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裁判を終えてⅠ

混沌の上原裁判、日本でおそらく最後となった


殺人裁判開始から数週間が過ぎた。


証拠不十分として不起訴となった上原は


そのまま精神病院に搬送された


(もともとアレだったのが裁判のストレスで崩壊したらしい)


そして、代わりに殺人の容疑者として起訴された


山村修の弁護士は俺ではない、第三者だ。


最後の通常殺人裁判とはいえ、さすがに


この日本でテレビ中継などされるわけもなく、


傍聴席から見物するほか俺に裁判を見る手段はない。


予想はできたことだが、俺が裁判所前に着いたときには


毎年転売目的の華僑達でごった返す、年末年始の初売りに


匹敵するかそれを凌ぐ長蛇の列が形成されていた。


(早く来れば抽選に有利になるということでもないのに)


あいにく俺はくじ運というものに恵まれておらず、


オペラグラス越しに見える抽選結果に手元の番号は無かった。


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