m2.完結のおしらせ
※注意です。
〇この投稿は、『とり』の書いた長編小説、『鉄と真鍮でできた指環《2》 ~ネクロマンサーの秘薬~』(※旧サブタイトル:~愚者の生んだ、怪物~)(以下『鉄と真鍮でできた指環《2》』)の、連絡用の文章です。
〇「船」。「海」。「沈む」。の表現をふくみます。
〇ほぼすべて会話体です。
〇登場キャラクターは、魔術の名門【学院】の女学長・史貴 葵(21才。金髪で碧眼。美女)と、同学校の女子生徒・メイ・ウォーリック(17才。黒髪黒目。美人)です。
〇本編のふんいきや、キャラクター、世界観などのイメージを壊すおそれがあります。
〇以上の点に抵抗のあるかたは、閲覧をしないことをおすすめします。
〇これより先、【もくじ】ののち、本文にうつります。
・・・
〇もくじです。
1.完結のおしらせ
2.おやすみのご連絡
3.修正の予定
4.今後の活動について
5.おわりのあいさつ
6.反省会
史貴 葵(以下:葵)「反省会を、しましょうか」
メイ(以下:メ)「もくじの意味は?」
葵「……。わかりました。『あれがだめだった。これがだめだった』。『ああすればよかった。こおすればよかった』と後悔なんてやろうと思えばキリがありませんからね。後回しにするとして」
メ「はいはい」
葵「――。『鉄と真鍮でできた指環《2》』のみを御覧になったかたは、たぶん“おまえだれ?”ってなる見慣れない顔。わたくし【学院】の院長をしております。史貴 葵と申します。どうぞ。今日はよろしく」
メ「一度リリンとこの手の連絡回をやっているはずですが」
葵「“読むかばかたれ”とか“はっ? 忘れたわ”っていうかたが大半なのではないでしょうか。それよりチャッチャと仕事を終わらせて、このまっ暗な深海から安心安全の陸地にあがるとしましょうか」
メ(……。しんかい?)
~1.完結のおしらせ~
葵「このたび。『鉄と真鍮でできた指環《2》 ~ネクロマンサーの秘薬~』が完結となりました」
メ「連載期間は……。八か月。書き手の『とり』は、かなりやる気の上下が激しいので、まあそんなものかな。と思います。遅筆でごめんなさいね」
葵「最初から見てくださったかた。途中から見てくださったかた。また“立ち読みていどじゃウラああああっ!”というかた。ありがとうございました」(ぺこ)
メ「ありがとうございました。――ところで史貴先生」
葵「なんでしょう?」
メ「なぜわたくしたちは潜水艦のなかにいるのでしょうか」
葵「そうでもしないとあなた黙って早退しちゃうでしょう」
メ「……。……(図星)」
~2.おやすみのご連絡~
葵「書き手の『とり』は、もうひとつ、長編をこのサイトに投稿しているのですが」
メ「あの。お休みのおはなしは?」
葵「まあ聞きなさい。とにかく。もうひとつの長編小説が、まだ終わっていないんですね。なので少しのあいだは、そちらの執筆に時間を使うことになりそうです」
メ「それで?」
葵「そちらの長編が完結したら、まとめて休みをいただこう。と考えています。期間はおよそ一ヶ月。とはいえ、休みのあいだにも【季節編】は投稿するかもですが」
メ(……。シレッと増えてたあの短編集ね)
~3.修正の予定~
葵「休んでから作業に入ります。では次。『4.今後の活動について』」
メ「現時点で決めていることだけでも仔細におねがいします。ていうか。上記のような一文で済むくらいなら、わざわざトピックたてる必要もなかったのでは?」
葵「はいはい。(←生徒に正論を言われてキレる大人げない教師の見本。)――一カ月の休暇期間後に、加筆・修正作業に入る予定です。が。やすんでいるあいだに、あんまりひまをもてあますようなら、休暇中にも手をくわえるかもしれません」
メ「あいまいな」
葵「ごめんなさいね。これが今伝えられる限界なんです」
メ「……。仮に。休暇時期のあとに読み直すとして。どれくらいの時間で終わらせるとかは決まっているのですか」
葵「ひと月以内には終わらせたいと思っています。ただし。それは『鉄と真鍮でできた指環《2》』の内容のみにしぼって、表現の調整をつける。というていどにしておきます」
メ「いまひとつよくわかりません」
葵「前作までの内容とは、多少の矛盾やまちがいがあっても、目をつぶる。ということです」
~4.今後の活動について~
葵「だれも興味ねえよ。っていうのを前提でお話ししますが」
メ「つまり今『とり』は、誰もいない空間に向かっておはなしをしている状態というわけですわね」
葵「それはいつものことなので。まあいいとして」
メ「……。……。……」
葵「つぎのお話しの概要は、まあ、だいたい決まっています。投稿するかどうかもわかりませんし、長編になるかどうかもわかりませんが」
メ「短編ではないのですか?」
