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第32話
ユウキと案内人は、軽く食事を済ませ、それぞれコールドスリープに向けて準備を進めていた。
一度、冬眠状態になると、その間は、装置で設定した期間は、起きることはなく、身体も全身が氷漬けになり、生命活動を著しく不活性化させ、ほぼ仮死状態になるということであった。そこで、ユウキたちは、仮死状態の期間でも、精神的な活動を行えるように電脳世界で生活ができるようなネットワーク環境を整えることにした。
幸い、コールドスリープの場所が、データセンター内であり、蓄電による半永久的な稼働が可能なネットワークを構築することができた。そこで、コールドスリープ中に、いろいろ活動できるように、ネットワークで異世界を作り、そこでアバターとして活動できるようにシステムを構築していった。
既に、ベースとなるプログラムはユウキ自身が既にコーディングを進めており、核戦争が起きる前には、持参したノートPC内でのシステム構築のほとんどが終わっていた。そのため、シェルターに入って2日目には、ネットワークによる電脳世界の構築は終了していた。




