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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
114/329

戦艦爆薬設置作戦

こんな時間に完成しました。そしてこんな時間に投稿です。睡眠中だった方々!申し訳ございません!


お楽しみください!21ページ分です!

 会議テントを出たソウル達は、薔薇乙女騎士団の生産職プレイヤー達を統括している人の所に向かっていた。


「マスター何を準備しますか?弾薬ですか?回復薬ですか?」


「指定した時間に爆発する紙、「時限爆符」を作ろうと思うのだが、オカーネンが無いから薔薇乙女騎士団の生産プレイヤー達が残した端材から作ろうと思う。その端材を使っていいか聞きに行こう」


「‥‥すみません。マスター…勝手にオカーネンを使ってしまって…」


「その話は済んだ事だ。あの時言った事を守ってくれればいいさ」


「はい…」


「っとここだ。すみませ~ん!フライスさんいますか?」


「はーい?あら?ソウルさん、どうしました?」


 目的のテントに到着し、ソウル達はテントの中に入って行った後、目的の人物の呼ぶと、テント内の奥に設置された衝立の奥から、地味な作業着と厚手のエプロンを装備した女性プレイヤーが現れた。その女性プレイヤーの名前はフライスと言う名前で、生産職のプレイヤー達を纏めている人物であった。


「実は、2時間後に始まる作戦に必要なアイテムを作らないといけないのですが、素材を買うオカーネンが無いので、こちらにある端材を使わせてもらえないでしょうか?」


「え?それは良いですけど…オカーネンがない?何かに使ったのですか?」


「ええ、まぁ…」


「あ…それは、大変でしたね…端材はそこにある大きな箱に全部入ってますから、すきに使って貰っても大丈夫ですよ」


「ありがとうございます!」


 フライスの質問に、ソウルはチラッとマギアを見て答えると、それを見て察したフライスは、テントの入り口付近に置いてある大きな宝箱を指差した。ソウルは頭を下げてお礼を言った後、早速宝箱を開けてみると、ソウルの目の前にウィンドウが開き、宝箱に入っているアイテムが数多く表示されていった。


「マギア、水の塔でルーンの判子を作った時の事を覚えてるか?」


「ええ、覚えています。ああ、なるほど。今回は爆発のルーンの判子を作って大量に生産するんですね?」


「そうだ。大量生産するから一枚の符に込められるMP量は少なく、小規模の爆発しか起こらないだろう。だけど、それが部品同士を固定しているボルトなんかに張り付ければ話は違って来るからな」


「例え破壊できなかったとしても、ガタガタする位には出来ますね。解りました。では、私は判子の方を担当します」


「頼む、俺は紙とインクを作る」


「了解です」


 ソウルは、宝箱のウィンドウをスクロールして行き、様様な端材を自分のアイテム欄に入れた後、テントの外に出た。


「釜出す場所は~お?ここでいいか」


 ソウルはテントをから出て、釜を置く場所を探すと、テントの横に何も置かれていない場所があり、丁度いいと思ったソウルは、その場所に釜を置いた後、先程取った端材を釜の中に入れ錬金を始めた。


「(上手く行くか…?量少ないと失敗するのか?‥一度やってみるか…)」


 釜の様子を見ながらかき混ぜていくと、虹色に光だし完成したが、完成したアイテムを見てソウルは驚愕した。


「ちっさ!弁当の醤油入れ並に小さい!釜の効果で2つ出来たけど…やっぱり端材だとこの程度という事か…う~んどうするかなぁ…これ続けても間に合わないしなぁ…」


 ソウルは、他に何か使える物はないかアイテム欄を開いて唸っていると、丁度そこにホープが通りかかり、ソウルに声をかけて来た。


「ソウル?どうしたのじゃ?何を唸っているのじゃ?」


「ああ、ホープさん、実は…」


 ソウルは事情を話すと、ホープは目を輝かせた。


「魔力負荷に堪えられて色落ちせず、滲まないインクとな!?すごいのじゃ!よく見つけたのじゃ!そのレシピ教えてほしいのじゃ!早速作ってほしいのじゃ!」


「いいですが、素材がありません…」


「大丈夫なのじゃ!儂が素材を全部出すから必要な素材を言ってみるのじゃ!」


「(素材を全部出す?え?全部持っているのか!?ホープさんのストレージは一体どうなってんだ?)ええっと、じゃあ、最初に青、黄、赤のインクを作ってそれらを合わせた黒インクを作ります。そこからミスリルインゴットの削り粉とこの骨の粉末を合わせれば完成です」


