第18話
研究員は、そういうと、室内のパソコンを立ち上げ、操作を始めた。
(確かに、国内のシステムがこんな調子では、北朝鮮へのネットワーク攻撃はできないな。ある意味、セキュリティになっている。)
「とりあえず、立ち上げ操作を実施しました。後は、少しお待ちください。」
「わかりました。」
ユウキは、システムが立ち上がるのをしばらく待っていた。30分程度たったころに、ようやくシステムの全てが立ち上がり、ネットワークへのアクセスが可能となっていた。
「これで、ネットワークへ接続できるはずです。」
ユウキは、パソコンからアクセスを試みた。確かに、画面が遷移して、何か検索サイトのようなものが画面に現れた。
「これは、何語ですか。」
「朝鮮語と中国語で書かれているんですよ。わかりにくいですよね。」
ユウキはさらに操作し、何とか北朝鮮軍のメインサーバーへのアクセスを試みた。ユウキも何とか中国語の知識が少しあったので、わずかな知識で、ネットワークを通じて、メインサーバーへのアクセスを成功させた。
サーバーへのアクセスは、事前に渡航前に申請していたので、特に怪しまれることはなく、ユウキは次のステップへと進むことができた。
アクセスの途中、回線速度自体が遅かったせいか、サーバーへのアクセスは、かなり手間取っていた。ただ、その手間取りも功を奏して、モノミーへのアクセス成功後の作業も手間取っているふりをすることができた。




