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猫姫  作者: 四季道理
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はじまり

はじまり


 しばしば変異というのは突然起こるものだ。

 起こるとは聞いていたが、ほぼ100%世迷いごとだと思っていた。

 幽霊もみたことないし、痴漢にも会ったことが無い。

 正直、平和を地でいく人間だ。

「うーん」

 だから、正直なところこの事態には大変困惑していたというわけだ。ワタシは。

「手に肉球がある」

 見たことも無いものだからついまじまじと見てしまう。

 頭も時折ピョコピョコうごくから気のせいかと思っていたが、手を伸ばして見れば柔らかいモノが。

「耳か」

 となれば。

 想像して下さい。

 しっぽがぴょこんと動くところを…。

 

 …ぴょこん。


 動いた。

「ふむ。いわゆるこれが『猫娘』だな」

 

 周囲の景色も全くみおぼえのないところで本来であれば焦らなけばならないはずだったのだが、ワタシは「げげっげ」と口ずさんでいた。

「見切り発射もいいところだ」


 ボソリと誰かがつぶやいた。

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