表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノミ-  作者: TMERD
178/243

第178話

まず、移動する船であるが、大連などの大きな港は、主要都市近隣ということで、核攻撃の被害を被っていた。だが、その近隣の港では、核攻撃の被害や、その後の放射能汚染レベルも低いところがあり、そこでは船も存在しているようだった。また、遼寧省では、核戦争前に秘密裏に石油精製所が建築稼働しており、そこは核攻撃の被害は受けていない状況であった。

その一帯は、秘密裏の造船を中心とした工業地帯もあり、残されていた建材もあったため、新造船を作ることもできていた。そして、日本や沖縄、台湾との船による移動も可能となっていた。途中の海上ルートも、核攻撃からはかなり離れていたこともあり、逆にほとんど汚染されていない状況であった。さらに、中国からの海上移動から到着する港としては、島根近辺の漁港が核攻撃を間逃れていた。そして、島根からの移動手段として車両の確保、東京までの放射能汚染の少ない地域のルート選択も、日本海側を中心に、岐阜を通り抜け、山岳地帯から東京へと移動することも可能なようであった。

ただ、岐阜から先に関しては、首都圏までの間、核攻撃の被害がかなりひどい地域を通る必要が出てくると予想されていた。この間は、まだ各シェルターも、シェルター同士の往来は基本的にできておらず、まだ放射能汚染の水準の自然な下落を待つしかなかった。その放射能汚染の人体許容値までの経過期間はコンピュータの計算によると、もう1年程度は必要という計算結果であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