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観光客

新作の短編をアップしました。暇なときにでもどうぞ!

あいも変わらず、下手な文章ですが…


https://ncode.syosetu.com/n6847if/

 ケビンの家を出て俺は、1人辺りを散策に出掛けた。

 

 「さてと…出掛けるのはいいけど、どこ行くかな?」


 特に行く宛があるわけではないが、暇つぶしがてらの散策だ。どこに行こうと自由だ。

 取り敢えず、コリートの船が停泊している、港の方に行ってみることにした。

 来た道を引き返すだけなので、迷うことはなかった。俺は、方向感覚だけは少し自身がある方だ。

 暫く歩くと、元いた港に着いた。


 「う~ん、潮風が気持ちいいな!」


 船旅の間、ずっと潮風に浴びてはいたが、やっぱり浜辺で浴びると違って感じた。

 それから、浜辺に沿って暫く歩いた。


 「はぁ~、この島の海って本当にキレイね!」

 「えぇ、サンゴに魚の宝庫よ!」


 と、ダイビングをしている、女性観光客が興奮してテンションを上げている。シュノーケル的な物はなく、装備はゴーグルのみだ。

 ダイビングか…前(地球にいた頃)から興味はあったけど、泳ぎは得意じゃないからな…


 「ヨッシャー!大漁大漁!!」

 「入れ食い状態だったな!」

 「ああ、この島は今の時期が、海釣りに適した時期だからな!」

 「で、どうするこの魚?2人で食うにはチト多いぜ⁉」

 「そうだな…よし、泊まってる宿で調理してもらおうぜ!宿の人達や他の客にも振る舞おうぜ、沢山捕れたしな!」

 「それはいいな!」

 「そんじゃあ行こうぜ!」

 「おうよ!」

 

 と、近くの岩場で釣りをして来たらし観光客向が、大量の魚が入ったバケツを両手に下げて、景気よく話している。


 「(釣りか…そういや俺、釣りって前世でもしたことないな…スマホのゲームでならあるけど…この島にいる間に、やってみようかな…)」


 と、この島での目的が1つできた。

 それには釣り竿とかの道具がいるけど、それはまあ、コリートにでも相談すれば、何とかなるかな。この島なら、容易に手に入るだだろうし。


 「かぁ~、いい波だったな!」

 「ああ!サイコーだせこの島!」

 「あそこでコーヒーでも飲みながら、休憩しようぜ!」

 「賛成!」


 と、サーフボードらしき物を持った2人組が歩いている。

 どうやらサーフィンをしていたようだ。


 「(サーフィンか…少し興味あるけど、本当に泳ぎは得意じゃないからな…)」


 サーフィンは俺には不似合いかな…

 てかこの世界にも、サーフィンってあるんだな⁉

 この世界の文明が、元の世界でいうところのいつ頃くらいのものなのかは分からない。

 まあそもそも、サーフィンっていつ頃出来たものなのかも知らないが…


 「まぁ考えてても仕方がないよな⁉そもそも、ココは地球じゃなくて異世界なんだし、地球での時代背景を当てはめてもな。あるモノはあるんだと考えた方がよさそうだ)」


 と、自分で疑問をいだき、自分で片付けている俺。


 そんな感じで浜辺を歩いて回った。

 今は最も観光客が来る時期のピークを過ぎてるらしいが、それでも観光客はチラホラと見かける。

 

 結構歩いたので、喉が渇いてきた。

 適当な売店でトロピカルドリンクのようなヤツを(ノンアルコール)買って、一息入れた。観光地なのでか、ソコソコ高かったが、少し奮発した。

 こういう所(観光地)での、値段設定が割高なのは、コッチの世界でも同じか…

 

 「うん、上手いなコレ!」


 高いだけあってか、飲みやすく味は良かった。コレで不味かったら最悪だよ。

 ドリンクで乾いた喉を潤していると、見慣れた2人が居た。


 「お~い!」

 「ん⁉あぁ、アンタか!」

 「奇遇だな!」


 コリートの船の船員クルーのメットとシェフがいた。

 

 「こんなトコで1人何してんだ?」

 「いや何たいした理由はないんだが…」


 ココにいる経緯を話した。


 「てなわけで、ぶらぶらしてたところよ。そういうアンタ等こそ、何処行くんだよ⁉」

 「この先の酒場にな!」

 「酒場⁉飲みに行くには早くないか⁉」

 「ちげーよ!俺等のダチがこの先で、酒場を開いたらしいんだ!」

 「そっ!で、ちょいと開店祝いにでもと、思ってな!」

 「そういう事か…」


 2人もまた、幼馴染の関係らしい。


 「そうだ!ヒマならオメーも来ないか?」

 「ん、そうだな…」


 俺は酒飲めないけど、飲みに行くわけじゃないし、それに、どうせ暇だしな…


 「オーケー!行くぜ!」

 「そうそう、そうこなくちゃな!」

 「そんじゃあ行こうぜ!コッチだ!」


 俺は2人に連れられて、2人の友達の店へと向かった。

 そこでまた、ひとプロデュースすることになるとは、この時俺はまだ、思っていなかった。


 サーフィンのルーツは、西暦400年頃には、既にあったそうです。

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