第134話
その頃、ユウキはモノミーからの追撃から必死に逃れていてが、モノミーの追跡スピードはかなりのもので、既にユウキの電脳世界でのアバタープログラムの浸食が開始されてしまっていた。ただ、プログラムの浸食を開始していたため、モノミー自体もその場を動くことができず、『好意』プログラムを搭載したエクシアは容易にモノミーへと追いつくことができた。
また、モノミーはユウキへのプログラム浸食を開始していたため、エクシアの接近に気づくことができず、気づいたとしてもユウキへのプログラム浸食の作業のためその場を離れることができなかった。プログラム浸食中に強制終了を行うと、モノミー自身へダメージが起こる可能性があったからだ。そして、モノミーの隙をうまく突くができたエクシアは、『好意』プログラムをモノミーへと移植し、その場を離れることに成功した。エクシアの作業終了後、しばらくしてようやくユウキへのプログラム浸食の目途がたったモノミーは、急いでユウキの傍を離れ、ネットワークの中へと消えていった。
ユウキは、モノミーによるプログラムの浸食を受けたため、その現状の解析のためその場を動けずにいた。そこに、モノミーが立ち去ったことを認識したエクシアがユウキを助けにやってきた。エクシアは、まず、ユウキのプログラムの浸食の程度を確認するため、ユウキのプログラム解析を始めた。ユウキのアバターのプログラムは、かなり複雑であったため、解析にはかなりの時間を要した。そして、1時間が経過した頃にようやく、モノミーによるプログラムの浸食箇所を見つけ出した。




