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裁判を終えてⅤ

早朝の成田空港、警官とOB職員はすでにホシが来る予定の


ゲートで待機をしていた。


「本当に来るんでしょうね……万が一気づかれて来なかったら俺たち……」


「おい、こんなときにあんまり不吉なこと考えんな。ホシなら来るさ、絶対にな」


「その自身は、例の有力な情報源、ですか?」


「ああ、この情報源は100%、信用に値する。なにせ自供なんだからな」


「そういうことでしたら、わかりましたよ。信じます」


「ったく、はじめからそうしておけっと、そろそろ手荷物検査が


はじまる時間だ。ホシが検査場から出て油断したところで


検査場を閉鎖、すぐに確保だ。いいな?」


「はい!」


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