リビルド
完成しました!投稿です!
今回短いですがお楽しみください!
ティーが連れて来た、スネークテイルコングと戦闘状態となったソウル達は、まず最初に盾持ちのホワイトローズが、敵対心を自身に集めるスキル【タウント】を使用して、スネークテイルコングの敵対心を集めた。次にユメミルクが、スネークテイルコングの背後に回り、尻尾に巻き付いてる蛇に攻撃を与え、蛇の攻撃がホワイトローズに行かない様に相手取った。
「食らえ!」
ソウルは、スネークテイルコングの足関節を狙って発砲したが、白い体毛が弾頭を防いでしまい、僅かなダメージしか与えられず、それを見たソウルは、目を見開いて驚いた。
「いい忘れていたが、こいつには物理遠距離が効きずらいぞ!」
「そういう事は早く言え!」
ユメミルクの言葉を聞いて、ソウルはαトリガーからβブレードに換装し、スネークテイルコングに斬りかかって行った。
「えいや!」
ティカルは、スネークテイルコングのストンプ攻撃を避けつつ、アキレス腱ある場所を、直剣で何度も斬り付けた。だが、数回斬り付けると、直剣の切れ味が悪くなり新しい物に交換したが、それを2回繰り返しただけで、剣生成のストックが無くなってしまった。
「剣のストックが無くなっちゃった!」
「だったら噛みつけばいいだろ!」
ユメミルクが顔芸しながら言うと、ティカルは言われた通りに右腕から異形の頭を出して噛みついた。異形の頭は大きく口を開けて、スネークテイルコングの右足に噛みついた後、血肉を噛み千切った。
「ブゴォォォォ!」
「痛そうだ」
「いや実際痛いだろ」
右足を噛み千切られたスネークテイルコングは、苦痛の鳴き声を上げ、それを見ていたソウルは、顔を顰めながら言うと、ユメミルクが真面目な顔で答えた。
「お気を付けください!皆さん!行動変化の兆候が確認できました!」
マギアが全員に向かって報告すると、スネークテイルコングは、右足から大量の血を流しながら怒り狂い、その場で左足を軸にして回転し始めた。
「うわぁ!きた!」
「あ?何が…?」
「こいつ回転しながらウンコまき散らしてくるぞ!」
「マジかよ!」
ホワイトローズが全力で回避する為、盾をしまいながら言うと、何が来るのか分からないソウルは、スネークテイルコングに注意しながら聞き返し、ユメミルクの言葉を聞いて驚愕した。
「臭いのまき散らして来たわよう!」
「うわぁ!」
「サイテー!」
「避けるんだよぉ!」
「マギア!俺を盾にするんじゃない!」
「後生です!マスター!」
スネークテイルコングがまき散らして来た排泄物に、ソウル達は阿鼻叫喚しながら全力で回避を行った。
「被弾して臭せぇ人になった奴はいないな?」
「大丈夫!…だけど、気を付けないと踏みそう…」
「この辺り一面酷い事になってるな…さっさと片付けて街に戻ろう」
「「「「「そうだね(な)」」」」」
ソウルの言葉に全員が頷き、そこら中にまき散らされた排泄物に注意しながら歩みを進め、スネークテイルコングと戦闘を継続した。
「【エレメントトリガー ファイア】」
ソウルはスキルを使い、βブレードに炎を纏わせてスネークテイルコングの右腕を斬り付けた。それと同時に引き金を引いて、大ダメージが出る様にした。
「いいダメージですよ!マスター!INTを上げた甲斐がありましたね!」
「その為に上げた訳じゃないんだけどな…やっぱりステータスは大事って所か」
「ん?なにかするの?【チャージ】、【護法のⅠ】、【リバース】、【チャージ】、【ハイリバース】、【護法のⅨ】」
ソウルの言葉を聞いて、ホワイトローズが連続でスキルを使い、PTメンバーを強化しながらソウルに尋ねた。
「ああ、リイルフの集落でちょっとクエストをな」
「【ヴェノムアクス】!…もしかして直感探知のクエストか?それなら、今のソウルに必要かもしれないな」
ユメミルクが自身の斧に毒を付与し、蛇の噛みつき攻撃を回避した後、すぐさま重い一撃を蛇の胴体に入れた。
「名前からして便利そうだね」
「確かに便利っちゃ~便利だけど、感覚で覚える事に成れてないと苦労するなぁ…言葉では説明できないし」
「確かに…あれは説明し辛い物だね~ネタバレになるから詳しくは言えないけど」
「え?何それ?興味あるんだけど…僕も付いてっていい?」
「構わないぞ?ただ、その前に装備を作ってから向かう事になるがいいか?」
「大丈夫~手伝える事があったら手伝うよ」
スネークテイルコングの殴りつける攻撃を躱したり、尻尾にいる蛇の攻撃を躱しながら、ソウル達は会話し、隙を見ては攻撃をする事を続け、スネークテイルコングのHPを削って行った。そして残り1割を切った所でとどめを刺す為に、ソウル達は大技の予備動作に入った。
