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多恵と君
しょうがないんだ
親離れでも、子離れでもない
第三の自立
泣いている、
オレはここで泣いている
白に似合う声じゃない
でもこんな時だけ
やけに似合う
泣いている、
多恵もここで
僕と一緒に
おかぁちゃんは
なんで返事
してくれへんの
子供の自立には
子供の思い通りにならない
「悪い母」も
必要なんだって
オレってそんなに子供だったの
おとぉちゃん
泣き過ぎよ
しっかりしなさい
ちぃちゃいお口に
妻の陰
オレの陰
多恵の陰
おとうちゃんが
しっかりせな
あかんよな
多恵を
そう言って
抱え上げた
僕たちは
ガッツポーズした
おかぁーちゃんに
まけへんでぇー
黒田三郎という方ご存じですか。
あの方の詩は、一言言って、泣けます!
ちょっとリスペクトした部分もある今回の。
どうでしょうか?




