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僕と君の世界  作者: 風祭トキヤ
入学編
7/19

秘密と関係

夏休みも三分の一が終わりました...。

勉強と小説どっちも頑張ります!

活動報告にTwitterのアカウント載せたのでフォローしてください!

姉がいなくなって3ヶ月後、当時の俺は親によって力を全て制御されてしまった。頭脳、武術はもちろん、魔力や体力までもが最低値になってしまった。そうすれば、またあのような思いをしないと親は思っていたそうだ。


◇◇◇


「孤高の雷光よ、冷酷なるその力をこの身に宿し怒涛の力を解放せよ!」


俺の周りに魔力の結界が張られる。


「す、すごい.....こんな力があったなんて.....」


真友希が俺に純白で綺麗な目を向けてくる。まぁ無理もない。なんせ入試の武術と魔術テストで二つとも最低値だったからな。俺は微笑(びしょう)しつつ、呪文を唱えた。


「来い.....この身に宿る神剣(しんけん)を我に仕えたまえ!」


すると俺の目の前に剣が現れた。


「これって.....リベリオンじゃないの!?」


「リベリオン?」


「この世界に伝わる五つの伝説の剣、神剣シリーズのNo.2の闇の剣、《リベリオン》だよ!」


「そんなすごいやつなのか.....」


「剣に認められた人間しか握れることの出来ないと言われている神剣...光輝がそんなすごい人だったなんて.....」


「とにかくその話は後だ、文乃を救出するぞ」


「どうやって?」


「このまま待ってても運が良ければ助かるかもしれないが.....1番安全な策にするぞ.....」


俺はリベリオンを握り抜き、ドアの前に立ち、剣を構えた。


「その構えは.....?」


「まあ見てなって」



俺はそう疑問に問いかけてくる真友希にそう言った。


「神代流.....月蝕(エクリプス)!」


俺はそう言うと同時に5連撃をドアに切り刻んだ。バーンッ!!と大きな音を鳴らし、木材が粉々にされていた。


「よし、いまだ!」


俺達は理科室からすぐさま逃げ出し、東門まで突っ走った。


「このような手では行きませんかぁ.....」


白いフードを被った女が微笑(びしょう)していた。


◇◇◇


「光輝.....今の剣術は...…?」


「あれは俺の実家の流派の剣術なんだよ」


「神代流なんとか〜ってやつ?」


「うん。今使ったのは威力強の5連撃、月蝕(エクリプス)だ」


真友希は言ってる意味がよく理解出来なく首を傾げていた。俺達は東門を通り過ぎ、文乃を抱え近くの公園で座っていた。


「それにしても光輝?なぜ力を隠していたんです?あれほどの力があったら勉強はともかく.....体育の成績ならA評価余裕だったのでは?」


「親にある変な力で封印されてたからな、俺は中学になった頃には自分で封印をぶっ壊せるようにはなっていたけどな」


「なら.....」


と言いかけた真友希だったが、その後は何も言わず沈黙が続いた。


「けどなんで真友希は最初会った時に俺を助けるって言ったんだ?俺は一応解放したらこんなもんの力持ってんのに」


「それは.....光輝が私の生きる意味だからかな」


「そ、そうか.....」


真友希は満面の笑みを見せた。


「んっん〜......」


「文乃!大丈夫か?」


文乃が目を(こす)りつつ状態を起こした。


「大丈夫だよ〜光輝〜。ごめんね。私の為なんかに無茶させちゃって」


「まあ俺の数少ない友達の1人だもんな」


「にへへ〜ありがとぉ」


文乃はにっこりあざとい笑顔を俺に向けた。


「あ、あの.....一文字さん.....」


「お〜.....まゆがなんでここに?」


文乃が真友希に問いかけ、沈黙していた。まゆと呼ぶくらいだから仲良かったんじゃないか?この2人と最初思ってたけどこの雰囲気みると何かあるな。


「まあまあ二人ともどっかで食事でもしないか?」


しばらく沈黙し、1、2と時間が経っていった。


「あ、私明日学校だから寮に戻るね」


「分かった。急に誘ってすまなかったな」


ごめんと手を合わせ小走りに寮に戻った。

真友希には少し涙がこぼれていた。

空に浮かんでる月のように綺麗な目をしていた。

闇に包み込まれた空にぽつんと浮かんでる月のように…。


「なあ、真友希少し聞かせてくれないか?文乃との関係を」


「着いてきて、私の部屋こっちだから」


俺は黙って文乃の後を追った。


◇◇◇


「お邪魔しまーす」


やはり女の子であってとても綺麗に整頓されている。

そしてほんわか甘い香りがする。


「なーにしてるの光輝?まさかやましいことを…...」


きょとんとした丸い目をして、こっちを覗き込んでくる。


「い、いやきれいな部屋だなとおもってな」


「そ…...そうかな。ありがと」


真友希は赤面し、靴を脱ぎ台所に向かった。


「お茶いれるからちょっとソファに座ってて〜」


俺はバックを置き、ソファに座った。

部屋の広さはあまり変わらないのに自分の部屋よりも広く感じた。


「ご、ごめんね。お待たせ」


外は寒かったから温かいお茶にしたのか気分で温かいお茶にしたのか…。


「あつっ…...これはハーブティーか?」


「うん、このハーブは疲れを癒すやつなの」


「そうなのか…...。ん?この写真立ては?」


俺は三人の少女が写っている写真だった。


「この写真に写っているのって…文乃と穂美…だよな?」


「はい。その真ん中に写ってるのが私です」


俺の目に映っていたのは体型も何もかもが違う真友希だった。

次も頑張ります。

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