表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
カドゥケウス
196/329

友達になろう

完成しました。出来立てほやほやです!お楽しみください!


次回更新は、4月6日 0時です!


…って私の誕生日後じゃないか!ああ…また一つ年を食ってしまった…

「いやーフォレストゴブリンは厄介でしたね!マスター?」


「そうだなー。まさかあんな連携をしてくるとか思ってもいなかった…」


「私達一人一人にかの有名はストリームアタックっぽいのを仕掛けてきましたね」


「ちゃんと踏み台にしたら驚いた顔してたわね」


「どことなくゴブリンの顔も似ていたような…あれを考えた人は重度のファンだと思う」


「なんのことだかさっぱり…」


 ムムブ村で襲ってきたフォレストゴブリンを倒し、ピトーレに向かって飛行していったソウル達は、その道中でフォレストゴブリンの連携について、感想を話し合っていた。


「でも…ティカルの時だけ最後のパターンが違ったわね?」


「剣で戦ってたからじゃないか?」


「え?僕だけ原作再現されたって事?まぁ…確かにあの時マギアさんが助けてくれなかったらダメージを受けてたけど…」


「確か原作は飛行機?が突っ込んでいって主人公を助けたんでしたっけ?」


「かなり古いアニメなのによく知っているな~」


 マナリアが知っていた事にソウルは、目を大きくさせて感心した。


「えっと~…お母さんがすっと前にア〇ロ~ア〇ロ~言っていた事があって何を言っているんだろう?と思ってその事を聞いてみたら「とうとうこの日が来ちゃったのね…いいわ!これを見なさい!あなたがどっちサイドになるかで今後の対応が決まるわ!」って言われてブルーレイディスクを渡されました…」


「あっはっは!まじかよ!」


「これも英才教育っていうのかしらね?」


「どっちサイドになるかって連邦か公国かって事?これは慎重に成らざるを得ないね…」


 マナリアの言葉を聞いて、ソウル達は笑いながらそれぞれ感想を言っていると、眼下に町らしき姿が見え始めた。


「お?あれか?」


「はいマスター。あれがビトーレです」


「よし、じゃあ町の入り口に降りよう」


 ソウルの言葉に仲間達は頷くと、徐々に高度を落としていき、村の入り口へと着陸していった。





 - ビトーレ・町の入口 -





「身分を証明する物を提示してくれ」


「はい」


「確認する。少し待っていてくれ」


「わかりました」


 町の入り口を守る衛兵に、仲間達のギルドカードとジンジャーの身分証明書を纏めて渡し、その場で待機した。そしてその数分後、確認に行っていた衛兵が戻り、快く町へ入る許可を出すと、ソウル達は町の中へと入っていった。


「さてと~最初は冒険者ギルドに行ってからかな」


「いつもの、ね?」


「では、冒険者ギルドまでのルートを表示しますね」


 マギアが、慣れた手つきでウィンドウを操作し、ソウルの足下に光の線を表示させた。


「よし、いくz…ん?」


「どうかしましたか?ソウルさん?」


 ソウルは首筋に、突然の不快感を感じて辺りを見回した。


「何かこう…ジトっとしたものを感じた…」


「どういう事?」


「なんと言えばいいだろうか…こう…重い視線を向けられた時の気持ち悪さといえばいいのかな?」


 ソウルが首筋を摩りながら言うと、ティカルはその言葉を聞いて、眉間に皺を寄せながら考える表情をしていたが、しばらくして何かを閃いたような表情に変えた。


「わかった!きっとそれはソウルを変態的に愛してしまったストーカーの視線だよ!」


「やけに具体的だな…」


「なるほど!つまりその変態的というのは、夜な夜なマスターの隠し撮り写真に対してペロペロ舐め回してる人物という事ですね!分かります!」


「おい!気色悪いこと言うな!鳥肌が立っただろうが!あーもういい!いくぞ!」


 ソウルは、顔に青筋を立てながらマギアの言葉に引いた後、足元の光の線を辿って歩き出し始めた。


「(マギアさんが言ったような変態行動はしていないですが、隠し撮りと言われてドキッとしました…バレてはないですよね?大丈夫ですよね?)」


 マナリアは内心でドキドキしながら、先に進むソウルを追いかけていった。





 -ビトーレ・商業区・コネトルの道具屋-





「いらっしゃいませ~」


「すみません。冒険者ギルドでこちらにナナミさんがいると聞いてきたのですがいらっしゃいますか?」


 ソウル達は、冒険者ギルドで手続きを済ませた後、ナナミの事について聞いてみると、コネトルの道具屋で働いているという事を聞き、早速その道具屋へと向かった。そして、その道具屋に入っていくと、20代後半だと思われる女性がカウンターに居り、入店時の挨拶をしてくると、ソウルはその女性に笑顔を向けながら用件を伝えた。


