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内気少女の怪奇な日常 ~世与町青春物語~  作者: 彩葉
第二部 一章、新学期

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100/221

0、導入

 S県世与(せよ)市。


 十数年前に三つの町が合併して大きく発展した市である。

中でも特に広範囲を占める「旧世与(せよ)(まち)」だった地域一帯は、少々特殊な場所だった。


──旧世与町にいると『人ならざるモノ』が視える──


 正確には「人によっては」人ならざるモノが「旧世与町にいる時だけ」視えるようになる──が正しいのだが、その理由は誰にも分からない。


 ただ昔からずっと()()()()()()なのだと、視える者達の間で受け入れられ続けていた。


 人ならざるモノ達はその存在を認識した者、近しい者、利用出来そうな者、望む者に容赦なく忍び寄る。


 平穏な日常を望むなら視えないふり、気付かないふりをしてやり過ごす事が最も効果的と言われている。



 今まで霊の存在など考えた事も無かった宮原(みやはら)ハルも、世与に越してきてから視えるようになってしまった人間の一人であった。

今は亡き彼女の祖父、宮原源一郎(げんいちろう)も視える人間だったらしく、遺伝の可能性も考えられるが定かではない。


 日常に潜む怪異を通じ、内気な彼女は世与の町で少しずつ成長していく──

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