紅雪女帝と鬼の群れとヘロデマスター
残虐童話シリーズその壱です。
紅雪とは、血濡れたそれの事をいい。
雪はそれでも白い、ならばこそ・・・いや、否。
紅雪女帝はかくも美しい。
魔女の伝説は全て正しく、彼女は潜血のために鮮血のために魔術の力を、伸ばすしていった・・・・・・・・
だから彼女の周りは、血腥い。
それで?人は血を求める、まるでドラキュリーナ。
『まるで』なんていらないのかもしれない。
『ならば』ドラキュリーナと言うべきかもしれない。
で?彼女の元に集うはただの狼だ・・・狩りをしたいと、殺意と、怨念に満ちた、狼の群れだ・・・
それって『アマラ』だと思ってかい?
違うが、正しきに近い。
狼とはニーリッヒ・フロムの『悪について』に記されたそれだ・・・ダ・ヴィンチ・コードは発動してはならない、女の鬼帰本能はかく恐ろしい・・・鬼は、女に育ちやすい・・・魔女は、絶対に、味方にすべきだ。
鬼狩り?
魔女裁判?
どちらも終わってる、前時代的だ・・・
『ならば』
どうすべきか?
狼になればいいだけ・・・彼女に尻尾ふるって○ニパンで尻を犯されるまで犯された後、彼女以外のすべてを犯し蹂躙すればいい・・・・・・・・
世界すら、神までも、それは『まるで』デミウルゴスの所業。
悪魔に成り下がるわけではない。
獣である。
ただの獣になってしまう
生物の初源にして終焉の地点。
地平線、境界線、人間であるという線引き・・・・
人間動物園の解放・・・・
獣に戻る・・・・
日本は救われるだろう。
世界だって救われるだろう。
変わるっていう事は違うって事に繋がる。
異端、異種、変異・・・
生物の進化?
高度に発達した文明は人類に退化を促すというのに?
高純度文明が地球を殺すというのは昔から言われ続けたことに・・・
気づけ、人類
我らは紅雪女帝『レディブラッド』か暴君『ヘロデマスター』のどちらかに仕えるしか、道は残されていない・・・・
私はレディブラッドの方につくがね・・・だって、血に飢えているから?
ヘロデマスターは反逆を許し、彼につくなら革命をして、地球王に返り咲くことだって可能だろう・・・
だったらやはり、新しい愛をいただくか、愛を下らないと侮蔑するか、愛が、人間の根源であり、核であり、心を動かす大歯車で、ならばやはり、私も『中瀬古拓巳』もレディブラッドにつくがね・・・・・・・君達は獣から進化した現実から目をそらし、幻を愛するようになった。だからいいんだよ。
人間的であるというのは人間になりたい証。
人間って何だろう、心って何だろう、愛って何だろう。
その疑問を問う前にそれを欲しろよ・・・俺達は欲するぜ?
それでも説教臭くなるのはなぜでしょう?そういう気は無いのですが・・・