葵「それよりは長くなりそうですね。あと【日常編】やサイドストーリー・タイプのショートストーリーに関しましては、別に出す予定をたてています」
メ「【季節編】のことですか?」
葵「……。そういえば。勢いで短編集タイプの長編を追加しましたね。あれとも別です。ほんとにとりとめもない話とか、出しそこねたサイドストーリーをペペッ。と投稿するって感じです」
メ「なんにせよ。この長編の三作目は、『構想はある』。という段階なんですね」
葵「そうですね。『構想しかない』段階です」
~5.おわりのあいさつ~
葵「はい。では、以上で今回のご連絡は終了です。ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました」
メ「おつかれさまでした」
葵「えー。サクッと終わらせてしまって、申しわけない気がしないでもないのですが」
メ「どっちなのでしょう」
葵「どちらなのでしょうね。――こほん。これより先は、『反省会』にうつります」
メ「反省会には、書き手の『とり』の弱音やグチ、言いわけが多分にふくまれる見込みです。また、お礼文や終わりのあいさつはありません」
葵「以上の点に“べつにいいよ”っていうかたのみ、反省会にはおすすみいただけるとさいわいです」
メ「“いや。もう疲れた。むり”というかたは、ここでさようならとなります。長々と失礼しました。そしてここまでお読みくださり、ありがとうございました」
葵「――では。これより先。反省会に入ります」
~6.反省会~
葵「キャラクターなんですよね」
メ「はあ……」
葵「今回は【学院】のなかでも、とりわけ我の強い【メイ・ウォーリック】がヒロインだったわけですが」
メ「どうも」
葵「【ウォーリック】に関しては、『うまく書いてあげられなかったなあ。』というのが『とり』の見解です」
メ「すみません。『うまく書いてあげられなかった』という表現に、反射的に“きも……”って思ってしまったのですが」
葵「かまいません。作家というのはどこかしらに気持ちの悪い成分をふくんでいるものなのです」
メ「作家というか。……『とり』だけなのでは?」
葵「いずれにしても。『~学院の賢者~』編からの続編ということで、『やりにくかった。』という点では後悔が膨大です。どうしても踏襲しないといけない設定とかがあるので」
メ「手短にお願いします」
葵「後悔については、【キャラクター性】の描きかたと、小説としての【クオリティ】の二点です。しかし後悔が大きいぶん、満足している点もあります。こちらは一点だけですが」
メ「では。満足していることからおねがいします」
葵「今回の『~ネクロマンサーの秘薬~』編につきましては、一作目よりも『好きに書けた』という手応えが強かったです。その反面、読み手のかたを置きざりにするような表現・展開(説明を端折るなど)が、あったことも確かです。が。……そうした【身勝手さ】もふくめて、『とり』は書き手としての自分を評価しています。手前みそでなんですが」
メ「好きほうだい書くのは結構ですが。それは諸刃の剣なのでは?」
葵「はい。なので。後悔している二点は、まさにこの満足している点と表裏を成すもの。キャラクターの言動や人格、行動原理やドラマ性。それらをまるっとふくめた【エンターテイメント小説】としてのクオリティ。これらが、自由に書いたことによって【独善的】な品質になってしまった点は否めません。ここがまあ。やりにくかった。と『とり』が思ったとこですね。そして『もうええわ。気にせず好きに書こ』となった所以でもあります」
メ「“ほんっと読みづらかったわ!”とか。“ワケわからんかった!”というかたは、すみませんでした。たいへん失礼いたしました(『とり』が)」
葵「失礼しました。――で。今後の指標としては、先に言った書き手としての自由性と、読んだ時の印象を、どう共存させるか……。まあ折り合いをつけるってとこですね。あるいはエゴに振り切るか。それをつぎの作品で表現できていればいいのですが」
メ「自信がない?」
葵「どうでしょう。明言は避けます。努力はするのでしょうが」
メ「反省点については以上でよろしいので?」
葵「ええ。他にもあるにはあるけれど、書きだしたらキリがないので。このへんにしておきます」
メ「では。わたくしもお役ごめんですわね。はやく帰還しましょう。史貴先生」
葵「でも私……。潜水艦って操縦できないし」
メ「はあ?(←まじギレ。)じゃあこれはどうやって深海まで来たんですか」
葵「来たっていうか。てきとうに乗って適当にやってたら、知らないあいだに潜水していたというか」
メ「それは……。沈んでいるというのでは」
葵「そうとも言いますね。時にウォーリックさんは操縦のほうは」
メ「できませんが」
葵「……。……。……。……」
〈おわり〉
読んでいただいて、ありがとうございました。




