表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王クエスト発生中!!!!  作者: 境 暁
2/3

第1章 この男勇者になる

作物が実る町--プロデント

自然豊かで町にも活気がある。大きな町ではないがみんな仲が良く助け合って生きている。そんな町で僕はお世話になっている。


「セプラ!! おじさんが倒れて都市に穀物が届けられないんだ。悪いが届けてきてくれないか?」


「いいけど……おじさん大丈夫?」


「ただのぎっくり腰だから大丈夫だ!」


笑いながらそう言うシャドウは僕の友人である。シャドウと僕はおじさんの家にお世話になってる言わば厄介人だ。村の人達からは煙たがられるがおじさんとシャドウが居てくれたおかげで辛いと思ったことがない。


「町の外は危ないから俺が行くべきなのにすまないなぁ。」


「別に大丈夫だよ。……それに魔物とあったことないし。」


苦笑いしながら僕はそう答えた。シャドウが申し訳そうに言うのも仕方ない。町の外は魔物が出るからだ。魔物は人を襲うと恐れられている。しかし僕は不思議と魔物とあったことがないのだ。だから村人に嫌われてるのかもしれない。まぁ見た目のせいでもあるが……


「セプラ早く家に戻ろう。今晩しっかり休んで明日都市に届けてくれ。」


「別に今から行ってもいいだろう?」


「お前馬鹿かよ……夜の森は危険っておじさん言ってただろ? 」


僕は確かに……と呟いた。その言葉を聞いてシャドウは片手をおでこにあて呆れていた。

僕達は小さい頃からおじさんに夜の森は絶対に近くなと教えられていた。なぜなら魔王の城があるかららしい。しかし魔王の城など誰も見たことない。ただの噂に過ぎないが僕達はずっと信じて生きてきた。まぁおじさんが意味のない嘘などつかないから当たり前だ。


「ぼーっとしてないで早く帰るぞ? ぎっくり腰のおじさんが心配だ。」


「それもそうだね。早く帰ろうか!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