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episode 0 「バランスキャラは環境キャラ」

初めての作品投稿です。評価が良ければ次を出します。

 皆さんは4次元という物をご存知だろうか。3次元なら聞き馴染みがあるだろう。例えば、3Dプリンタ、VRゲームなどなどある。

 では、4次元とは何なのか。それは異世界、近いものといったらパラレルワールドが結構近い。

 

「よ〜し!ついに仕天堂が出した新しいゲーム機が届いたぞ!」


 宅配便のダンボールのような物にギチギチに詰められていた。このゲーム機は今までのゲーム機とは違い、組み立て式のらしい。

 とりあえず俺は組み立てようとしてみた。


 「これ説明書もないのにどうやって組み立てればいいんだよ…」

 

 そう、どこにも説明書が無かったのだ。

 どうすることも出来なかった俺は、とりあえず仕天堂のホームページを見てみることにした。何やらボタンを一回押すだけで組み立てまで一気にしてくれるらしい。


 「おお!すげぇ!あんな小さな部品一個一個がちゃんとくっついていく!ただ…」


 一つこれを見て心配だったことがある。

 

 「この接着剤ア○ンアルファ何だけど!?!?」


 そう、ア○ンアルファなのだ。

 基本的にプラモデル等の接着で使う物には、専用の接着剤が使われるだろう。だが、どう考えてもゲーム機にア○ンアルファを付けようとはならない。

 俺は考えるのをやめた。

 とりあえず組み立てが終わったらしいので、起動してみることにした。

 

 「充電がありません…?」


 おい天下の仕天堂。よくある中華製のアンドロイドじゃないか。

 

 「まぁ充電するかぁ…」


 充電してる間に今日買ったゲームの内容と攻略の仕方を確認してみることにした。

 まず、このゲームには200種類以上のジョブがあるらしい。基本的にどのゲームにも強キャラ、弱キャラというものはあるものだ。そこで俺は強キャラ…ではなく弱キャラがどれかみることにした。

 

 「弱キャラがー…? 忍者…? 狂戦士? どういうことだ? すごい強そうじゃないか…。

  えっと、基本的に一つのステータスに特化したキャラは弱キャラです。忍者はスピードしか特化してなく、狂戦士は力にしか特化していません…なるほど?」


 ピコン

 

 何やらちょうど充電が完了したらしい。

 早速今日買ったゲームを起動してみた。


 早速起動してみると、俺は異世界のような場所に移動した。

 

 「これはもしかして…俺は何か特別な存在で、電源を押したら勇者に選ばれたとか!?」

 

 厨二病である。私は20を超えたニートのくせにまだ厨二病を拗らせているのだ。まぁ、俺が勇者になんて選ばれるわけがないのだが。そもそも20を超えたニートが勇者なんてやってたら、永遠にSNSでのおもちゃになるだろう。


 『ジョブを選択してください』


 「おお、なんかパネルみたいなの出てきた。んーっと、ジョブ選択? 確かバランスキャラが強いんだよな。じゃあ逆張りで一点張りのキャラにするか。

  えっと、忍者ってやつ普通に強そうだったよな。ここは忍者にしてみるか。」

 

 『次に、ステータスポイントを割り振ってください。』


 「ステータスポイント? 10もあるのか。今のステータスを一度表示してみて考えようか。」

 

 『 名無しのステータス ジョブ【忍者】


   HP   10

   MP       0

   攻撃力     20

   防御力     0

   魔法力     0

   運       0

   クリティカル率 10%

   ヒット率    90%

   回避率     75%       』

                    

 「こりゃすごい…綺麗な一点張りじゃないか…なんか燃えてきた!早速入ってみるか!」


 『ゲームが始まります。急な暗転にご注意ください。』

  

  

  

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