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第八話です!よろしくお願いします!

大教室に着き、入学式が始まるのを待っていると、隣に座っている男子に声をかけられた。


「入学式、なかなか始まんないな。早く始まって早く終わればいいのにね」

「そうだね。こういう式とかってつまらないからな」

初めて話す相手に少し緊張する。


相手も少し緊張してるみたいだ。

恥ずかしそうに俺の名前を聞いてくる。

「俺は小林智也。君、名前は?」


「持田伊吹だよ。よろしくね、小林君」

小林君は少しむずがゆそうな顔をする。


「君付けなんかじゃなく名前とかあだ名とかで呼んでいいよ。前は、トモって呼ぶ奴が多かったかな」


「そっか。よろしくね、トモ。俺のことはそうだな、イブでいいよ」


二人で会話をしていると、電気が消えた。

「これから、2018年度、国立能力開発学園東京第ニ高等学校入学式を始めます。はじめに校長先生のお話です」


それから、やはり面白みのない入学式が終わり、HR教室へ移動した。


「はい、皆さん、席に着きましたね。まずは私の自己紹介から。私の名前は白波紗南といいます。本質名は、時間操作(ストップウォッチ)です。戦闘はそんなに得意じゃないですけど、けが人の治療とかは得意です。あ、医師免許も持ってます。ええと、これから一年間、よろしくお願いします」

担任に向けて拍手が起こる。



「それでは、出席番号順に一人づつ自己紹介をしてください。まずは、一番の石本君から」


はい、と少し緊張したような声を出す。

「石本、石本結城です。本質は分身です。一年間よろしく」

再び拍手が起こる。


「はい、次。今井さん、どうぞ」

「はい!私は今井卯月です、本質は、未来視です。一年間よろしくね!」

「はい、そのままどんどん続けてね」


「三番の、蒲田悠莉です。土地勘っていう本質です。よろしくお願いします」


「ええと、四番の北上奈乃です。本質は、擬態です。皆さん、よろしくお願いします」


「小林智也です、本質は偽装。トモって呼んでくれ。一年間よろしくな!」


「六番の野村奏多。本質は爆破、よろしく。」


「半分過ぎましたね。このクラスにはまだ自分の本質に名前を付けている人がいないんですね。授業に組み込みましょうかね。それでは、濱崎さんどうぞ」


「はい。七番の濱崎七海です。翻訳という本質です。よろしくお願いします」


やっと俺の番だ。緊張するなぁ。

「八番の持田吹。本質は、気圧操作って言います。ええと、イブって呼んでな。一年間よろしくお願いします」

ふぅ、終わったぁ。こういう発表とか凄い緊張するから苦手なんだよな。


「九番山井二科です、本質は蜃気楼。皆様よろしく」


「十番、横山大翔。本質は検索。皆さん、よろしく」


「はい、自己紹介も終わったので、明日の授業の予告でもしましょうかね。明日の授業は、班別対抗戦をします!、ということで班を決めたので、それぞれデバイスを見てくださいね」


デバイスを見ると、「班分け」というファイルが送られていた。

ファイルを開くと、クラス分けと同じように班分け表が表示された。


<<一斑>>           <<ニ班>>

今井 卯月           石本 結城

北上 奈乃           蒲田 悠莉

小林 智也           野村 奏多

持田 吹            濱崎 七海

山井 二科           横山 大翔



卯月とトモと同じ班か、トモや、その他の人達とも仲良くなれるといいし、班別戦、楽しみだな。

読んで頂きありがとうございます!

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