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聲枷の巫女~しょうかのみこ~  作者: 笑師勇嬉(えみしゆうき)
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ep1。魅永映子(みながえいこ>恋人の行方

映子は自室のベットで横になり眠っていた。


はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、突然

荒い呼吸と共にハッと瞳を見開くと悪夢に魘され

眠っていた身体をガバッと目覚めさせると

半身を起こし彼女は、室内を見回して我に返った


あぁ・・また・・・あの夢だ!


夢の中での貴方は毎夜 私の名を呟いて謝っては

そ の 場 に 倒 れ 崩 れ 落 ち る


貴方が行方不明になり、捜索が打ち切られた

数日前から…もう何度!?同じ悪夢を見た事だろう


この繰り返しの悪夢を…もう少し待ってて下さい


必ず貴方を助けに行くから!

絶 対 助 け に 行 く か ら !

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ ガバッと突然


映子は荒い呼吸と共に


ハッと瞳を見開き勢い良く布団から飛び起きると

少しずつ視点の定まらぬ瞳で暗い自室を見回し

ココが自身の部屋である事を確認し安堵の溜め息

と共にハァ~ッと一息つくと我に返った。そして

頭を抱え込むと・・・心の中で言葉を口にした。


あぁ・・また・・・あの夢だ!


※※※※※※※※※※※※※※※※※※

私の名前は魅永映子(みながえいこ)。年は25才。


私には、この間まで今年で付き合い始めてから

約3年目となる恋人がいました


その人の名前は家永将明(いえながまさあき)


出会いは!?私が初めて勤めた職場の

頼りになる先輩と後輩という間柄から始まった。

そんな恋でした


出会った当初は職場の先輩だったから先輩として

家永先輩。家永さん。そう呼んでいた

彼の呼び名も付き合いが長くなるにつれて互いの

仲が深まり下の名で呼び合うようになって彼は?


私の事を「えいこ」と

私は彼の事を「あき」と呼んでいました


「あき」は、明るくて♪真面目で頼りになる凄く

誠実な人で自分が興味がある事には熱心になって

好奇心旺盛な優しい人・・・。趣味として

怖い話とか不思議な話が非常に大好きな人でした


彼が行方不明になる以前の・・・ちょうど!?

1年半前くらいだったかな?彼のウチに置く為の

新しいパソコンを買いに行った事をキッカケに

私達は新しい事を始めてみよう♪って話になって


当時の巷で大人気になった有名なSNSサイト

【369~みろく~】に登録して私は相変わらず

ハンドルネーム「HN:えいこ」という名前で!

彼はハンドルネーム「HN:秋」の名で仕事の…。

ちょっとした?休憩時間やプライベートの合間に

互いに自由に日記を投稿したり、携帯やカメラで

撮った写真を投稿したり、お互いの趣味にあった

サークルに参加して趣味の合う友人を作ったり♪

本当に楽しく毎日を過ごしていました


あの2012年1月2日が来るまでは・・・


あの日、2012年1月2日


秋はサイトのコミュニティイベントで都市伝説!

亡霊村(ぼうれいむら)】を探索する!という?

そんな探索イベントをSNS【369~みろく~】

コミュで企画した仲間達と一緒に永野県(ながのけん)

山奥にあると伝えられている

祠祭村(しさいむら)】跡地の廃村へ仲間共に探索しに♪

調べに行って来るね~!とのメール連絡を最後に


彼は二度と私の元へ帰って来ませんでした・・・

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