「ええ…確かにナナミはうちの店で働いておりますが…ご用件は何ですか?」


「「隠者の杖」の事について何か知っている事があれば教えて欲しいと思いまして…」


「申し訳ないですが会わす事はできません。お帰りください!」


「え!?」


 女性は、少し怒ったような口調でソウル達に言い、店の扉を指さした。


「何とかできませんか?」


「お帰りください!」


「…分かりました。失礼しました」


 ソウルは、何とか食い下がろうとはしたが、女性の声が先ほどより大きい声で言われてしまい、これ以上は無理だと判断して、素直に従って店から出ていった。


「こりゃ…まいったな…」


「詰んじゃいましたかね?」


「どうだろう…」


「どうするのソウル?」


「いったん冒険者ギルドに戻って考えるか…」


「手詰まりだしね」


 ソウル達は頷き合い、冒険者ギルドへと向かっていった。





 - ビトーレ・冒険者ギルド -





「すみませーん!注文をお願いするわ!」


「はーい!少々お待ちくださーい!」


 冒険者ギルドに戻ったソウル達は、空いている席に座ると、アップルが片手を上げながら店員を呼んだ。


「さて、どうしようか?」


「う~ん…特に思いつかないですね…」


「無理矢理会うっていう方法は?」


 ジンジャーの言葉に、ソウルは首を横に振って否定した。


「いや、俺達はナナミちゃんの顔も知らないし無理やりいったとしても衛兵を呼ばれるのがオチだろう」


「ほんと手詰まりだね~」


 ティカルの言葉に同意して頭を悩ませていると、ソウル達が座っている席に店員が一人やってきた。


「ご注文をお伺いしまーす」


「この400gステーキを三皿とパンをお願いするわ」


「私はチョコパフェをお願いします」


「僕は~どうしようかな…あ!このペペローニっていう麺料理をお願いします」


「私は~…この肉まんじゅうっていうのをお願い~」


「俺は…あ、少し待ってくれ」


 ソウルは、ウィンドウを開いてティーと銀牙を呼び出した。


「ジャジャーン!ティーちゃん久々の登場!」


「ワン!」


「二人とも好きなの頼みな~」


「やったー!じゃあ、この果物盛り合わせをお願いするわよう!」


《このマッンガー肉っていうのが美味しそうだワン!》


「わかった。マッンガー肉一つと俺は~…このパリパリ魚定食っていうのを一つお願いします」


「かしこまりましたー少々お待ちくださーい!」


 ソウル達の注文を聞いた店員が、厨房へ向かっていくのを見送った後、改めてソウル達は悩み始めた。


「どうしようか…」


「何々?どうかしたのよう!?」


 頭を傾けて悩んでいるソウルに、ティーが興味津々で聞いてくると、ソウルはこれまでの経緯をティーに説明した。


「ふーん…なるほどね~…簡単じゃない!」


「簡単とは?」


「友達になればいいのよう!」


「ティー?マスターはその方法をどうやってしようかと悩んでいるのですよ?」


「そんなの一緒に美味しい物食べたり、一緒に遊べば友達になれるのよう!簡単なのよう!」


「いや、ですから…」


 マギアが、ティーが言った事に対して反論し始め、ソウルがその二人の姿を見て笑い始めた。


「え?どうしましたマスター?」


「急に笑い出してびっくりしたのよう!」


「あ~いや、すまん…俺達はすごく簡単な事を難しく考えすぎてるんじゃないかと思ったら急に笑えてきてさ…」


「どういう事?」


 ティカルは、首をかしげながら尋ねると、ソウルは話を続けた。


「俺が小さい時、祖母に連れられていろいろな所に行ったがそのいろいろな所で友達を作っていたなと思い出してな~。さっきティーが言ったように一緒に遊んだり、美味しいもの食べたりして友情を深めていったんだが~…じゃあ、その友達になる最初の行動は何だろうか?」


「最初の行動ですか?う~ん…挨拶…ですか?」


「そうだな。もっと詳しく言うなら「会話をする」だな」


「会話?」


 アップルの言葉に、ソウルは頷き言葉を続けた。


「やぁこんにちは!これから何々するんだけど~や初めまして!俺は誰々~っていうみたいな事を最初に言ってから話を始めて仲良くなっていくよな?」


「ええ、そうね」


「だから俺達は最初から隠者の杖の事を聞くんじゃなくて「友人になる」会話から始めようと思うんだ」


「なるほど…つまり僕達は友人になる為に話しかける切っ掛けをどうすればいいか考えればいいって訳だね?」


「そそ、そういう事だ」


 ティカルの言葉にソウルは頷きながら答えた。


「お待たせしましたーご注文の品をお持ちいたしました」


 店員が注文した料理を乗せたワゴンを押し、ソウル達の所へやってきた。


「切っ掛けを考える前にしっかり食べておこう。リアルの体の腹は膨らまないが、いい気分転換になっていい案も出ると思うしな」


「そうね!」


「いただきましょう!」


「わーおいしそう」


「平麵のパスタか~」


「食べるのよう!」


《いいにおいするワン!》


「それじゃあ皆…」


「「「「「「いただきます!」」」」」」


いまさら説明しますが 街>町>村 です。街は大都市並みの規模、町は小~中規模、村は田舎並みの規模です。集落は、町並みの規模だったり村並みの規模だったりまちまちですが、場所が森の中だったり、山の付近だったり人が普段来ない所にあったりします。リイルフ集落は近場の町と貿易しているので人は来ていますが、深い森の中にあるので集落です。


刀〇の錆白〇みたいな○○は強かった的な始まり


ソウル…貴様!見られているな!?


コネトルの道具屋…名前を分解してみると…?


大人になると、友人を作るのが大変です。コミュ障だったり、打算的だったり、疑心的だったり…子供の時の様にすぐにはできないのです。っは!これが穢れてしまったという事か!

穢れちまった中年ハート!いいや!まだ青年ハート!


久しぶりのティー登場!



ナナミと友人になる為、ソウル達はある秘密作戦を発動させる…え!?でも待って!その作戦本当に大丈夫なの!? 

次回 3X0X1話 「切っ掛けはギャルのパンティをくれと言った男」 次回もお楽しみにニャン!



モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!


「ブックマークに追加する」ボタン登録もよろしくね! 登録ありがとうございます!


いいね登録!よろしくお願いいたします! 登録感謝です!


誤字脱字報告 わりぃね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