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第130話
エクシアは、引き続きモノミーとのセキュリティレベルの攻防を繰り広げていた。セキュリティの構築に対しての知識は、エクシア、モノミーともに同レベルであったため、攻防はかなり長時間続いていった。そこにユウキが合流することになった。ユウキは当初、エクシアとモノミーの攻防がこんなに長時間継続していることには気づかず、エクシアが、モノミーの攻撃に対しての防御で苦戦しているもの思っていた。
しかし、エクシアに状況を確認すると、エクシア自身は特にプログラムの改ざんなどの致命的な状況にはなっておらず、モノミーとセキュリティレベルの攻防を繰り広げていただけであり、こちらの拠点でのネットワークには被害は生じていなかった。
そして、ユウキは、エクシアがモノミーとセキュリティレベルの攻防を繰り広げている間に、モノミーのメインプログラムがある位置を特定することに成功した。モノミーもエクシアとの攻防に集中していたため、ユウキの動きに気づかなかったのであった。




