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0.神ゲーとの出会い

フルダイブ型バーチャルゲーム。


フルダイブシステムを使った仮想現実と五感を接続することで、映像や音声を感じるだけでなく、意識全体が仮想世界に入り込めるとされる近未来技術。


医療目的で作られたその技術は瞬く間に世界に広がり一世代を作った。そんな時代の中で一つの会社が立ち上がった。

その名も


    cyber Contact Company


通称ccc。この会社は医療面で重視されてきたフルダイブシステムを娯楽面としてバーチャル空間を作り、提供するVRゲームを作り出した。


このゲームは富裕層から突如に流行りだし、フルダイブシステムが主流になって来たと同時に価格を下がっていき富裕層から平民までの誰もが手を付けられるゲームとなった。


◆◆◆


「よっしゃ、クリア!今回は…18時間でクリアか。意外とチョロかったな。攻略サイトじゃ50時間でクリアとか書いてあったが簡単だわ」


VRゴーグルを頭から取り、椅子へ座ってPCを触る少年。


「もしもし。聞こえますか」


『あ?おーショウか!なんだ電話してきて。ついにギブアップか!しょうがない。このゲームは去年に難しすぎてキングオブクソゲーに選ばれたゲームだだからな。クリアできなくても恥ずかしいことじゃないぞ!』


「何言ってるんですかもうクリアしましたよ」


『は?今クリアしたって言ったのか?お前に昨日このゲーム教えたよなまだ1日もたってないぞ』


「クリアしましたって!今回は18時間でした。意外と簡単でしたね」


『お前ってやつは…このゲーム最速でも32時間だぞどうやってクリアしたんだ?』


「一番最初の負けイベントを勝ったらいきなり中盤の方のストーリーに飛ばされたんですけどレベルも装備も弱かったんでそこからノーダメでクリアしましたよ。」


『そんな事できるのはお前くらいだな。

これで世間でクソなほど難しいクソゲーはほぼすべて最速でクリアしちゃったぞ』


「たまたまですって。そんなことよりも他にもクソなほど難しいクソゲーはありますか?」


『そんなことよりもだ!お前学生だったよな。今何時だと思ってるんだよ…』


「何時って………11時!!やばい学校忘れてた!ガンさん通話切りますね!」


『おう!がんばってこいよ』


急いで制服に着替えて、電気をつけっぱなしのまま家を出て学校へ行ったのだった…


◆◆◆


「すみませーん!遅れました!」


学校の教室を勢いよく開けて息を切らしながら言う


「はぁー、またですか…わかりました椅子に座りなさい」


そのまま窓側にある自分の椅子に座った


「ねぇねぇショウくん。また家でゲームしてたの?ちょっとは早く来なよ」


手を口で隠して小声で喋ってくれる隣の女の子。少し長い髪に、女子には少し高い身長。頬を赤らめさせながら話してきた


「わかってるって明日は普通に来るよ」


隣の女の子は呆れた顔をして前を向いてノートに文字を書き始めた。


◆◆◆


この男の名前はショウ

VRゲームに命をかけていると言っていいほどゲームに夢中の高校1年生。中学2年生の時、親の単身赴任や仕事の関係て家に1人になることが多くなるからとVRゴーグルを買ってくれたのがハマるきっかけだ


ネットでできた友達ガンさんにいろいろなソロゲーを教えてもらって日々ゲームをしている


隣の女の子は香菜。幼い頃からの知り合いで幼なじみ。小さい頃に親同士が知り合いで会って、それからいちいちおせっかいをかけてくる学校で唯一話せる人


学校には大体遅れるか休むことが多い。出席日数はギリギリで届くようにしてるし、テストは毎回平均点だから学校の教師もあまり口出ししてこない


では…


◆◆◆


学校から走って帰ってきたショウはすぐにPCを使ってガンさんと通話した。


「ガンさーん学校終わりましたよ!新しいソロゲー教えてください」


『おいおい落ち着けって。そろそろお前もソロゲーだけじゃなくてオンラインのゲームをやらないか?』


「嫌ですよ。オンラインゲームって色んな人が居るから自分が一番にはなれなさそうで嫌なんです」


『なんだよ。随分と弱気じゃないか』


「だってオンラインゲームって始めたばかりじゃ上位勢とかには手も足も出なくて一生追いつけないじゃないですか」


『まぁ、普通はそうだよな、普通はな』


『でもなこのゲームを見ろ』


ガンさんからのメールでリンクが来たからそれを見たら


「リバティ・ワールド?」


『おうよ!まぁみんなリーワーって呼んてるけどな。このゲームのいわゆるMMOゲームだ。このゲームのいい所はレベルという概念がない所だ』


「ほうほう…そうしたらやり込み要素がなくないですか?」


『そうでもないんだ。このゲームではスキルがとにかく大事なんだ。ゲームでよくあるMPはなし。とにかくキャラコンが大事なゲームになってるんだ。で、これが一番でかいんだけどこのゲームなんとcccから出てるんだよ』


「cccからですか!なんか説明聞いただけでやりたくなってきました!ちょっとやって来ます。じゃあまた」


『おい待てよ…ってもういないか。頑張れよ!』


ショウは早速パソコンを使い、調べて、ダウンロードをした


へー。このゲーム9000万以上ダウンロードされてるのか…よしダウンロードをして待ち時間は他のゲームでもしてるか


◆◆◆


終わったか!やるぞー!


PCの横においてあるVRゴーグルをつけてベットへ寝た


電源を押してスタート!


転送された際には周りは淡く青く光っている空間に飛ばされた。周りには何もなく、目の前に文字が現れた


よしまずはキャラメイクだ!

名前は…ショウでいいや。いつもソロゲーしかしてなかったから名前なんか気にしなかったな


お?なんか画面に出てきたな


え…?


〈ゴールドシークレットミッションが受注されました〉


俺…まだプレイしてないんだけど…



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