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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
隻狼と氷狼の銀弾武踏
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ティカル参戦!

完成しました!お楽しみください!


ここでお知らせ!次回の更新が3~4日遅れる可能性があります!それは、今の時点までに張った伏線の確認、各種情報の整理をしたいからです。楽しみにしている方々には大変申し訳ないと思いますが、何卒宜しくお願い致します。

 楽園の扉を閉じた時から、3日程時間が立っていた。その3日間は、主に金策や新装備の為の素材採集に奔走していた。


「あ~やっとそろったんじゃ~」


「お疲れ様です、マスター」


「私も頑張ったのよう!労いなさいよう!」


「ティーもお疲れ様です」


 アクアクリスタリアの冒険者ギルドで、一息ついたソウルは、目の前にあるテーブルに突っ伏して疲れた声を出した。マギアが、ソウルを労うとテーブルの上に座っていたティーが手足をバタつかせて文句を言った。


「まさか…金策している時に襲われるとはな…」


「ちゃんと事前に声を掛けて来る人もいれば、問答無用で襲ってくる人もいましたね…」


「前者は、金策中だからと言って断る事が出来たが…でも後者は…」


「そうですね…あの採掘の時マスターがふざけて、上半身を入れた振り下ろしをしなかったら、矢が後頭部に当たって即死していましたね。相手も外れた事に驚いてましたし」


「え?ふざけてないぞ?」


「…マスター?もしかしてですが、力を込めればいい物が出ると思っていませんか?」


「違うのか?わかった!タイミングだな!」


「いえ、完全に乱数(ランダム)です…」


「マジかよ!そうだと思ってずっとやってた!まぁ願掛けみたいなものでもいいか~」


「ちなみに、LUK(幸運)値は、数に影響します。通常1~3個なのですが、LUK値が高いと1~6個になります」


「目当ての物が出る確率は、上がらないんだな…」


「それは、そういう装備を身に着けないといけませんね。例えば、「レア出現率○○UPの効果が付いたイヤリングとかです」


「ほ~なるほどな~それってどうすれば手に入るんだ?」


「マジカルストーンで交換できます」


「マジカル?‥‥……あー!あの怪しい商人か!」


 ソウルは、マジカルストーンと聞いて何の事だ?と思ったが、ゲームを始めた頃に利用しようとしたが、石の数が膨大で止めたやつだ!と思い出て声を上げた。


「日ごとにラインナップされる商品が変わりますので、利用する際はお気を付けください」


「石いくつあったっけ?…」


 ソウルがアイテム欄を開いて、石の個数を確認しようとすると、マギアが話を戻した。


「話は戻しますが、襲撃者ですよマスター!これから何をやるにしても、気をつけてないといけません!」


「と言ってもな~どこぞのマフィアのボスみたいな超直感力がある訳じゃないし…どうしようもないな…」


「確かに、再生漫画のような能力は在りませんが、似た様な物はありますよ?」


 マギアの言葉を聞いて、ソウルはアイテム欄をスクロールしている手を止めた。


「そういえば、銃神マテリアルもそんなこと言っていたが…本当に可能なのか?」


「可能です。ただ、その為にクエストをやってスキルを獲得した後、訓練をしなければいけませんが…」


「本当か?そういうのがあるならやってみたいが…そのクエストは何処で受けられるんだ?」


「ここから遥か西に行った所にあるリイルフの集落で受注できますが、その前にマスター?ステータスは現在どのようになっていますか?」


「リイルフ?…あーホワイトローズやホープさんの種族だったっけ?ステータスは、今こんな感じ」


 ソウルが、ステータス画面を開いてマギアに見せた。


【推定レベル 94 】【HP 20158 MP 21866 】

  【STR 324 】

  【VIT 185 】

  【INT 103 】

  【DEX 360 】

  【AGI 266 】

  【LUK 421 】


「こう見て見るとナーフ職だと感じますね」


「ここからさらに獲得した称号のステータスUP分が加算される…ってうるさいよ!…他の人はどの位だ?」


「マスターの現在LVで言いますと、全ステータス500以上はあります」


「うわぁ…俺のステータス低すぎ…!」


「SPを使ってINTを559以上にしてください。そうしないとクエストが受けられませんので」


「分かった。…足りるかな?」


 マギアの言葉を聞いて、戦慄したソウルが、口元を両手で押さえた。その後、言われた通りにSPを使いINTを上げていったが、ソウルは表情を曇らせていた。


「ご主人は私のステータスより低いなのよう?」


「シー…今マスターは銃士なのにINTを上げないといけない理不尽と戦っているので、そういう事言っちゃだめですよ!ティー」


「ごめんなさいなのよう…」


「っう!」


 マギアに図星を突かれ、ソウルは手を震えさせながらINTを上げる作業を続けた。そして、総SP量の半分を使って指示された数値にすると、それを確認したマギアが頷いた。


「OKです。では、明日リイルフの集落に向かいましょう」


「?…あ、もうこんな時間か…」


