月の恋 / 裏
キミの前に立ち塞がる
全ての涙の始まりを
ボクはこの手で
一つずつ排除していく
例えキミにこの存在
気付いてもらえなくても
例えボクの体が動かなくなっても
構わない
キミのこれからが
笑顔で溢れるものになるのならば
キミは月のように輝けばいい
ボクはキミの影になる
ボクから輝くキミは見えないけれど
キミの心の暗い場所は
ボクが人生をもって護り抜く
誰もが報われないと言うだろう
それでもボクは
この世界に
キミの内に
生きた証を残せるなら
もうそれ以外
何も望まない