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恋する話  作者: チーズ
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生まれ変わって

今回の話は、「指先」に登場したカップルの続編です

  告白から2年。私達は20になった。

  「うーん・・・」

  今日、20歳になる私。大好きな彼と遊園地デートだ。

  何を着たら良いのだろうか?

  大人っぽく? セクシーに? 可愛く?

  分からない。

  姿見とにらめっこする事1時間。そろそろ時間だ。

  チッ近くにあるヤツを着るしかないか・・・

  見じかにあったレギンスを履いて、黒いスカートに白いシャツを合わせて部屋を出る。

  久々の休日。電話は毎日してるけど、会えることは少ない。お互いに高校を卒業してからすぐに就職したので今は結構忙しい時期。

  お互いに頑張らなくちゃいけない時期だからなかなか休みが取れずかれこれ3ヶ月近く会っていない。

  いや、ほんとね

  つらたん_(:3 」∠)_

  そして、彼が私の誕生日のために休みを取ってくれた大切なデートの日だった。だからこそ、力を入れて可愛い格好をしたかったのに・・・

  時間なんて、止まってしまえばいいのに・・・

  ジョ〇ョ立ちしながら自分で、ずぎゃーんと叫ぶ。

  超虚しいわ・・・

  電車にかけ乗ってスマホで時間を確認する。

  ま、まあ、ぎりぎりセーフだな・・・

  ミラーを確認しながら前髪を弄ってしまう。

  こっちの方がいいかな? いや、こっちかな? いや、でも・・・

  と永遠に終わらない自問自答を繰り返す。

  そして、いつの間にか降りる駅についていた。


  「楽しかったぁあ!」

  遊園地の中を歩き回ってぱんぱんになった脚で跳ね回る。

  スニーカーで来てよかった

  満面の笑みで笑う私を彼は愛おしそうに見つめる。

  あ、その視線、好きだな

  多分、行き先なんてどこでも良かったんだ。

  隣に彼がいてくれるなら。

  「なぁ、ちょっといいか?」

  「ん?」

  ライトアップされた観覧車を背にして、彼が私を呼び止める。な、何? 別れ話?

  ちょっとドキドキしながら彼を見つめると、彼の顔がほんのりどころではなく、真っ赤になっている。

  それは、ライトアップのせい?

  「誕生日、おめでとう。生まれてきてくれてありがとな。ついでにさ、待田から林に生まれ変わってみませんか?」

  プロポーズだった。

  告白の日と同じように真っ赤な顔をしてる。

  大好きだ。

  私は彼の手の中にある指輪を受け取って、抱きしめながらほっぺたにキスをする。

  口じゃないのはわざと。

  ちょっとあざとくしてみた。

  君はどんな顔をしてくれるかな?

  きっと、真っ赤な顔を隠すように口元を押さえてるよね。

  知ってる。

  だから、私は毎日あなたと同じ家であなたの帰りを待っていたいよ・・・

  あなたの隣で、死ぬまで笑わせてください

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