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大コケした受験生のその後  作者: よむよむ
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スタートラインにすら立っていない。

 流されるままに月日が経ち18歳になってしまった。

 自分が働く姿なんて想像できず、大学に行くものだと思っている。

 受験勉強しなくてはならないことが分かっている。

 でも、気力が起きず、中途半端な時間を過ごすうちに現役時は失敗してしまった。

 これは、そんなありふれた少年が、浪人時代をどう過ごし県名を冠した国公立大学へ進学したかの経験談。本当によくある話です。


 同じような高校時代を過ごしてしまい浪人をしている人は、今でもどこにでもいると思う。

 なんとなく田舎の県で半ばぐらいの高校に通って、一応レールと言えばレールに乗ってるんだけど、このレールに沿って進むと地元の国立大学に入るのもちょっとしんどいかもという高校生。

 そんな人たちの何かの参考になればと思い書いてみた。


 話を始めよう。


 現役時代の受験勉強は、完全にやらされ仕事の気分だった。


 私の現役時の偏差値は47程度。 

 高1、高2のころは、予習復習なんてしたことなかった。

 学校でも塾でも、黒板を書き写すだけの筆記マシーンだった。

 定期テスト前に一夜漬けするだけ。

 習ったことの記憶はすぐに薄れ、断片的な記憶だけが残っていた。  


 高3になっても、勉強することに本気になれず、半ばさぼってすぎていった。

 そんな自分にほとほと嫌気がさしていた。


 何をしていても月日は流れ、センター試験の当日がやってくる。

 当然、まったくできなかった。

 一度も、センター試験の過去問を解いたことがなかった。

 たぶん、現実を見るのが怖かったせいだと思う。

 そのようなことであるから、問題を最後まで解き終わる前にタイムアップする教科ばかりだった。

 まさに自業自得なわけで、あまりの情けなさが顔に出ていたのか友人に笑われた。

 すっかり嫌になって自己採点もしなかったので、センター試験が何点だったかも、わからない。


 高校卒業時は、自分でも名の通った大学に行けるとは全く思えなかった。

 もしあなたが、同じ状況にあるなら、どう立て直しを図るか?

 その参考になればと思う。


 現役時代に何故さぼってしまったか振り返ってみると、内発的動機(自分のうちから沸き起こる意欲や関心)がなかったためだと思う。

 高3になったからという時期的な理由、言い換えると外部状況で勉強しなくてはと思っていたのだ。

 いわば、気の進まない仕事をやらされているという気分だったのだ。


 転機は、偶然の経験だった。その経験により、行動が変わった。

 

 私の経験からお勧めするのは、大学と、そこにいる人々を実際に見てみることだ。

 皆が欲しがるものには、実見すると相応の魅力がある。

 見るまでは欲しくなくても、見てしまうと欲しくなる。


 本話では、内発的動機について語った。

 次話では、内発的動機を得た経験を語ろう。

 ついでに現役時代の失敗の顛末も語ろう。

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