表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

我、冒険の末に凶暴なる獣を手懐けたり!

 

「道に迷ったよ。ねえ、迎えに来て」

 電話越しにそうねだられた。

「朝、冒険に行くとか行ってなかったか?」

「大冒険だよ! 森を抜け、小川を渡り、最後には凶暴な獣をテイムしたんだから! 見せてあげる!」

 隣街の橋の下まで行けば、あちこち汚し、傷だらけの娘が、得意顔でテイムした獣とやらを掲げた。

「ノラ猫ってね、粘り強く後を追い掛け続けると触らせてくれるんだよ」

 語り疲れた娘と子猫は、後部座席で冒険の続きの夢を見る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 読み終わってほわっとした気持ちに包まれました。 『凶暴な獣』が猫って可愛いらしいし、やんちゃそうな子供が『娘』なのが印象的でした。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