↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

遙か未来に――

作者: 小雨川蛙
掲載日:2026/10/15

 遙か未来。

 奇妙な問題が起きた。


「やはり、出生率は0のままか?」

「はい。我が国も他国も――」

「今では珍しい戸籍のない者たちも?」

「ええ。可能な限り調べましたが、少なくとも調べた限りでは……まぁ、戸籍がない故にあるいはいるかもしれませんが、それでも多くはないでしょう」


 そう。

 子供が一人も生まれないのだ。

 自国も他国も含めて。


「これは一体どういうことだ?」

「皆目見当もつきません。検査をした限りでは父親にも母親にも異常を持つ者はおりませんでした」

「挙句の果てに放蕩者たち四六時中交わらせても……」

「はい。出産どころか妊娠すら」


 何が起こっているのか。

 人々は頭を悩ませ続けたが、遂に答えは出ることはなく、やがて人類は絶滅した。



 ――まさか、その答えが人類が進化し続けた結果『最早、新たな進化の可能性なし』という遺伝子レベルの拒絶反応だとは知らないままに。


 完成したものはそれ以上進化することはない。

 命もまたその例外にはならないのだ。


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。