなさいね【ブラッディスピア】」
仲間達と戦っていたデリー・バートンの笑い声が聞こえ、オニオンチョップがミラにチャンスだというと、ミラは内心で申し訳なさと納得がいかない感情が入り混じり、微妙な表情をしながらソウルの心臓がある胸に血の槍を刺した。
「戦闘は何が起こるか分からないから仕方ないが…マジかよ…」
「ごめんなさいね?あとで二人にはきついお仕置きを入れておくから…」
ソウルは、ミラ・ストーカーの言葉を聞いた後、目の前が真っ暗になった。
ガン=カタにしたかったけど、出すのはまだ早いと思い、只の格闘を応用した射撃にしました。そういうのはちょっとした修行イベントを挟んでから出したいと思います。
換装時見せた動きは、ΖΩΗの楽園で変異体ボトワンに使った換装技です。
戦闘は生き物だから何が起きるか分からないってそれ古事記が作られた時代から言われているから!タブン…
モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!
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誤字脱字報告 ハーメルンが感謝していた…伝記にはそう書いておけ!(機体爆破)




