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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
カドゥケウス
165/329

ギルドオブ Λ

完成しました!


次回更新は8月11日 0時です!

「さて、準備するか…」


「どうなさるのです?マスター?」


 冒険に出る日を決めた翌日、ソウルはログインを完了した後、冒険の準備を始めようとしていた。


「まずは武装を整えた後、リイルフで訓練だな」


「武装ですか?」


「ああ、前回の戦いでRGAVが30分しか可動出来ないのは問題があるし、火力も足りていなかったからな…」


「そうですね。防衛戦ではScarlettに、神獣戦ではブルーローズがあったから勝てましたが…それらが無かったら敗北していましたね」


「敗北どころじゃない…大惨事だ…」


 ソウルは、そうなっていた未来を想像すると、体の奥底から恐怖が沸き起こり、顔を青くさせながら体を震わせた。


「で?実際どうするのですか?」


「まずRGAVを何とかしてから火力を上げる武器を作ろう」


 ソウルはウィンドウを開き、ジョブ項目のタブを押した。


「今、メインジョブが「アウトロー」でサブが「ガンストライカー」と「シーフ」だけど、「シーフ」を「機工師」にしようと思う」


「上級職ですか?」


「ああ、そうだ」


「理由を聞いても?」


「前にハピネスカラーさんが自分の機体の一部を出して敵を倒した事あっただろ?」


「ええ、楽園の時ですね?」


「その一部を出すスキルを使っていろいろしようと思う」


「いろいろですか?」


 マギアは、クエッションマークを出しながら、体を傾けてソウルに尋ね返した。


「RGAVにいろいろガジェットを追加して機工師のスキルでガジェットを使えばいいんじゃないかと考えたんだ」


「なるほど!そうすればパワードスーツの制限を気にせずに様々な武装を使えるという事ですね!」


「ああ、もちろん機工師のスキルにはクールタイムがあるがRGAVの武装が使えるのは良いと思ったんだ」


「それは良いですね!早速やりましょう!私ファンネ〇を作ってみたいです!!オールレンジ攻撃です!」


「ファンネ〇か…フィ〇・ファンネルもあるけどどっちにしようかな?」


「あ!フィン・ファン〇ルで!」


「ジオ〇派の方でしたか…」


 ソウル達は、冗談を言い合いながら銃士ギルドに向かって行った。









「こんにちわ~製作室使わせてくださーい」


「あ、ソウルさん!いらっしゃい!ご自由にどうぞ―」


 ソウル達は、警戒しながら銃士ギルドへと入り、受付にいたギルド職員の女の子に一言断りをいれた後、製作室に入って行った。


「よし、襲撃はなかった。早速作って行こう」


「警戒して行かないといけないギルドと言うのはどうなんでしょうか?まぁいいですが…では何から始めますか?」


「一度分解して武装を追加できるようにしよう」


「分かりました」


 ソウルは、召喚器をアイテム欄から取り出し、RGAV01を出現させた後、工具を使って分解していった。


「マスター?剣尾部分を分解してみたのですが…耐久度が限界に近い部品が多くありますね」


「え!?まじか!?RGAVを使ったの1回だけだったんだが…」


「小型化と軽量化それと自在に動かす為に柔らかい金属部品を使用しているので耐久度が低いのです」


「う~ん…やっぱりか…でもこれ以上はな~…」


「はい、これ以上に耐久度を上げようとするなら硬い材質の物を使わないといけません。ですが、硬い素材を使うと正常に動かなくなります」


「どうしようか…………あ!」


 ソウルは、どうしようかと悩んでいたが、突然声を出して手を打った。


「強化プラスチック!」


「強化プラスチックですか?検索してみますね?‥‥‥出ました。どうやら錬金術ギルドにレシピが売っているようですね」


「あー…そう言えばスクフォイさんが前に作っていたような…いやあれはポリマーだったか?まぁいい、買いに行くか」


 ソウルは、RGAV本体と取り外した部品をアイテム欄にしまい、製作室から出て行くと受付にハリーベルがいた事に気が付き、ソウルは警戒心を最大にした。


「ちぃ!いたのか!?」


「ちょっと!ソウルさん!出会ってすぐにその言葉はどうなんですか!?私だってそんなにお尻を追い求めてませんよ!?」


「‥‥‥」


 ハリーベルの言葉を信じられず、ソウルはジト目でハリーベルを見つめた。


「今日はもう終わりですか?」


 ソウルのジト目に、冷や汗をかき始めたハリーベルは、少し上ずった声で話題を変えようと話しかけてくると、ソウルはそのままの目で口を開いた。


「錬金術ギルドでちょっと買い物してからまた戻ってくる」


「そうですか…では()()()()()いますね!行ってらっしゃい!」


 ハリーベルにそう言われて見送られたが、ソウルはハリーベルの目つきが、怪しく光ったのを見逃さなかった。







「こんにちは、お邪魔します」


「ん?あれ?ソウルさん!今日はどうしたのですか?」


 錬金術ギルドがあるアークライトに(おもむ)いたソウル達は、早速錬金術ギルドの中に入ると、受付にいたアイシャが、ソウルの顔を見て元気よく話しかけて来た。


「こんにちは、アイシャさん。強化プラスチック…と言ってもわからないか…えーっと軽くて硬い物質になるレシピを買いに来ました」


「軽くて硬い物質?……ああ、アイゼン強化素材ですか?」


「あーそれです」


「分かりました。取って来るので少し待っていてくださいね~」


 アイシャは、ヒラヒラのスカートの裾を(ひるがえ)して、ギルドの奥に向かって行った。待ってる間、ソウルは釜がある方に視線を向けて見ると、見覚えのない男性が釜をかき混ぜながら、見覚えのある少女の質問に答えていた。