「【エンドクエイク】」
「【メテオブレイカー】」
「【トワイライトオブソウル】」
ユメミルクが地面に斧を全力で振り下ろすと、スネークテイルコングのいた地面が隆起し、スネークテイルコングを上空に打ち上げた。次にソウルが、スネークテイルコングに向かって跳躍し、12回連続で斬り付けた後、ホワイトローズの黄昏のように輝いた巨大化した剣と、ソウルの巨大化した光の剣を一緒に振り下ろし、スネークテイルコングを黒い霧に変えた。
【アナウンス:スネークテイルコング を討伐しました。SP4000獲得 2300 オカーネンを獲得しました。戦利品設定は 自動分配 です。】
「おつかれ~」
「お疲れ様。それにしても酷いモンスターだったな…」
「プレイヤーが嫌うクソモンスターの第3位だしね~その言葉通り…」
「マジかよ…あれで第3位?あれの上がいるのか…」
「いるよ~…それがどんなのかは言わないけど…ていうか言いたくない」
「言葉に出来ない程のモンスター…僕ちょっと怖くなっちゃった…」
「大丈夫!第2位はダンジョンボスだからフィールドには出てこないぞ!」
「第1位は?」
「‥‥」
ソウルが、スネークテイルコングの感想を言うと、ホワイトローズがプレイヤーが嫌うモンスターのランキングを言って、ソウルの顔を顰めさせた。そしてティカルが、ホワイトローズの言葉を聞いて顔を青くさせると、ユメミルクが安心しろと言ったが、第1位を聞かれて固まった。
「ファントムナイトだね~ここにその被害者が一人いるけど」
「え?」
「あいつはいずれ俺が必ず倒す…必ずだ!」
ソウルは、右腕を見ながら言うと、ティカルは首を傾げた。
「腕?ソウルの右腕って義手だったの?」
「ああ、ほら」
「わ!銀色の腕!…シルバーハンド…きっとソウルの遠い未来は、ソウルの人格をデータ化されて小さなメモリーに入れられちゃうのかな?かな?」
「伝説のロッカーボーイの話は止めろ!ただでさえちょっと似た様な所あるんだから…」
「そういえば、ソウルもギター旨かったよね~」
「学際で演奏した時、全女子が黄色い声援送っていたな…男子もだいぶいたけど…」
「そういえばそうだったね…なんかごめん…」
「ナズェ?アヤマドゥンディス!!?」
ティカルは、ソウルに向かって深々と頭を下げて謝罪したが、その謝罪にどんな意味があるのか分からなかったソウルは、急に滑舌が悪くなったが強い感情を露わにした。
「街に到着っと~大体分かったよ、キーメラの性能。ありがとね~ティカル」
「おう、ありがとな!早速ウィキに情報を載せて来るぜ!」
「お疲れさん二人共、今日は落ちるのか?」
「うん~ちょっと寝て起きたらすぐやるけど」
「俺は、ウィキにキーメラの情報乗せたら戻って来るぜ!」
キーメラの性能を確かめたソウル達は、街に戻って来ると、ユメミルクとホワイトローズの二人が、ログアウトする事をソウル達に伝えた。ソウルは、もう今日はインしないのか?と尋ねるとホワイトローズは、寝て起きたらインすると言いユメミルクは、キーメラの情報を載せたら戻って来ると言った。
「そうか、わかった。二人共お疲れ様」
「お疲れ様~」
「おう!またな~」
「またね~」
友人二人が、ログアウトをして現実世界に戻った後、ソウルはティカルに顔を向けた。
「じゃあ、俺達は銃士ギルドに向かうぞ」
「おっけ~付いて行くよ」
「マスター?その前にティカルさんを冒険者ギルドに連れて行って、登録した方がよろしいと思います」
「あ~そうだな。そうするか…」
「そうと決まれば早速向かうのよう!」
「え?冒険者ギルド?登録?」
ソウルの言葉に首を傾げたティカルは、ソウルに聞き返すとソウルは、少し微笑んで答えた。
「冒険者ギルドに行けばすぐわかるよ」
「そう?」
ソウルがティカルにそう伝えた後、ソウル達は、冒険者ギルドに向かって歩き出した。
ユメミルクの顔芸はメイトリ〇スのモノマネです。
あれ?噛みついた方が強いんじゃね?と思ったそこのあなた!間違いではないですが、最初だけです。いろんな物取り込んで行って強くなって行かないと、詰む可能性があります。まぁその時は最初からやり直せるので安心ではありますが、その分時間が掛かりますね。
大回転脱糞攻撃…なんて恐ろしい技なんだ…
リイルフは、リトルエルフを略したりelfの呼び方をイールフとかいろいろして出来ました。
ジョニー・シルバーハ〇ドを意識してソウルが出来たわけではないのであしからず。似ているのはたまたまですね。
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