「なんなのじゃ!この骨は!異常なのじゃ!」


「その骨はナーガの巣にあった骨を全て一つに合わせた物です」


 ソウルは作り方を説明した後、アイテム欄からミスリルの粉と半分削られた骨を取り出した。ソウルの持っている骨を見つめたホープは、何かのスキルを使ったのか、目の色が変わり驚いていた。


「ナーガの巣?…という事は様々な骨を一つにしたのじゃな…なるほど、なるほど…それにミスリルの粉!普通ならフーっとして捨ててしまう物を使ったんじゃな!それは盲点だったのじゃ!」


「では、作ってみますね。使う素材は…」


 ソウルは、最初に製作しなければいけない三色の素材をホープに伝えると、ホープは言われた通り素材をアイテム欄から取り出しソウルに渡していった。その後ソウルは、素材を釜の中に入れ錬金していき、黒インクが2個出来上がった所まで終えた。


「すごいのじゃ~三つの特性がすべて潜在特性に入っているのじゃ~」


「潜在特性?」


「ん?潜在特性を知らないのじゃ?潜在特性とは、何かしらのアイテムを合わせると開放される特性の事なのじゃ。だけど、合わせるアイテムは何でもいいとはいかなくて、そのアイテムあった物じゃないといけないのじゃ!まぁ、簡単に例えるなら鍵穴と鍵の関係なのじゃ。この黒インクの潜在特性を全て開放するアイテムは、ミスリルの粉と骨粉だったという訳じゃな~よく見つけたのじゃ~」


「マギアのおかげですね。マギアがシュミレーションしてくれたおかげで作る事が出来たので」


「ほ~サポートAIはすごいのじゃ~」


 ソウルはポープと会話しながら黒インクとミスリルの粉、骨粉、中和剤を釜の中に入れてかき回し、虹色に光らせると、釜の効果で3個に増えた黒いインクが完成した。


「これが目的の物です」


「ふむふむ…どれどれ?」


 ソウルは、完成した一つをホープに渡すと、ホープは目の色を変えてインクを見つめた。


「ソウル…これだと魔力を込めたら5分で効果が消えてしまうのじゃ…」


「あ…そういえばそうでした…」


 5分で効果が消えてしまう事をすっかり忘れていたソウルは、どうしようか考えていると、ホープがアイテム欄から黄色い液体を取り出しソウルに渡した。


「これは?」


「これは、「増強剤」なのじゃ。それもただの「増強剤」ではなくものすごく強化する「増強剤」その名も「強力和化素」なのじゃ!ちなみに儂が命名したのじゃ!」


「黄色…和化素…ブラァァって言いそうな名前ですね!」


 ホープは無乳に近い胸を張りながら、ドヤ顔になって自慢し始めた。ソウルは、頭の中で黄色い謎の生物を思い出しながらホープの姿を見た後、貰った「強力和化素」をどのタイミングで入れればいいか考えはじめた。


「黒インクとミスリルの粉などを合わせる時に使えばいいのか?やってみるか…」


 最後の黒インクとミスリルの粉などの素材、中和剤、強力和化素を釜に入れた。その時、ホープが慌てた声を上げた。


「ソウル!急いでかき回すのじゃ!増強剤を入れたアイテムは、急いでグルグルしないと失敗してしまうのじゃ!」


「!?、分かりました!」


「遅いのじゃ!もっと早くなのじゃ!」


「はい!」


 ホープに言われた通り、全力で釜の中をかき回して行くと、釜の中が虹色に光だし、3個の黒インクが完成した。ソウルはその中の一つを取り出し、ホープに見せると、ホープは先程と同じように目の色を変えた後、頷いた。


