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作者: まさや


見慣れた道は遥か遠くに


記憶の彼方


毎日歩いたあの道は今も僕の記憶のままですか?


大人になった僕はもう道を歩いてはいない


他人のレールをなぞっては


その都度、頭を下げる


不満も不安もいつしかどこかに消えて


今はその毎日が当たり前になっている


今も昔も歩いていることは一緒


けれど昔の道を歩く僕は夢や希望があった


だからレール歩くのは嫌だった


既にゴールが示されていたから


自分のペースで歩く


時には遠回りしたり近道を歩いたり


自分次第で変わっていく


街を風が自由に泳ぐように


向かい風になったり追い風になったり


時には横から


そんな風に自由に


あの頃が懐かしく思える


振り返っては今の自分と重ねてしまう


けれど今は今だ


昔とは違うって分かっている


だからレールを歩くのだ


それが自分のためだから


でも今の自分で昔の自分を塗り潰してはいない


あの頃歩いた道は時がいくら過ぎようとも色褪せることはない


その場所がどんなに変わろうとも

でも育った道が変わっていくのは悲しいから


尋ねるのだ


あの道はあの頃のままですか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『詩』ならではの短く、力のある描写が効いている。読みやすく改行してある点も、読者への配慮を感じさせる。 [気になる点] 特記事項なし [一言]  はい。どうも。こんにちわ。  桜も盛る季節…
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