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二次創作 東方project 神隠しに遭った青年  作者: 零月
第二章 異世界の魔王編
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お花見しました2

「私よ!」

その声と共に、後ろから抱きしめられる。

見ると紫だった。

「私がスキマで首だけ出して驚かそうと思って少年の近くに寄ったら、たまたま少年が私の前で寝返りをうつんだもの。予定とは違ったけど、面白いのが見れたから良しということになったのよね」

そう言う紫に周りから「でかした!」や「よくやった!」と言う声が聞こえた。

「いえ~い!永遠の17歳!ゆかりんの勝利よ!」

「・・・」

とりあえず俺は目の前で笑っている霊夢と霊夢の近くで酒を飲んでいる魔理沙、後ろでVサインをしている紫の頭に思いっきりげんこつを入れる。

「「痛~!」」

「なんで私もなんだぜ・・・」

「なんとなくだ」

俺は呟いた後、やっぱりムカついたのでさらにもう一発3人に入れておいた。



「本当に最低ですよね」

俺の隣に座った早苗が霊夢たちを見る。

「あぁ、笑い話じゃないっての」

「岳を起こそうって始めに言ったのは早苗だけどね」

「な!?何言ってるんですか諏訪子様!私はただ岳さんが1人参加してないのが寂しいだろうなって思って痛った!?」

とりあえず言い出しっぺの早苗の頭にげんこつを入れた。

「あはは!早苗がげんこつを入れられたの見たの久しぶり痛っ!?」

「そういえば諏訪子様笑っていましたよね?同罪ですね」

俺は立ち上がる。

「さ~て・・・笑っていたのはまだ居たよなぁ~?」

指の関節を鳴らしながら笑っていた奴らに向かって制裁を入れに俺は行動する。



とりあえず制裁のげんこつをお見舞いした俺は酒を飲む。

周りには頭を抱えている人妖たちが多くいた。

『痛~!!』

「ふぅ・・・良しっ!スッキリしたわ!」

「痛っ!?」

とりあえず最後に一番ムカついた紫の頭にげんこつを入れた俺はスッキリした気分で座る。

「ちょっとぉ~!最後の一発本当に痛かったんだけど~!?」

涙目の紫が俺に訴えかけてくる。

「でしょうね。まさか効果があるとは思わなかったですけど」

俺は握っていた2つの御守りを見せる。

霊夢と早苗が作ってくれた御守りだ。

俺を妖怪などから守ってくれるという加護が付いていると言っていたが、なるほど、握りしめた状態で叩くと妖怪には絶大な効果があるわけだ。

実際、妖怪であるレミリアや文、紫は涙目で頭を押さえており、幽霊である幽々子にも効果があったようだ。

流石に蓬莱人である妹紅や輝夜にはあまり効果がなく、神である神奈子や諏訪子にも効果がないようだったが、今後武器としてでも活躍できそうだ。

その後、霊夢が作ってくれた料理を食べながら俺は花見を楽しむ。

しかし、時間が経つにつれ、やはり睡魔が襲ってきた。

俺は花見を楽しんでいる皆の声を聞きながら目を閉じた。

「あれ?」

魔理沙と話していた霊夢は岳が寝ているのに気づいた。

「岳寝てるな~。次は何のイタズラするつもりだよ、霊夢」

「う~ん・・・」

霊夢は考えて、やがて頷くと

「ゆっくり寝かせてあげましょ?本当に疲れていたみたいだから」



「ん・・・」

俺は目を覚ます。

周りを見ると、夜から行う宴会のためか、神社の中で宴会の準備をしている者も居れば、まだ外で酒を飲んでいる者も居た。

「ん~」

俺は伸びをすると、立ち上がろうとして膝に誰かが居るのに気づいた。

見ると、こいしが俺の膝を枕にして寝ていた。

確か地霊殿の皆は夜の宴会に参加するというのを聞いていたが、自由なこいしは早く博麗神社に来たようだ。

スマホを見てみると、時刻は16時。

思ったより眠っていたようだ。

俺はこいしを起こす。

「ん~」

「こんにちは。こいしちゃん」

こいしが目を覚まし立ち上がると、俺も立ち上がる。

「お兄ちゃんおはよ~」

「こいしちゃん1人で来たの?」

「うん!気づいたら寝てた」

こいしと話していた時、スマホから着信が来た。

スマホを見てみると、さとりからのようだった。

「はい、もしもし?」

『もしもし、さとりです。あの・・・今からそちらに向かおうと思っていたんですけど、こいしが居なくて・・・あの子いつも自由翻弄でいつ戻って来るかわかりませんのでそちらに向かうのが遅くなりそうです』

「あぁ、今こいしちゃんこっちに来てますよ?」

『えぇ!?本当ですか?わかりました、それでは私たちも今からそちらに向かいます』

「はい、お待ちしてます」

俺はそう言って通話を切ると、こいしと共に博麗神社の中に入った。

「あら岳、目が覚めたんならちょっと手伝ってくれない?早苗と慧音も手伝ってくれてるけど宴会の料理が間に合いそうにないのよ」

入って来た俺に気付いたのか、霊夢がこちらに声をかけた。

「おう、いいよ。それじゃあまたね、こいしちゃん」

「うん!」

俺は台所へと向かう。

台所では早苗と慧音が忙しそうにしていた。

「手伝うよ」

俺は手を洗い、途中まで切られていた野菜を切る。

「あ、岳さん!ありがとうございます」

「私たちだけだと間に合いそうになかったからな。他の皆も手伝ってくれると助かるんだが」

「まぁ、出来る者でとりあえずやりましょう。今は何を作っているんですか?」

俺は早苗と慧音の手伝いをしながら、さらに別の料理を作った。



「じゃあ夜の宴会始めるわよ!乾杯~!」

『かんぱ~い!!』

18時、夜の宴会が始まった。

夜の宴会から参加したさとりたちと言葉を交わしながら酒を飲み、料理を食べていると、突然早苗が立ち上がった。

最初は酔っ払っているのかと思っていたが、どうやらそうでもないようだ。

「皆さん!注目してください!」

突然言い出した早苗に皆がなんだなんだと早苗を見る。

「今からゲームしましょう!」

「ゲーム?何をするんだぜ?」

尋ねる魔理沙に早苗はあるものを取り出す。

それは木で作られた円柱の入れ物のようだった。

「それは、王様ゲームです!」


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