 マギアが明日向かうと言った事に、釘を傾げたソウルは、リアルの時間を確認すると深夜1時を指していた事に気が付き頷いた。


「もうこんな時間だったか…今日はもう落ちておこう。今後の予定は、リイルフの集落に行ってスキルを獲得した後に訓練、それから新装備の製作をしてから手紙の配達だな」


「了解です。では、お疲れさまでした」


「お休みなのよう!」


「二人もお疲れさんっと」


 ソウルは、ログアウトボタンを押して、現実世界に帰って行った。





「さてと、ログインするk‥‥ん?」


 翌朝、総一郎の携帯に着信がある事に気が付き、確認してみると戌井 拓斗からメールが来ていた。


「お?今日から拓もゲームをやるのか?じゃあちょっと行ってみるか~」


「マスター?拓さんと言うのは、マスターのご友人ですか?」


「ああ、そうだ」


「なるほど、了解です。では、アークライトへ向かいましょう。新規プレイヤーが最初に降り立つのはそこなので」


「あいよ~」


 総一郎はゲームにログインした後、ジャバワークに跨りアークライトへと向かって行った。


「お?ソウルじゃん!」


「やっほ~」


「二人も来ていたんだな」


 アークライトに到着したソウルは、自分も最初に降り立った場所に向かうと、ホワイトローズとユメミルクの二人が、そこにいて会話していた。ソウル達の姿を見た二人は、軽い挨拶をソウル達にした後、ソウル達も挨拶を返した。


「ソウルも気になったんだな!」


「ラーメン屋で期待しててって言っていたけど…何にするのかな?」


「職業と種族か?…拓の場合なんだろうな…」


「職業に関して言うならはっきり言えることはある…銃士はないなって」


「お?そうだな!」


「っく!」


「マスター!ドンマイですよ!選ばれない職業第一位ですから、それを誇りましょうよ!何て言ったって第一位なのですから!」


「ドンマイなのよう!」


「その慰めはおかしい…」


 友人二人がはっきりと言った事に落ち込み、マギアとティーの慰めがソウルの心にダメージを負わせると、ソウルは地面に両手と両膝を付いて四つん這となり深く悲しんだ。


「あれは確か…」


 ユメミルクが、遠くを見る様な目をしてとあるプレイヤーの一人を見ると、その視線の先に小学5年生位の身長のプレイヤーがいた。だが、そのプレイヤーの姿は普通ではなく、異形な姿をしていた。


「あれは…最近解放されたキーメラって言う奴か」


「あの種族は、武器や防具を装備出来ないかわりに、いろんな物を取り込んで強化して行くタイプの種族っぽいよ?」


「だから裸なのか…」


「おい!あのプレイヤ―こっちに来るぞ?…もしかして…」


 ソウル達が会話をしていると、キーメラのプレイヤーがソウル達に近づいて来た。


「あ、やっぱりその顔は総一…おっとここでは本名を言うのはタブーだったね」


「まさか拓か?」


「そうだよーそっちの二人は右近寺と坂田だね~」


「まさか、キーメラを選ぶとは…」


「最初マシナリーを選ぼうとしていたんだけど、なんかこっちに惹かれたんだよね…だからこっちにした」


 キーメラのプレイヤーは戌井 拓斗だった。プレイヤー名はティカルと表示されていた。ティカルにそれぞれ自己紹介を済ませた後、近くの森へ移動し戦ってみる事にした。


「見せて貰おうか…新種族のキーメラの性能とやらを…」


「で?どう戦うんだ?」


 ホワイトローズが赤い彗星みたいな事を言い、ソウルがどう戦うのか聞いてみると、ティカルは右手を前に出した。


「チュートリアルで教えて貰ったんだけど、基本は奪って使うってな感じかな。見てて」


 ティカルの前に出した右腕が、異形な生物の頭に変わって行き、その頭が目の前にあった木に噛みつくと木が折れる音と咀嚼音を出しながら木を取り込んだ。


「‥‥で?」


「慌てない慌てない」


 ソウルが聞き返したが、ティカルは落ち着いた様子で行動を続けた。


「食らって取り込んだ物を射出する事が出来るみたいだね。こんな風に」


 異形の頭から元の右腕に戻し、右手の平を前に向けた後、そこから高速で木片を飛ばした。


「取り込んだ分が無くなったら再び噛みついて取り込む。進化って言うスキルのLVを上げて行けば、取り込んだ物の形を変えることが出来るみたいだよ?」


「進化…という事は取り込んでいった物でプレイヤーキャラの容姿も変わるのか?」


「そうみたいだね」


「ほ~じゃあ、後でいらない武器渡すね。私、どうなるのか見て見たい」


「じゃあ俺は防具をくれてやろう!」


「…火薬食わせてみるか?」


 3人がそれぞれティカルに渡す物を決め、ティカルはお礼を3人に伝えた。それからソウル達は、森の中へと入って行き、進化の為のSPを稼ぎ始めた。


LUKを上げればレアな素材が手に入ると思った?残念!数関係だけでした!


アニメのリ〇ーン見てたのですが、マフィアのボスが超直感で狙撃を回避した時、驚きました。


今後は物語の始まりと終わりにステータスを出していきたい。


ほら、第一位だぞ?喜べよ!


キーメラのモチーフはゴッドイー〇ーをイメージしています。


新規プレイヤーには優しくする。これは民度を高くするいい行為ですね。ソウルも今だ若葉マークの期間ですが。


モチベ維持に評価お願いします! 


ブックマーク登録もよろしくね! 登録してくれた方、読んでくれた方ありがとうございます。



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