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被告・上原透(殺人) 二日目Ⅲ

「ど、どうも」


「ほんで、弁護士さんがなんの用や?


おれがなんかしはったか? 


それともなんかの詐欺か?」


ヒョウがプリントされた黒地のシャツに


キャップ姿のいろいろ混ざってる


デイビットさんが出てきた。


アメリカ系関西人、アメリカンカンサイーズとでも


呼ぶべきなのだろうか。


いろいろ面倒そうなので、さっさと用件を済ましてしまおう。


「えっと、デイビットさんだよね? 事件を通報した」


「さすが弁護士はんや。ああ、そや。


標準語で話したろか? なんやあんた、えらい


疲れてはるみたいやし」


「ぜひお願いします」


「それで、事件のことを聞きたい?」


「そうですそうです。詳しく教えてもらえますか?」


「あれは、そう。電話が終わって新聞を取ろうとして


外に出たときのこと。とても炭のにおいがしたので


2階を見ました」


「炭のにおい、つまり部屋が燃えているにおいですね」


「そうです。そして、119に電話しました」


「なるほど、それが16時43分ですね」


「そうです。電話をしたら様子を見に2階に行きました」


「そして、201号室から流れる血を発見したんですね」


「そうです。とても驚きました、そしてすぐに


110に電話しました」


「それが16時45分のことですね。最近、


何か変わったことはありませんでしたか?」

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