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決闘!!!

お嬢様書くの難しい!!!

また、書き直すかもしれません


「あんた、こんなところで何してんの?」


何で自分怒られてるんだろうと思いながら、

「フェルナ先生についてきたんだ。」

と言う。


宝具専門店からの帰りにばったり、サンマルティーン家のお嬢様に会ってしまったのだ。

お嬢様は、二人の従者を控えさせ闘技場の前の通りを歩いていた。


「嘘ね。フェルナは、大魔法師よ。あんたみたいな頼りないやつを連れてくる訳ないじゃない。」


そんな言い方はないじゃないか。

傷つくんだけど……俺そんな頼りなく見えるのかな?

多分自分のスキルがなかったら、倒れそうなぐらいずきずき心臓に刺さるんだけど。


ふぅ。冷静に。冷静に。


「さぁ。僕には分からないけど先生がついて来ていいと言われたからついて来ただけだから。」


「何よ!その態度は。平民のくせに、調子に乗ってんじゃ無いわよ。」


「どうしたら宜しんでしょうか?」


「今すぐ、フェルナの弟子を辞めなさい!そうしたら、許してあげるわ。」


無茶苦茶だ。貴族ってこんな感じなのか。

確かに先生が嫌がるのも分かる気がする。


「でも、先生に認められてるから。そんな辞めるなんて無理だよ。」


「弟子だって言い張るつもり?なら、私と決闘しなさい。私に負けたら弟子なんて辞めて村に帰れ。」


「もし、僕が勝ったら?」


「何でも言うことを聞いてやるわ。」


「分かった。決闘しよう。」


「何よ。勝てるとでも思ってるの?馬鹿じゃないの。まぁいいわ。すぐに闘技場をおさえなさい。」


「はっ。」

横にいた従者に命令する。


「決闘での約束は絶対に守らなければならないのよ。せいぜい後悔するがいいわ。」


彼女には絶対に負けない自信があるのだろう。

仕方がない。そこまで言われたらどうしようもない。けど負けたら、弟子を辞めないといけないかもしれないのか………弟子になれたこと自体夢のような話だったしまぁ取り敢えず、頑張るしかないか。


従者が戻ってくると、闘技場の中に案内された。


まさかここで戦うの?

マジかー金持ちはやっぱ違うね。


貸し切っちゃったのかー。


会場は大きく、四方から観客が見れるように工夫されていた。なるほど、こんな感じになってるのか。


明日は観戦してもいいと言われてたから、あっち側から見るんだろうな。まさか、こっち側で戦うことになるとは思いもしなかったけど、


「いざ、勝負よ。」


というと、剣を取り出す。


えっ?

魔法師じゃないの?

フェルナ先生に教えてもらいに来たって言ってたじゃん?

どういうことだ?


「はぁぁぁぁぁ」

剣を持ってまっすぐ飛び出してくる。


取り敢えず、避けるか。

サッ


何で剣士なのに、先生に習いに来てたんだ?

確か、フェルナ先生は剣を使えなかったはず。


サッ。

そもそも、職業として剣使いと魔法使いは別々の職業だからどっちかじゃないのか?いや、でも先生に習いに来てると言うことは魔法は絶対に使えるはずだ。


サッ。

まさか剣は独学?

そして魔法も使えるし、剣も使えるとか?

ヒェーーそれだったらやばいな。



「はぁはぁ。何で避けるのよ。」


「いや、避けるでしょ。」

なんで、避けたらダメなんだよ?

「今度は僕から行くね。 「氷牙狼!」」


いつも通り、10匹の氷で出来た狼を出す。

叫んだのは、こてんぱんにやられたあの筋肉ゴリゴリのムキムキのダンジョンマスターが叫んでのが恥ずかしくもかっこいいって思ってしまったから、叫んでみた。恥ずかしいわー。


けど、なんか魔法効率が良くなってる気がする。

いつもは、10匹の狼を出すにしても一匹ずつ順に出していたのが一気に10匹出るだと言った違いだろうか。


素晴らしい。


サンマルティーン家のお嬢様は、なんとかしてその10匹を倒してこちらに向かおうとしている。


うわー結構早い段階でやられてしまったな。


「炎牙狼!」


「このぉー。」

剣を振り回しながら、炎の狼をどんどん倒していく。

まるで舞っているかのように剣をくるくる振り回して倒している。


自信を持っているだけあって、どんどん倒される。

結構火力高いはずなんだけどなぁ。


ギルドマスターといい、お嬢様といい、どんどん倒していくから自分の魔法の自信なくすわ〜。


「風翼隼!」


こうなったら、炎の狼に手を取っている間に上空に風でできた隼を作る。ここは、天井がなく空が高いので

最高速度が出せる筈だ。


ヒューーーーンと隼が下に下降してくる。


お嬢様も気づいたようで、狼を対処し終わり隼に備え出す。


こりゃあ、やばいな。

なんとか剣を振り、隼から耐えている。


どうやって勝つか?

そうだな。


取り敢えず、もう一度風の狼を出す。


こうすることで、相手が前に進めないようになり

倒すのも時間がかかるようになる。


そして、上空にとっておきの魔物を形作る。


そう、一週間で頑張って習得したジャイアントホークだ。今回は土の魔力で作る。


なぜなら、一番質量として重いからだ。

上から強襲をかけた時、一番強いのは

速さでも、火力でもない。

質量だ。


そして、作ったジャイアントホークを一気に下に飛ばす。まるで、ジャイアントホークが実際にワイバーンを仕留めるように。真っ直ぐと、堂々とした態度で飛びかかる。


当然、お嬢様も後ろから近づいてくるものに気づき剣を回そうとする。しかし、風でできた狼が連携してそうはさせない。


そして、ドゴーーーン

と言う音と共にお嬢様を押し倒した。


すぐさま、駆け寄る。


すると、ジャイアントホークの下からお嬢様が這い出てくる。


「大丈夫?」


「なっ?私が、私が、負けたの???」

彼女は呆然としていた。


これ、どうしたらいいんだろう?

対処できないんだけど、、、

なんて声かければいいの?


どうしようと思っているとついに

「うわぁぁぁぁーーん」と泣き始めた。


えーーどうしたらいいの?


少しすると、泣き止み

こちらをみて

キーーーと睨み付けて

走って行ってしまった。


えぇ。俺、どうすれば良かったの?

勝手に喧嘩ふっかけられて、負けたら逃げられたんだけど…

字面にしたらめっちゃ相手悪いことしてるように見えるよね。


とりあえず、先生に会いにいく。


そして、今回あったことをギルドマスターの時から決闘の話までした。


「それは、災難な1日じゃったの。じゃが、リアムが勝てて良かったぞ。あれでも、剣だけで行けばお前たちの年齢にしてはかなり強いんじゃぞ。良かったの。」


そしてそのまま、宿に泊まることとなった。

3階だての宿でかなり高級なんじゃないかなと思ったが

先生だから当然なのだろう。


うわっ、久しぶりのちゃんとした食事にベット!!!


最高!


そして、疲れていたからかすっかり決闘のことも忘れて楽しんだ後眠ってしまった。

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