革命家たちの目次録2
ツナグ「主人公だったのに第一回はなぜか出れなかったから、今日はここでしっかりとコメントさせてもらうぜ! えっと……っていっても何話そう……」
ウィル「何も決めていない中、意気揚々としていのか」
◇
■ニューエゥラ軍メンバー■
【隊長】ヒトリ・アイリス
・キズナの腹違いの姉。
・三代卿のひとりであり、『転生の間』の管理人。
〜所持スキル〜
〈瞬間転移魔法〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
〈眠る秒針〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
【副隊長】キズナ・アイリス
・ヒトリの腹違いの妹。
・忘れがちだと思うけれども、左眼に橙色の眼帯を付けているサイドテールの女の子です。
〜所持スキル〜
〈魔法光〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
〈魔落雷〉
・魔法の力で雷を人工的に作り出し、敵へ大ダメージを与える技。ただし、消費する魔力も大きくそう何度も連続して使えない。一撃必殺技といえる。
【雑務】掬等繋(通称:ツナグ)
・転生者。
・少しずつだが戦いの動きができるようになってきた。
〜所持スキル〜
〈革命拳〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
・シャル曰く、本人の想いの強さが拳に反映されるのだろうとのこと。
【剣士】ウィリアム・ロングフェロー (通称:ウィル)
・今回は馬車を運転できる御者の資格を明らかにし、イケメン度が増す。
・いつも冷静で大人ぶった態度を取っているが、今回の風呂場の件でわかったことは、ウィルだってひとりの男の子だということだ。
〜所持スキル〜
〈見えざる軌跡〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
〈廻転斬撃〉
・一度斬りつけた箇所に対し、時間差でまたダメージを与えることができるという技。最初に斬りつけた際の傷口は小さく血が滲む程度の威力なのだが、時間差で与えるダメージはそれよりも大きい。
【施療師】アムエ・クリスチャンセン
・意外とイタズラ心もありお茶目な面がある聖母のような (実際聖母そのものなのだが)美しい女性。
・シャルに『お母様』みたいだと言われたことを、まだちょっとうれしく思っている。
〜所持スキル〜
〈母の手当〉
・『革命家たちの目次録1』にて解説あり。
〈母の御裁縫〉
・傷口を塞ぐ魔法。体力が回復するわけではなく、あくまで外傷の傷口を素早く塞ぎ、きれいに治すだけの治癒魔法だ。
・今回のように、敵の拘束に応用することも可能。
☆新加入☆
【武闘家】シャル・マッドガク
・マッドガク家の家政婦として仕えていたが、雇用主であり親愛する父、ラバーと別れた今、ニューエゥラ軍の一員となった。
・体力はあるが魔法を使用するのは苦手。完全に肉体戦闘派である。
・普段からメイド服を着用し、ひと目見ただけでは女性そのものなのだが、実は男。
・本人は女装の趣味など一切ないのだが、メイド服はラバーがくれた大切な宝物なので肌身離さず着用している。
〜所持スキル〜
〈クウ・トッ・ショウ〉
・掌底技。手のひらで相手を突き、ダメージを与える技。シャルの力は凄まじく、本気を出せばツナグ相手なら100メートル先も吹っ飛ばせるかもしれない。いや、たぶんそれ以上かも。
・この技に魔力は伴っておらず、完璧にシャルの力技である。
〈ハヤアシ・カイ〉
・人間とは思えないスピードで走ることのできる魔法。
・補足すると、ヒトリ宅からツナグたちを馬車へ連れたときは〈ハヤアシ〉という魔法と自身の筋肉で運んでいたが、これはその進化版。消費魔法力は倍近く違うので、余程のことがなければ〈ハヤアシ〉で十分だ。
■第二章登場人物■
・ラバー・マッドガク
国営の研究機関で働いていた研究者であり開発者。能力は高く評価されていた。
シャルの良き父となり、ラバー自身もシャルのことを我が子のように心の底から愛していた。
・ラソソイ
マーザーデイティの末裔。末裔には家族構成があり、ラソソイは長女にあたる。チトモクの姉。
いつも持っているパゴダ傘は、ラソソイが末裔専門の武具屋にオーダーメイドした特製の魔力充填式傘。ラソソイのお気に入り。
■第二章登場スキル■
〈ロリロリホー〉
・ラソソイオリジナルの技。
・パゴダ傘の先端から光の弾を放ち、着弾すると爆発し、とんでもない威力を見せる。
■第二章登場語句解説■
『収縮魔法』
・物を小さくしたり縮めたりする魔法の総称。無機物には特に影響をもたらした被害はまだ聞いていないが、生物に使用すると元の大きさに戻した際、細胞が破壊され最悪死に至ることがある。そのため、生物への使用は禁止されている。
・これとは真逆の効果を持つ「膨張魔法」も存在する。もちろん、これも生物に使用してはいけないぞ。
『寄生呪物』
・『死』までが最も苦しいとされる呪い。かけられた側は自我をなくし、暴れ回り、永遠に苦しみの中の彷徨うことになる。
・呪いをかける側もそれに伴った大きな代償を払うことになる。少なくとも、三人の命は必要とするだろう。
◇
ツナグ「ここまでお付き合いいただきありがとうございます! では、次回ですが――」
ウィル「次回予告などいいだろう。それよりも紅茶を用意しろ。僕は喉が乾いた」
ツナグ「お前ってやつは自由に振る舞うよな、ほんとに!」