「これなら問題ないのじゃ!魔力を込めても効果は消える事は無いのじゃ!」


「おお!ありがとうごさいます!」


「よかったのじゃ!」


 2人が黒インクの完成に喜んでいると、マギアがテントから出て、ソウル達の所に来た。


「マスター、判子が完成しました。インクと紙は大丈夫でしょうか?」


「あ…紙がまだだったな…」


「紙なら沢山あるのじゃ!使うといいのじゃ!と言うかいろいろ手伝うのじゃ!」


「ありがとうございます!」


 ホープの協力を借り、それぞれ製作した物を使って「時限爆符」を次々と製作して行き、残り時間が10分になった所で作業を終了した。


「途中、時限爆符を貼る為の接着剤の事を思い出してよかった…危なかった…」


「せっかく作ったのが無駄になるところでしたね」


「内職している気分だったのじゃ…」


「ホープさん協力ありがとうございました。では、行って来ます」


「うむ!しっかりの!」


 ホープに頭を下げてお礼を行った後、ソウルとマギアは、会議テントに向かって行った。





「ルージュさん来ました。人選の方はどうですか?」


「大丈夫!人選は終わっているわ。まずは護衛役は6人。ソウルのユニオンにいる2人とヴァルハラから1人、うちから2人ね。ヴァルハラの一人はカプニャン、うちの二人はKUNIMOとハヤメが出るわ。潜入工作員は4人で一人目がククル、ククルについては知っている様だし省略するわね。2人目が、ミズホ。中身の性別がおっさ…男性の女性PCで、潜入スキルと体が液体化できるスキルを持っているわ。3人目がココナ(ツー)。テイマーで酸と擬態化の能力を持つスライムを複数テイムしているわ。最後の4人目がデビット。瞬間移動のスキルを持っているわ。彼の能力で潜入工作メンバーを戦艦の近くまで連れて行ったり、脱出時に潜入したメンバーをソウルの所に連れて来る役割だと思ってちょうだい」


「分かりました」


「じゃあ外に皆集まっていると思うから、そこで詳しい説明をしましょう」


「はい」


 ルージュとソウル、マギアは会議テントの外に出ると、先程ルージュが選んだプレイヤー達が集まっていた。そこにはホワイトローズもその場にいて、片手を上げた軽い挨拶をした。ソウルとルージュはその場に集まったプレイヤー達を見渡した後、ソウルはPT申請を全員に送り、ルージュは、手を二回叩いて全員の注目を集めると口を開いた。


「皆集まったわね?これからソウルが作戦を説明するから、しっかり頭に入れておいて頂戴。じゃあ、ソウルお願いするわ」


「はい、了解しました。では、これから作戦を説明します。俺達はこれから敵地へと乗り込み、敵戦艦に爆薬を仕掛けに行きます。俺を含めた護衛メンバーは潜入工作メンバーを敵戦艦に潜入させる為、騒ぎを起こして敵の注意を引きます。敵の注意を引いたら潜入工作メンバーは敵戦艦へと侵入し、この時限爆符とホワイトローズから渡された爆薬を設置してきてください。この時限爆符の設置する場所はパイプの中や部品同士をつないでいる固定具などの所に設置してください。ホワイトローズから渡された爆薬は、主砲付近、エネルギーシールド発生装置、ワープ装置など重要と思われる箇所に設置してください。設置する時に気を付けて欲しい事は、設置した爆薬が探されても見つからない場所にお願いします。それと、爆薬設置完了後、俺に合図を送ったら急いでその場を離れてください。脅す為に一つだけ爆薬を起爆させます。説明は以上ですが、質問はありますか?」


「敵戦艦内部のマップみたいのはありますか?」


 ソウルが説明し終わると、青色を主体とした服を着たミズホが手を上げてソウルに質問した。


「残念ながら無いです。感を頼りに行くしかありません」


「敵戦艦内部で敵に見つかった場合は?」


「その場合作戦失敗です。俺達プレイヤーや住民は地下に潜むようにして生き、二度と地上に出る事が出来ないでしょう。なので絶対に見つからない様に動いて、爆薬を設置してください。その為の時間は俺達護衛メンバーが稼ぎます」


 次に手を上げたのは、黒色の短杖を腰のベルトに差し、灰色のコートを羽織ったココナ2だった。そのココナ2の質問に答えたソウルは、次に手を上げたアップルの質問を聞いた。


「私達護衛メンバーが、敵を倒して行って制圧しちゃいけないの?」


「その場合、戦艦に逃げられる可能性が高いです。ですので、俺達護衛メンバーは「あいつ等強そうだけど、実は弱いんじゃね?」と敵に思わせる戦いをしないといけません。わざと疲れた態度を取ったり、呼吸が荒くなったような仕草をしながら、戦ってください」


「演技しながら戦うって事ですね!任せてください!木更津のハムレットと呼ばれた私の実力、この子と一緒に見せて上げますよ!」


「それダメな奴じゃねぇか…」


 カプニャンが気合を入れながら言うと、KUNIMOがその言葉にツッコミを入れ、その場にいた全員が笑った。


「他に質問は?……ありませんね?では潜入メンバーの方は俺とホワイトローズの所に来てください。爆薬を渡します」


 ソウルは他に質問があるか尋ねたが、手を上げる人はいなかった為、潜入工作メンバーを集めて時限爆符と爆薬を渡した。潜入工作メンバーに時限爆符と爆薬を渡した後、ホワイトローズは、爆薬を起爆する為のスイッチをソウルに渡した。


