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ショートショート3月~エッセイ特化編~

結婚式に出て学ばされたこと…

作者: たかさば

 どうも、どうもどうも。


 最後に結婚式に出たのは弟の結婚式というずいぶん参列経験が乏しいものです。

 本日は結婚式にまつわる小話なんかをしてみようかなと思いますです。宜しければお付き合いくださいな。


 私がはじめて結婚式に出たのは、おそらく未就学のころのことです。

 誰が結婚したとか、どんなものを食べたのかとかきれいさっぱり忘れているわけですけれども…大勢の人の前にワンピース姿で出て行って何かをやったことは覚えているんですよね。リングガールでもやったのかなと思うのですが、当時そんなしゃれたことをやっていたのかなと疑問視する部分もあります。もしかしたら夢かも?ずいぶんボンヤリとした記憶ですね。


 次に出席したのは、19歳の時でした。高校を卒業した年の秋ぐらいだったかな?

 同級生が結婚することになって、お呼ばれをしたので出かけたんですよ。

 披露宴が始まるまでは同級生たちとキャピキャピしていたんですけど…なかなかひどい目にあいましてですね。まあ、到底忘れられないような経験をいたしましてですね。


 今にして思えば、完全に人数あわせ?接待要員扱い?だったのだなと気が付くんですけど、当時は本当に何も知らなくて…、実にいいように扱われてしまったのですよ。


 友達のテーブルからあぶれてしまって、おじさんが集まるテーブルに配置されましてねえ。

 ……隣の席のおじさんが、それはそれは色々と世話を焼いてくれましてですね。


 こういう場所では女性が男性にビールをついで回らないといけないんだよ、いい勉強になったね、コップの残量に目を光らせておかないと就職のとき不利だよ、ラベルを上にして注ぐのが常識なんだよ、大人が感心するような振る舞いをしないと女性は損だよ、もう少し痩せないとダメだよ、ちゃんと化粧を覚えなさい、所作が子供っぽいからマナー教室に通うといいよ…。


 食事そっちのけでお酌をして回ることになり、酔っ払ったおじさま方に太鼓判をもらって式場をあとにし(門限があったので二次会には行かなかった)、本人としては大人のマナーを学べてよかったと思って引き出物を抱えて帰宅したわけですよ。


 実家で親に事の次第を報告したら…、それはそれは盛大に怒られましてね。

 祝儀を出してやったのにこき使われるとかバカの極みだの忌々しい引き出物なんか今すぐ捨ててこいだのこんな薄汚い名刺は燃やせだのお前の友達はろくでもないやつばっかだだの二度と結婚式なんか行くなだの……、まあ、ものすごい騒動になりましてですね。


 ノー知識でへらへらと参加したがために起こってしまった悲劇だとしか思えないわけですが、この一件以降、わりかし慎重に結婚式に出るようになったんですよ。

 親戚の式なら出るけど、共通の友達がほとんどいない場合は断るとか、やたらでかい式場のときは疑ってかかるとか、当日出掛けてあまりにもこれはダメだと思ったら体調不良のふりをして逃げだすとかいう感じです(わりとかなり失礼)。


 そんなこんなでド派手に結婚式観を拗らせてしまった私は、自身の結婚式をしておりません。

 呼ぶ友達もいないし、何より身内がアレな感じだったので、あんまりこう祝ってもらいたくないというか、めんどくさいことがおきるのを毛嫌いした感じでしてね。

 結婚相手も、結婚式で金を使うぐらいなら美味いものをたらふく食べたいという人だったので、まあボチボチ丸く収まりましてですね。友達を自宅に呼んで盛大に食べほパーティーをして済ませたんですよ。


 後年弟が結婚式を挙げた時、普段アレほど毒を吐きまくっている身内がおとなしく参列していまして…、なんだ結局こいつらは内弁慶なだけで、普通に過ごすこともできるのだなぁと驚いたりしたわけなんですけれども。


 今って地味婚がほとんどで、なかなか結婚式に出るチャンスがないんですよねえ。

 結婚しそうな人はぼちぼちいるんですけど、みんな式はやらない&フォトウエディングにするといっていて、いささか寂しさのようなものがですね。

 決しておいしい食べものにありつけないという悲しみが抑えきれないわけではないのですが、せっかくのチャンスなのになあという気持ちが拭いきれなくてですね。


 今更だけど自分の結婚式をやってみるのもいいかもしれないなあとか思わないでもないんですけれども。

 よくよく考えたら、結婚式をするならばそれなりに着飾らないといけないわけで、うん、まあ、いろいろと……無理!!!


 と、いう事でですね。


 結婚式に行く際は、おかしな人に惑わされて祝う気持ちをそっちのけにしてしまわないようお気を付けくださいねという、注意喚起のようなものをしてみましたです。

 良かったら参考にしてみてくださいな。

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