「お待たせしましたー」


「あー?アイシャさん?あれはもしかして…」


「ん?あー…スクフォイさんとソラちゃんですね。ソラちゃんが付き人の人とここに来た時、すっごい落ち込んでいたんですけど、その時お祖母ちゃんがスクフォイさんを指導係に任命したんですよ。でも、すっごい落ち込んでいるからスクフォイさんの指導もどこか上の空で…」


「あー…なんとなく分かりました。その落ち込んでいたソラ殿をどうにかして元気付けたらスクフォイさんにべったりになったという事ですね?」


「ですです!よくわかりましたね?」


「あれを見ればわかりますよ」


 ソウルが再びスクフォイ達を見ると、ソラから無数のハートが出ている様な雰囲気が視覚として感じ取れた。


「それで…なぜスクフォイさんは痩せたのです?」


「ソラちゃんの押しが強すぎてと付き人さん…サクラギ・モトコさんの監視ですかね?」


「‥‥あれ?そんなラブコメ見た事ある様な…それにサクラギ・モトコさん?ってあそこで正座している方ですか?」


 スクフォイ達がいる後ろの方で、鬼の形相とたまに舌打ちをしながら、正座待機している女性がいた。


「今にも腰にある刀を抜いて斬りかかって行きそうですね…」


「それは初日におばあちゃんが禁止したので大丈夫ですよ?」


「ああ、だからああやって睨みつけていると…」


「日に日にスクフォイさんが痩せて行ってるので心配になりましたが、おばあちゃんが不思議の薬を飲ませているので大丈夫…らしいです。あ、えっとレシピは29800オカーネンになります」


「え?不思議…?その薬…は大丈夫か。アンジェラさんが作ってるみたいですし。はいこれ」


 その薬は本当に大丈夫か?と思ったソウルだったが、薬の製作者がアンジェラだという事に安心してアイシャにレシピ代を渡した。


「ソウルさん?ハイファ反応素材という物もありますけど…買いますか?」


「ああ、それも頂こう」


「はい、じゃあさっきと同じ値段の29800オカーネン頂きます」


「どうぞ」


「……確認いたします。少々お待ちください」


 アイシャは、ソウルが渡したオカーネンがちゃんとある事を確認すると、満面の笑みを浮かべて「お買い上げありがとうございます!」と言った。


「そういえばアリーさんでしたっけ?彼女はどうしたのです?」


 ソウルは、買ったレシピをアイテム欄にしまい、ふとアリー・アルシャンの事を思い出したので、尋ねてみた。


「アリーちゃんですか?えっと~…今おばあちゃんと素材採集に出てます…」


「あ~…」


 苦笑いしながら答えたアイシャに、ソウルはアンジェラに振り回されて泣いているアリーを想像して、察した。


「他に買いたい物はあります?」


「いや、ないですね。なので御暇させて貰いますよ」


「分かりました。何か御用があったらいつでもどうぞ~」


 アイシャの言葉に、軽く会釈してギルドから出たソウルは、いつの間にか居なくなっていたマギアに気が付き、マギアの名を呼ぶと、錬金術ギルドからマギアが出て来た。


「マスター!すごいですよ!ガチラブコメです!それも鈍感系の奴ですよ!あのマルフォイさん全然彼女の気持ちに気が付いて無いです!」


「騒ぐのは良いけど邪魔はするなよ?」


「え?何故です?」


「必ずっていい程ああいう関係性を楽しんでいる人がいるからな‥‥下手に出歯亀根性出すと楽しんでいる人に利用されたり玩具にされるからな…」


「あー…なるほど。所謂めんどくさい状態になるって事ですね!分かりました。見ているだけにしておきます」


「それも注意だ。ただ見ていただけ、近寄っただけなのに巻き込まれる可能性も有るからな」


「…そうなんですか?あれ?でもマスター?詳しいですね?もしかしてご経験が…あ、これが言わずもがなですか!」


「っく!」


 マギアに言い当てられた事に、ソウルは悔しい表情をした。

両手武器の絵が思った以上に難航しています…何故か!! …坊やだからではなくまだイメージが固まっていないのです。


ハリーベルは何かを企んでいる!


空→スクフォイ→アイシャという好きの相関図ですね!なのでΛ(ラムダ)関係です!


トラブルアトラクターのソウルさんは経験済みです。


もうちょっと準備期間が続くかもしれません!ですが、頑張って構成をネルネルするのでお付き合いください!



モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます!


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