「そのスイッチの真ん中に数字が書かれたダイアルがあるのね?それは起爆する爆薬の数だから間違わないでね~」


「あいよ。ありがとさんっと」


 ソウルがお礼を言うと、ホワイトローズは頷いて数歩後ろに下がった。


「では、出発します!」


 ソウルは、視界の左に簡易表示されているプレイヤー達の名前を確認し、全員がいる事を確認した後、アイテム欄から転送装置を取り出し、起動ボタンを押して目的地の場所に転送した。






 ソウル達は転送され、目の前の風景が一瞬で変わり、楽園の門の前に転送された。どうやらこの転送装置は、前回ボタンを押した場所に転送される物だった。ソウル達は急いで近くに置いてある置物の影に隠れしばらくじっとしていた。


「慌てた様な音が聞こえないな…どうやら俺達は見つかってないみたいだ…よかった…じゃあ、潜入工作の皆さん行動を開始してください。護衛メンバーは音を立てない様、俺に着いて来てください」


 ソウルが子声で話すと、全員が頷き、潜入工作メンバーは動き出した。ソウルはゆっくりと動いて行き、その後ろに護衛メンバーが付いて行った。


「よし、この辺りでいいでしょう。少し待機します」


 警備している敵兵に見つからない様に動きながら、階段がある場所へと向かい、その階段を上がって行くと、整備中の戦艦がある階層にたどり着いた。ソウル達は、潜入工作メンバーの準備が整うまで階段付近で待機していると、ソウルに準備完了と書かれたメールがククルから来た。


「準備完了の合図が来ました!皆さん最初の一発は派手に行きましょう!」


「「「「了解!」」」」


 ソウル達は、戦艦が整備されているフロアに入ると、近くに居た敵兵に向かって、派手なエフェクトと音が出る攻撃を繰り出し戦闘をはじめた。その戦闘音を聞いた兵士達が、警笛を鳴らし騒ぎ出すと、各階層にいた敵兵士達もこのフロアに集まり出し、ソウル達を囲むようにしながら武器をソウル達に向けてきた。


「くぅ…!」


 KUNIMOが敵の攻撃を盾で受け止め、わざとらしい声を上げながら、自ら体を後ろに沈みこまるピンチを装った後、一気に体を起こし敵を押し返した。


「(わざとらしかったが…大丈夫か?)」


 ソウルを中心とし、護衛メンバーがソウルの周りに立つ陣形になりながら、ソウルはKUNIMOのわざとらしい演技に不安を感じながら、銃口を敵兵に向け引き金を引いた。ソウルの攻撃は3回に1回は当たる様に心がけ、更に致命傷にならない様に気をつけながら攻撃を繰り返した。他の護衛メンバー達も最初は違和感を感じる程の演技をし始めたが、時間と回数を重ねると、徐々にそれらしくなっていき、こちらが押されている様に見える状態になっていった。


「おい!何をしている!?あいつらは疲弊しているぞ!一斉にかかれば殺せる!行け!」


 敵兵の奥から声が聞こえ、ソウルがその声の主を探してみると、一番奥に犯罪組織の長ダミアンの姿があり兵士達に指示を出していた。


「(ダミアンが兵士に命令しているだと?どうやら出世したみたいだな…)」


 ソウルはさらに周りを観察しながら、攻撃を続けた。ダミアンが指示を出した事で、敵からの攻撃が激しくなっていったが、護衛メンバーは難なく捌き続けていった。そしてそれらを続けていると、ククルから設置が完了したメールが送られてきた。


