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1.幻の村?

〈ゴールドシークレットミッションが受注されました〉


一人しかいない空間で謎の機械音が話してきた


は?何だこれ?まだプレイもしてないし名前しか決めてないんだけど…


〈転送します。場所GMルーム〉


周りが青く光ってまばたきのうちに場所が変わっていた。


「ここは…?」


周りは淡い光りに包まれた地平線とも言えそうな空間だった。

さっきGMルームって言ってたよなもしかして…


「トゥットゥルー!!君がリーワー1億人目のユーザーだよー!パフパフ!」


背が高くポニーテールのちょっとダサいメガネをして、年上のお姉さんが急に目の前に現れて話してきた。ショウはGMルームと聞いたのでこの人がGMだと察した


ん?一億人目?スーパーとかでよくあるやつかな?


「は、はぁ…ところでいつプレイできるんですか?」


ショウは記念日とか誕生日とかがあまり興味がなく、早くプレイしたい一心だった


「少年、そう焦らない焦らない!君は記念すべき一億人目のプレイヤーなんだよ!もっと喜んでよ!」


GMが少し変な踊りをして喜びを分かち合おうとしている


「それ二回目です…なんか特典とかいいこととかあるんですか?」


「冷静だね君…まぁいいや!特典か…そうだね……………なんかめんどくさくなってきたから君の願いを一つ叶えてあげよう!」


GMは頭をバサバサしながら振り切った感じで軽く言ってきた。ショウはこんな人がGMで大丈夫なのかと心配している


そうだな願いを一つか…ガンさんが言うにはこのゲームにはレベルという概念が存在しない。そうなると最速で強くなるには…武器だな


「決まりました。武器が欲しいです。強いヤツがいいですね」


「OK!まずは武器ねちなみに種類は弓、片手剣、両手剣、魔銃、杖、ナイフ他にもいろいろあるわよ」


ショウは例えに出された武器を想像して考えている


んー…悩みどころだな。やってきたソロゲーだと一番使ったのは片手剣だ。次に銃だな。銃撃戦のゲームにいい思い出がないから銃は却下だ。昔やったクソゲーだと敵の命中率が98.8%に対してこっちは32.7%というほぼ無理ゲーをやったことを思い出した


「片手剣がいいですね、あ!どうせなら刀とかありませんか?」


「あるよー!じゃあ刀ね!これでOK!あとは送り出すだけだね」


「ちょっと待ってください!ちょっと質問いいですか?」


「ん?いいよー?」


「最初のスタート地点って固定なんです

か?」


最初のスタートの場所はとにかく大事だ。どこからスタートすれば最速で強くなるか…


「4箇所あるよ。王国、帝国、共和国、聖国かな?」


「どこが一番人口多いですかね…」


ショウは慎重に聞いた


「全部同じくらいだねー。どうしたのなんかあった?」


強くなるを目標にしたから人工密度が多いのは強くなるのに少し厄介だ。反対に少ないと独占できることが多々あるためできる限りはプレイヤーが少ない方が良い


「実はソロゲーしかやったことなくて…あ!NPCだけの町とかないんですか?」


ショウは思いつきでプレイヤーのいない町はないかと聞いた


「んー…ないことはないんだけど…」


「あるんですか!そこじゃダメなんてすか?」


さすがはcccのゲームそんなもんさえ用意してるのか…でもプレイヤーがいないならなぜそんな所を作ったんだ?


「でも上から怒られそうだし…ちょっとまってて………もしもし前開発してたあの村を丁度さっき一億人目のプレイヤーの子の初期位置にしてもいいかな?確かに難しいけど、本人が行きたいって言って……よし!ではまた」


GMが服のポケットに入れてあるデバイスのようなもので他の人達と連絡を取っていた。


この感じだと許可取れたのかな?


「大丈夫だって!じゃあNPCだけの村を初期位置にするってことでいいかな?少し難易度が高いんだけど…」


「全然大丈夫です」


ショウはGMの顔を見て結構難しいのを察したがこんな滅多にない機会を手放すほど馬鹿ではない


「じゃあ早速転送するよー」


GMがデバイスを使って何か操作をした後こちらに顔を向けてきた


「少し待ってください。ゲームが始まる前はゲーム設定をいじるように決めてるので」


GMが頷きショウは操作を始めた


こんな感じでいいかな?…ん?操作アシスト?何だこれ?


普通のゲームではない操作アシストというものを見つけた


「あの…操作アシストってなんですか?他のゲームじゃなかった気がしたんですど」


「あーそれね。操作アシストをつけておくとバーチャルで体が動かしやすくなるんだよ。でもココだけの話オフだと自由な動きができるんだよね。その分周りのゲームより動きにくいけど」


ショウはこういうのは難しいほどが燃えるタイプなので当然オフにした。オフにしたほうが強くなると感じたからだ


「じゃあ転送お願いします!」


「はーい!じゃあ送るよー持ち物とかは周りと同じで初期装備で武器だけ強いの入れとくからね」


GMがデバイスを操作して大きく振りかぶってデバイスをタップした瞬間に転移した


〈転送します。場所幻の村〉


◆◆◆


周りが淡く光りだして視界がくっきりしてきた。周りはポツポツと木造の家?みたいのがあり、草原に囲まれた場所に転送された。ちょっと霧がかってるかも?周りが見にくい…


転送する直前にGMの初期装備があるとか言ってたな。えっと…スキルと武器かな?


くれたスキルは〈鑑定〉〈収納〉ん?称号に【一億人目のプレイヤー】ってある。これはあまりプレイには関係なさそうだな


お!収納に刀が入ってる。どうやって出すんだろ……お!いきなり手に出てきた『これを出したい』って思ったら出るのか!どうせならこの刀を鑑定してみよ


龍眼刀

世界に5本しかない5豪天神刀のうちの一つ

昔、世界を滅亡まで追いやった黒龍の首を切ったとされる刀

所有者ショウ


あれ?これ結構強い武器っぽいぞ!これで最初は戦えそうGMは難しいとか言ってたけど大丈夫そう…とは思わないりこの手の罠に他のゲームで何回かかったか…お!前から人が来た


霧がかった道の前からうっすら人影が見えてきた。ちゃんと身を凝らして見てみたら


身長は低いな、剣を横に備えてる……女性?

髪は下ろしてあり、一目見たらただの超絶美少女だな。どうせならこの村について聞いてみるか


「すみません、ここどこですか?」


「お、おいお前どこの誰だ!まさか賊か!剣を手に持って!」


え…賊扱いされてる。とりあえず初期で手に入れた鑑定スキルを使うか


シス

立場 勇者

※ΩΧΗΦΠΗΘΘΧΞ

⁈⁇¶⁉√√µ¤∆⁈⁉¤¤


目の前に光の板のようなものが現れて文字が書かれた。


これはバグっているのか?まぁ少し考えればプレイヤーは居ないんだから鑑定も何もないのか


名前がシスで立場?階級みたいなものか?

 

立場が勇者!?



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