ペット飼いました!
異変解決から1週間後
「うわぁ~」
俺は外の景色を見て声をあげた。
外は雪が積もっていた。
俺は外に出て博麗神社を見る。
雪が積もった博麗神社もなかなかいいなと感じていると、何かが俺の顔に当たった。
「うわっ!?冷たっ!」
顔に当たったのは雪玉だった。
そして雪玉を投げた者の姿も確認した。
「目が覚めたかしら?」
雪玉を投げたのは霊夢だった。
「あぁ、目が覚めたよ・・・」
俺はそう言いながら雪を掴むと雪玉を作る。
「いやぁ~。いい目覚ましだったなぁ~。霊夢にもプレゼントしてやるよっ!」
振り向いた俺は霊夢の顔目掛けて雪玉を投げた。
しかし、霊夢も投げてくるのはわかっていたのか、雪玉を避ける。
だが、俺も避けられるのは想定済みだ。
俺は避けた霊夢に向かって、2つ目の雪玉を投げた。
「わっぷ!」
雪玉は霊夢の顔面にヒットした。
「ははは!」
「やったわねぇ~!」
霊夢は雪玉を作ると投げてきた。
「よっ!」
俺はそれを避けると雪玉を投げる。
その後俺と霊夢は雪合戦をしていた。
しかし、気づいたら魔理沙や文、妖夢、早苗が参戦していた。
「なんか気づいたら増えてたわね・・・」
「ほんとだな・・・」
雪合戦をしながら俺と霊夢は呟く。
「なんか霊夢と岳が楽しそうに雪合戦してたから私も混ざろうと思ったんだぜ」
「いやぁ~、私は取材のことで来たつもりだったんですけどね~」
「私は幽々子様の許可をもらって岳さんに会いに来たんです」
「私もですよ。でも、雪合戦なんて懐かしいですね!」
「だったらさ、6人だし、チーム組んでやろうぜ」
魔理沙がそう言いだし、俺たちはチームを組んで雪合戦をすることに。
「で、チームはどう決めるんだ?」
「まず誰と組むか決めるか」
「だったら私岳さんと組みます!」
早苗が手を挙げて答える。
「私も岳さんとチーム組みます!」
妖夢も答える。
「私も霊夢と戦いたいんだぜ。だったら岳とチームを組むのは必然だな」
「ちょっと!?私と岳は別チーム確定なの!?」
霊夢が驚いたように言う。
「岳も何か言いなさいよ!」
「え?俺も霊夢に雪玉ぶつけたいからチームが別れるのは必然じゃないか?」
5人の中で誰が雪玉をぶつけやすいかと考えると間違いなく霊夢が当てはまる。
「じゃあ私は霊夢さんと一緒のチームですかね」
文が言うが魔理沙が提案する。
「いや、この際だし霊夢は1人で良いんじゃないか?」
「なんでよ!?」
霊夢が魔理沙に言うが魔理沙は聞く耳を持たずして雪合戦が始まった。
俺は今博麗神社の中にいた。
外では霊夢たちが弾幕ごっこで遊んでいた。
いつのまにか雪合戦が弾幕ごっこになり、ついていけなくなった俺は中でお茶淹れていた。
ドォーン!
途中爆発音のようなものが聞こえてくる中、俺は淹れたお茶を飲んで一息した。
少ししてから霊夢たちが戻ってきた。
「なによ、居ないと思ったら先に帰っていたのね」
「あぁ、流石にあれにはついていけないからな」
霊夢に俺は答える。
みんなの分のお茶を用意しようと思ったら人数が増えているのに気付いた。
「あれ?お嬢様と咲夜さんいらしてたんですね」
俺はレミリアと咲夜を見る。
「博麗神社近くに寄ったら霊夢たちが弾幕ごっこで遊んでいたからね。途中から私たちも混ぜてもらったのよ」
「天気は雪ですから太陽を気にしなくて良い分、お嬢さまも楽しそうにしていましたね」
それにしても・・・
「ごっこってよく言いますよね。あんなの俺が受けたらひとたまりもありませんよ」
「確かに岳さんが受けたらひとたまりもありませんよね。岳さんは弾幕とか使えないただの人間ですし」
悪気はないのだろうがちょくちょく早苗の言葉はカンに触る時がある。
まぁ、事実なので仕方ないのだが・・・
「あの~、そういえばですね、皆さんに伝えないといけないことがあるんですよ」
文が1枚の紙を取り出した。
見る感じ文が発行している文々。新聞のようだった。
それをみんなが見れるようにテーブルの中央に置く。
みんなはそれを見る。
それは妖怪に関係する記事だった。
『山などで暴れる巨大トカゲ!現在も生息中!被害者も!』と言う題名で記事が書かれていた。
「これ今日発行したばかりの記事なんですよね。人間の被害者も出ていて、皆さんにこの解決を頼もうかと思っていたんですよ」
文が説明する。
新聞には被害者の顔写真も出ていた。
「あ!」
俺は顔写真を見て声を出した。
「どうしたのよ、いきなり声を出して」
霊夢たちが俺の声にびっくりした。
「こいつら、知ってるわ」
俺は顔写真に載っている人間を指差して言う。
そこに載っていたのは守矢神社で俺が懲らしめた男2人組だった。
「あ、私も知ってます!最低な2人組でしたよね!」
早苗も思い出したようだ。
「誰なの?この2人組」
霊夢に聞かれ、俺はみんなに説明した。
「へぇ、私まで利用されたのね。会ったら私が殺していたかもしれないわ」
「お嬢様、気持ちはわかりますがお嬢様が汚れてしまいます。妖怪がやってくれたのはむしろ感謝すべきかもしれません」
「あの時の岳さんかっこよかったですよ」
「そ、そうか?」
「はい!」
「この2人は人間の里でも詐欺師として嫌われてたみたいで、何かと当てつけてきて無銭飲食やひどい要求をしていたらしいんですよ」
「そこまで最低な奴だったとはな・・・」
早苗を助けるとはいえ50万円あげるのはやめた方が良かったかもしれない。
「この2人についてはここまでにしましょう。で、被害を出している巨大トカゲなんですが、人間だけではなく、妖怪にも被害が出ているらしく、早期解決を望んでいます」
今ここにいるのは俺と文の他に霊夢、魔理沙、レミリア、咲夜、妖夢、早苗だ。
彼女たちが手伝ってくれるなら早期解決は期待できるだろう。
しかし、
「私はパス」
霊夢が答える。
「う~ん・・・ただの妖怪退治はな・・・」
魔理沙が答える。
「私はそこまで暇じゃないのよ」
レミリアが答える。
「お嬢様がしないのでしたら私も出来ませんね」
咲夜が答える。
「正直私も気が乗りませんね」
妖夢が答える。
「私もやめときます。元々岳さんと遊ぼうと思って来たんですもん」
早苗が答える。
「じゃあ俺がやるよ」
俺は答えた。