「全員これをみろ!」


 ソウルは起爆スイッチを上に掲げた。


「全員に警告する!貴様らの戦艦に大量の時限爆弾を仕掛けさせてもらった。これから要求を伝える!あの戦艦の最高責任者は誰だ?俺の前に出て来るがいい」


 ソウルが言った言葉に、周りの敵兵が動揺し始め、ソウルの言葉に反応した数名の敵兵が、ダミアンに振り向いていた事をソウルは見逃さなかった。


「なるほど…ダミアン。お前が最高責任者か…」


「ちぃ…馬鹿共が振り向きやがって…でぇ?なんだ?その要件って言うのは?」


 ダミアンが悪態を吐きながら、ソウルの前に現れると、ソウルは要件を話し始めた。


「いや、なに簡単な話さ。俺達の飛行船とお前らの戦艦で正々堂々と戦おうじゃないか?と言う話だ」


「てめぇ何言ってんだ?そんな話乗る訳…」


「そうか、ならここで破壊してしまおう!」


 ソウルはスイッチのダイアルを1にした後、スイッチを押して起爆した。スイッチを押したその数秒後、戦艦の中間辺りに爆発が起こり、轟音と衝撃波がすぐソウル達の所に届いた。


「なぁ…」


「さて、仕掛けられた爆弾は…あといくつだと思う?」


「まて!てめぇの狙いは何だ?」


「狙い?そうだな…しいて言うなら~…俺らは貴様らを真正面から叩き潰し、絶望した顔が見たいんだ。だからこんな手間をかけて挑発する」


「…イカれてやがる…」


「イカれてる?それを貴様らが言うのか?帝国を食い物にして来た貴様らが?はっはっは!笑えるな!どうやら貴様らは、帝国の糞まで食って頭がおかしくなっている様だな!」


「この…!?」


 ダミアンがキレて、ソウルに殴りかかろうとして来たが、マナリアとKUNIMOが素早く動き、二人の武器がダミアンの喉元に向けられると、ダミアンは忌々しそうな表情で止まり、後ろに下がった。


「さて、どうする?この話に乗るか?それともここで死ぬか?どうする?乗ると言うなら明後日の昼12時までに帝国の南西にある丘…たしか~星屑の丘と言った名だったか…そこに来るがいい。ああ、別にビビったのなら来なくてもいいぞ?その場合、時限爆弾が爆発するだけだから。貴様らが怯えてここで死のうと、どっちでもいい…まぁ俺としては来てくれた方が嬉しいがな。どっちを取るかクソが詰まった脳みそで必死に考えるがいいさ」


 潜入工作のメンバーがソウルの所に来ると、ソウルはすぐさま転送装置取り出し、起動して拠点へと帰還した。転送中に見えたダミアンの顔は、怒りと憎しみが混じった表情だったのでそれを見たソウルは、無言の笑みでダミアンを笑った。






「お帰り~ソウル。どうだった?」


「後は相手次第かな。爆破で破壊した所を直すのに1日位はかかると思うから、時間は稼げたと思う。後はこの稼いだ時間でどこまで準備出来るかなって所だな」


「戦艦撃破した後、そのまま楽園攻略だよね?しっかり準備しないとね~」


 拠点へと帰還し、最初にソウルに話しかけてきたのは、ホワイトローズだった。ソウルはホワイトローズの質問に答えた後、少し疲れを感じ、地面に座って休み始めた。


「お疲れソウル。すごい煽り方だったわね~」


「お疲れ様です。ソウルさん!あのダミアンって言う住民、顔真っ赤にしながら怒ってましたよ!


 アップルとマナリアがソウルに話しかけてくると、ソウルは二人を見上げた。


「いやぁ…今回は失敗できないから緊張したよ…肉体的じゃなくて精神的に…できればもうやりたくない…」


「う~ん…ソウルの場合、それは今後も起きるね~確実に」


「マスターはトラブルを引き寄せますからね~これからもこういう事が続くでしょうね」


「ウソダドンドコドーン!」


 ホワイトローズとマギアの言葉に、ソウルはその場に寝転びながら、否定したい気持ちを言葉にした。


ルーン判子とインクは水の塔2で出てきます。


時限爆符の威力は、ダイナマイトの1/2位です。ですが設置する場所次第ですごい効果を発揮しますね。


実は!ソウル達が見つけた黒インクのレシピは、オリジナルレシピだったのさ!

なので、ホープも興味を示したという訳です。


強力和化素…いったい何速丸なんだ…


ココナ2は人気な無い場所に移動し、テイムしているスライムを操ったりしてます。デビットは、ココナ2のすぐ近くで待機してます。


液体だからどんな隙間にも入れるし、その内部に時限爆符を張ってしまえば見つかりませんね。


モチベ維持に評価お願いします! 評価お願いします。


ブックマーク登録もよろしくね! 登録ありがとうございます!


21/10/18 最初題名浮かばなくてテキトウに付けたけど変更しました。ああ、それと今更ですが、死んだ住民(NPC)は基本復活しません。


21/10/19 ちょちょっと修正!

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